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笑わないで、話を聞いて ~インナーチャイルドセラピー体験談~【癒しのワーク付】

みなさん、こんにちは!インナーチャイルドセラピストの、ほりごめさきです。

オンラインサロン「セラピールームSweetHome」を主宰し、傷ついたこども時代の自分(インナーチャイルド)を癒し、自分らしくしあわせに生きることをサポートさせていただいています。


前回、noteを書いてからずいぶん、時間が経ってしまいました。実は、とっても楽しいことに全力投球しておりまして、大変豊かで、幸せな時間を過ごしていました。今、達成感と充実感でいっぱいです!

エネルギーをたくさん充電したところで、またここで、インナーチャイルドを癒し、ますます自分らしく、幸せに生きることについて、みなさんと一緒に考えていきたいなと思っています。

どうぞ、よろしくお願いいたします!


笑われて傷つくインナーチャイルド


さて、今日のテーマは、「笑わないで、話を聞いて」です。

家族に笑われたり、からかわれたりしたことで、心が傷ついた経験からインナーチャイルドを癒した体験をシェアしたいと思います。

エピソードはたくさんあるんですけれど、一番小さな時の記憶から紹介します。

「さきの好きな食べ物は何?」と聞かれた、5歳くらいのわたし。元気いっぱいに「白いご飯!」と答え、家族から大爆笑されました。「子どもらしくない」と言われたように記憶しています。

大人達は、おそらく、ウィンナーとかハンバーグとか、子どもらしい答えを期待していたんでしょうね。予想とのギャップが大きすぎたのでしょう。その一時だけで話が終わればいいんですが、親戚が遊びに来た時に話を蒸し返して、また、からうんです。

幼いわたしは、すごく悲しく、ショックでした。ばかにされている、こけにされている、と感じ、その場から消えてしまいたいような恥ずかしさでいっぱいになりました。

同じ感情に悩まされることは、その後の人生でも続きました。

幼稚園のお遊戯会、本番のステージ上で派手に転んでしまって、会場中の人に笑われたり。小学校の授業中、おかしなことを言ってしまったらしく、意味もわからず爆笑されたり。思い返せば、本当にいろいろあったなぁ…。

一番心に残っているのは、わたしが大好きなものを、笑われたり、あざけるように扱われた時のことです。

中学生のことから、わたしは浜崎あゆみさんが大好きでCDを集めていたんですが、父がテレビを見ながら、「歌が下手」「なんでこんな歌がいいの?」と、全否定。ドラマを見て、この女優さんの演技が上手いと思う、などと話していると、「こんなのどこが上手いの?」と、あざけり笑い。

これが、本当に辛かった!

中学生の女の子が好きなものに、中高年のおっさんが共感できないのは当然のことですけれど、なんでこういちいちいちいち横から口出ししてるんでしょうね?大人になった今ならば、「うるさいな、あんたの意見は聞いてないんだよ、ほっとけよ」って言えるんですけど、当時のわたしはそれが言えなかった。

それはなぜかというと、5歳の時に感じた「その場から消えてしまいたいような恥ずかしさ」が、心の奥に残っていたからです。


「笑われる」=「恥ずかしい」という思い込みを癒す

笑われたり、好きなものを否定されたりするたびに、5歳の時に白いご飯が好きという気持ちを否定されたわたし(インナーチャイルド)の傷がうずき、「恥ずかしい」という気持ちがよみがえってしまう。

ネガティブな感情の回路が、わたしの中にできあがっていたんですね。

5歳の自分をイメージして、癒しの言葉をかけていると、「笑わないで、話を聞いて」という言葉が思い浮かびました。

わたしをばかにしたり、こけにしたりせず、同じ目線に立って話をしてほしかった。それがわたしの本当の望みでした。

インナーチャイルドの仕組みを理解すると、自分の心のくせ、考え方のくせが、よくわかるようになります。そうすると、何か嫌なことがあったとき、冷静に自分の心と向き合うことができるようになります。

自分の心のくせとは、自分らしさのこと。
インナーチャイルドと向きうことは、自分らしさを知ること。

インナーチャイルドの知恵を身につけると、生きることが前より少しだけ、楽に感じられるようになります。


映画「Don't Look Up」が気づかせてくれた、インナーチャイルドの傷


先日、「Don't Look Up」という映画を観てきました。最高でした! 分断が進む世界を盛大に皮肉ったブラックコメディです。


半年後に地球に衝突する彗星を見つけた天文学者は、世界中に危険を訴えようとします。しかし、誰も真剣に耳を傾けず、「でも、大丈夫なんでしょう?」と、笑って聞き流されてしまって……、という筋書き。

一番心に残ったシーンは、ジェニファー・ローレンス演じる大学院生が、「彗星が衝突したらみんな死んじゃうのよ!」と、泣きながら、ヒステリックに叫ぶシーン。必死の訴えにも関わらず、「あの子には安定剤が必要ね」と相手にされません。

このシーンを観たとき、「わたしもこういう対応されたことある!」と過去の記憶がよみがえりました。

20代前半の頃のことです。家族に言われたことで、カチンときて、映画のジェニファーと全く同じように叫んだんですが、映画と同じように、誰もまともに話を聞いてくれませんでした。深刻な気持ちをわかってもらえず、笑い飛ばされてしまうつらさが、このシーンを見てよみがえってきました。

あの時のわたしに、安定剤を分けて慰めてくれるレオナルド・ディカプリオみたいな上司がいたら、その後にやってくるインチャズタボロ暗黒期も、もう少し楽に乗り越えられたかもしれません(笑)

インナーチャイルドを意識して生活していると、映画の中や、日常生活の中には、心を癒すヒントがあふれていることに気づかされます。

多くのヒントは小さく、ささいなものですが、心に及ぼす効果は絶大です。「Don't Look Up」はそれを実感させてくれました。興味がありましたら、ぜひ、ご覧になってください。


あなたも一緒に、インナーチャイルドを癒しませんか?


人に笑われたり、好きなものを否定されて傷ついた体験、あなたにもありませんか?

人に笑われたり、ばかにされたりするのが怖くて、素直な自分を出せなかったり、言いたいことが言えなかったり、好きなことを堂々と楽しめない……、そんなことはありませんか?

もし、ひとつでも思い当たることがあるならば、そこにはインナーチャイルドを癒すヒントが隠れているかもしれません。

下記の有料記事に、簡単なワークを掲載しています。インナーチャイルドと向き合い、癒しのヒントを知る手助けとなるワークです。

ワークは質問形式になっており、順番に応えていくことで、実際のセラピーの流れを体験できる作りになっています。効果は、すぐに実感できないかもしれません。けれど、ワークに取り組むことによって、「心のフック」のようなものが作られ、身の回りに隠れているインナーチャイルドを癒すヒントに気づかせてくれます。興味がある方は、ぜひお使いください。



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