3日間オーストラリアのスーパーラグビーチームの通訳をして感じた3つのこと
今まで生きてきたなかで一番といっていいほどわくわくできるような仕事でした。
みなさんこんにちは!
兵庫県で高校英語教員をしながら海外ラグビーチームの通訳をしている赤松魁と申します!
先日3日間オーストラリアのラグビーチームの通訳をしてきたので、その時の学びをシェアしたいと思います!
・英語を使って仕事をしたいと思っている人
・ラグビー好きでラグビーに関わる仕事をしたい人
・ラグビーとアメフトの本質的な違いを知りたい人
にすこしでも学びがあればなと思います。
1.オーストラリア英語はアメリカ英語と全く違う。
去年ニュージーランドラグビー代表の通訳をした時とデジャブだったんですが、多くの日本人が習ってきたアメリカ英語とオーストラリア英語(オージーイングリッシュ)・ニュージーランド英語(キウイ)は全く違うんですよね。
たとえば数字に関すると、
Tenは英語で「テン」と発音すると思いますが、
オージーイングリッシュでは「ティーン」と発音します。
数字だけでいわれると「Teen」と同じ発音なので意味がわかりませんでした。笑
文脈で何とか判断できますが、理解しづらい発音が日本人にとっては多くあると感じました。
また、発音以外の表現に関しても理解できないことがありました。
突然ですがみなさんこれって英語でなんて言うか知っていますか?
なにかしらIceとかcoolとかがつくのかな~と思うのではないかと思います。
実際にアメリカ英語では、cooler boxと呼んでいるようです。
ですが、オージーイングリッシュでは、
「Esky」
と呼びます。笑
驚きですよね笑「Esky」といわれて全く理解できなくてマネージメントの人に見せてもらいながら説明してもらって意味を理解できました。
日本語でも東北や沖縄の人が強い訛りで話すと全く意味が分からないように、英語でも国が違うと全く理解できない時があるので海外に行くときは事前にフレーズなどを確認しておきましょう!
オーストラリア英語ではありませんが、アイルランド英語がアメリカ英語ネイティブでも理解できないという動画があるので見てみてください。
2.プロフェッショナルなメンバーだけど常にピリピリしてるわけじゃない。
スーパーラグビーは移動が大変ハードな大会で、今回担当したチームも、オーストラリア→日本→オーストラリア→ニュージーランドと毎週のように国外や国内でも長距離移動(オーストラリアは日本の20倍の面積がある。めっちゃくちゃでかい笑)をしています。
だからこそチームを毎週のように決まりきった食事メニュー、練習メニュー、練習外のスケジュールの動きがあると選手は疲弊してしまいます。
だからこそ、フリーの時間はストレスのかからないように選手の食べたいものを食べさせたり。(めちゃくちゃ選手焼肉食ってました。)
街にでて家族へのお土産を買ったり、遊びに出かけたりしていました。
そこから練習と遊びの切り替えをうまくマネージメントは行っているなと感じました。
僕はまだ国レベルの代表の通訳をしたことがないのでどれほどピリピリしているかはわかりませんが、代表同士の試合では試合で勝つために食事・練習・練習後の時間などを決めているようです。
今年のワールドカップで代表レベルのチームがどのようにマネージメントをされるのかが少し怖いですが、楽しみにもしています笑
3.ラグビーとアメフトの本質的な違い。
ラグビーしているとよく言われるのが、ラグビーとアメフトってどう違うん?という質問。
正直アメフトをあんまり知らないので、前にパスできるのがアメフト、前にパスできひんのがラグビーと言っていました。
ですが、チームの通訳を一緒にしていた方のラグビーとアメフトの違いを聞いてなるほどな~と感じました。
少し話を変えますが前に日大のアメフト問題がありましたね。
関学のプレイヤーに危険なタックルとして連日メディアがニュースを出していました。
その事件が起きた時の試合なのですが、危険なタックルがあったにも関わらず、味方チームのメンバーはあれはいけないと思っていても乱闘になったり、危険なプレーをした相手に対して講義をその場であまりしていませんでした。
一方ラグビーは味方プレイヤーが危険なタックルなどのプレーを相手からされた時は味方を守るためにも、相手チームに立ち向かったり、ときには乱闘になったりします。
これがなぜ起きてしまうのかというと、
ラグビーは監督はいるが、試合中には基本的には指示をすることが少なくキャプテンが主体となって動くボトムアップな組織
ですがアメフトは監督からの指示が多く監督主体なトップダウンな組織
という組織の違いから起きているとおっしゃっていました。
まあ最終何が言いたいかというと、ラグビーは主体性が生まれやすいスポーツで、アメフトは受動的な面が生まれやすいスポーツということです。
アメフトで主体性がつきにくい!ということではなくラグビーと比べるとということなので誤解だけはしないようにしてくださいね!
https://www.google.co.jp/amp/s/fitbiz03.exblog.jp/amp/9139295/
この記事でラグビー型・アメフト型組織の話を書いてあったので、こちらも参考にしてみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございます!
赤松
#ラグビー #通訳 #オーストラリア英語 #訛り #プロフェッショナル #スーパーラグビー #マネージメント #危険タックル #監督 #ラグビー型組織 #アメフト型組織