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保育園へのモヤモヤ・・


歯科衛生士さきです!
こんな質問をいただきました!


わかる〜〜〜〜〜〜

足がついていないこと、テーブルが高くて腕が上がっているのが気になった。
咀嚼時に足についていなくても大丈夫か聞いた。
返答は背中にクッションを置いているので背筋がピントしているため大丈夫だとのこと。
ママは納得できていない。

この回答を書いていきたいと思います!

「足ついてほしいし、腕は上がってほしくない」

結論から言うと、
咀嚼時は足の裏はついていてほしい。腕は上がってほしくない。です。


「咀嚼も嚥下も姿勢によって質が変わるから」


理由は
食事というのは、咀嚼も嚥下も姿勢によって質がうんと変わるからです。

例えば口腔機能低下症の診断で使われる「舌圧測定」では足の裏がついているか、ついていないかで舌の圧力は変わります。

この舌の圧力は上顎に舌を押し当てて食べ物を潰したり送り込んだりする際に重要になります。

足の裏をぺたっとくっつけておくことが、
舌が動かしやすくなり、歯の上に食べ物を送る舌の動きを容易にし、
舌が上顎に当たりやすくなるため、送り送り込む動きができ嚥下をしやすくなります。

さらにこの嚥下は体の軸が大切になります。
身体をまっすぐ支えられることができるから、体の真ん中にある舌が中心で動くことができるのです。

となると
足の裏がつかない、腕があがる=脇肘が閉まらない 状態ですと
本来持っている能力の嚥下ができません。



安定できる姿勢を経験している


細かい作業をする時、大人は脇肘が閉まった方が安定しませんか?

「安定できる姿勢」が脇肘をしめること
だと知っているから自然とできてしまうのです。

子どもたちは咀嚼も嚥下も初心者です。

お口を開けて舌の蠕動運動で送り込む飲み方(乳児嚥下)から
お口を閉じて顎を引いて舌の力だけで送り込み、
呼吸を一瞬止める飲み方(成人嚥下)に変わっていく練習をしています。


その成人嚥下を獲得するためには
「環境」が必要です。

だからこそ
「足をつく」「腕を上げない、締める」
環境を作ることは大切です。

しかし、
保育園というたくさんのお子さんを安全に見守る場所、
そしてそんなに費用をかけられない場所であれば
優先順位は低くなると思います。

保育園の先生も本当に毎日子どもたちを
安全に見てくださってありがたすぎます。


でも
保育園の環境はなかなか変えることができない。

であれば私たち親が家庭でできることは
「どんな環境でも食事を安全に楽しめる体づくりをすること」
だと考えます。

やはり体づくり大切〜〜〜〜〜〜ですね!


まとめ

咀嚼時は足の裏はついていてほしい。腕は上がってほしくない。ですね!
保育園での実践はすぐには難しいですが、
家庭であればすぐできますので

・足の裏をつける
・脇肘を締めて腕を上げずに食べられる

環境を作っていきましょう!
(常に足の裏ついていないといけないとかではないですよ〜環境だけはまず作っていきましょう〜)


補足

背筋をピン!としているから大丈夫とのことですが、
背筋は持続力が弱い筋肉なので、常に背筋ピンは難しいと思います。

ただ背中にクッションを入れる
というのはナイスです✨

なかなかそういった対策されている園はないのでは?
椅子の背もたれと背中との空間は姿勢保持の難しいお子さんにはクッションを入れてあげたいので、私は良きだと思います♩

※どんなクッションかによりますが、ここでは割愛。


100%の保育園はないですし、100%の家庭もありません。
保育園でできないことはおうちで、おうちでできないことはうまく保育園を頼ったら良いと思っています!


最後まで読んでいただき、ありがとうございます🦷


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