子どもの歯並びが気になるママへ。
歯科衛生士さきです。
クリニックで働きながら、親子教室を開催しています😁
増えた歯並びの気になる子
以前は子どものお口で気になることは何?という設問に対して、「むし歯」がぶっちぎりの1位でした。むし歯の洪水と言われる時代もあったくらいです。
しかし、今の時代。
子どものお口で気になることは何?と聞くと
①歯並び
②口臭
③むし歯
になり、むし歯が3位に。
歯並びが1位になりました。
むし歯はある程度予防できる方法がわかっています。
ママたちも良く知っている「フッ化物(フッ素)」です。
フッ素はエビデンスも出ているので、
広く使われていますし、市販でも売っているので
手に取りやすい簡単にできるむし歯予防ですね。
フッ素を使えばむし歯予防ができるとは
私は思っていないので。この辺りはまたの機会に書いていきたいと思います。
しかし、歯並びはどうでしょう?
歯科の中でもまだ発展途上なところが正直あります。
私たち歯科矯正を学生で学んでいますが
「歯並び=矯正で治療」を学んで出ています。
歯並びは何に影響され、どんなことが要因となっているかはそこまで学んで出てきていません。
なので歯科の中でも
これからの分野でもあると思うのです。
そして矯正では学ばなかった「今の時代」特有の生活も関係しています。
マスクが影響するなんて学校で学ばなかったし、
低位舌なんて言葉も習ってませんから。
時代のせいもある
先述にも書きましたが、歯並びは時代のせいもあるとヒシヒシと感じています。
3世代で住んでいた時代と核家族が主流となっている時代。
お母さんの負担のレベルはどうでしょう?
お父さんの育児参加の時間は?
子どものテレビを見る時間の長さは増えた?
さまざまな時代背景があります。
なので私は歯並びはお母さんだけのせいとは全く思いません。
私自身がお母さんではありますが、そんなこと言われた日にはぶっ飛ばしたいと思います。
お母さんだけじゃない、もっと根底に変わらないといけないところがあると思っています。
ただ、お母さん自身が知らないことも多いです。私も歯科には特化していますが、他の分野はわからないことばかりです。お金のこととか、ちんぷんかんぷんです。
だから子どもを育てることも勉強が必要だと思うし、生きていく上で学ぶことは辞めてはいけないと感じます。
時代は変わっていきます。
昔みたいに働いていれば老後は安心なんてないと思うんです。
そのためには
「自分がどう生きたいか?」
「子どもにどう育ってほしいか?」
を明確にすることが
今からできることです。
子どもにどう育ってほしいか?
私は子どもに「自分で選択する力をつけてほしい」と思っています。
でもその前に「私(母)が選択する力がない」と気づきました。
子どもに託して、自分はできないんじゃ子どもは育ちませんよね。
だからまずは「親」からです。
親がどう生きたいか?を明確にし、子どもにどう育ってほしいか?価値観を一言で表せるようにしたいですね。
歯並びからだいぶそれたので、戻します。
「歯並び」は環境因子が多いです。
子どもは一番安心できる親を「真似」します。
親の習慣を子どもは見ています。
これは遺伝でしょうか?環境でしょうか?
どちらが正解かはわかりませんが、
まずは「親」が自分のことを知り
一緒に取り組むことで何倍にも良い結果が得られます。
まとめ
子どもの歯並びが気になるママへ。
まずはママ自身がどう生きたいか?次に子どもにどう育ってほしいか?を明確にすることが優先です。
歯並びは身体からのサイン。
気づいた今が変わるチャンスです。