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大きな変化に対する最大の壁は自分自身

私の仕事の一つとして、小さな宿泊施設があります。
宿泊業は3年前から始めて、軌道に乗ってきたので2年前に追加で建て替えて部屋を増やしました。
次の年からは「夏場は大忙しだ〜、どうやって乗り切ろう」と思っていた矢先に2020年の2月からコロナ禍となりました。
別の意味で「どうやって乗り切ろう」になってしまったわけですが・・・

コロナ禍での大きな変化

コロナ禍での大きな変化は、この時を境に宿泊に求められるものが大きく変わったことです。

滞在に求められるものが、
「対面、親しみ、距離の近さ」→「非接触、非対面、感染を防ぐ安全・安心」にシフトしました。

今まではお客様との距離感もとても近く、海外からのお客様が9割だったので、彼らのニーズに合わせてレストランやアクティビティの予約をしたり、顔を合わせては困っていることはないかと立ち話をしたり、国での仕事の話を聞いたり、お互いが積極的に関わるというスタイルでした。
それがとても楽しかったし、それが喜んでもらえることでした。

ところが、コロナ禍以降は

「非対面、非接触」が安全だ、ということになり、ガラリとスタイルが変わっていきます。

変化への対応

その時に、迷わずスマートチェックインや、体温を非対面でも測定できる仕組み、空気清浄機を一気に導入しました。こんな小さい宿でここまでやるか、という感じでしたが、その方が、お客様にとって安心であれば、その方がいいと思いました。

お店の予約や近隣のアクティビティの紹介も会わずともできることで、今までやっていたことも非対面でも実はできることだったと気づきました。

変化に対応してなかったのは自分の気持ちだけ?

変化に対応して割と早く行動を起こしたのですが、気持ちとしては「これでいいのかな」とか「お客様にとってどうなんだろう。嫌な思いをされていないかな・・・」と、実は相当悩んでいました。今までと変わる、ということにとても抵抗があったのです。

でも結局、『変化に抵抗を感じたのも、今までのスタイルが変わってしまって抵抗したり寂しかったのは「自分だけ」だったのかも』と思います。

変化が起きても変わらないもの

確かにスタイルや方法はガラリと変わりましたが、お客様の求めることが変わっても「快適に過ごしてもらいたい」という気持ちさえ変えなければいいんだな!と思っています。
なので1年経ってようやく吹っ切れてきました。

2020年の前半のサバイバルは、こちらでも↓
Kindle:「移住×リモートワーク」


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