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私がクリスマスに読んだ本
今日はクリスマスですね🎄 皆さんどのように過ごしましたか?
大学生になって初めてのクリスマス。私は1人でステーキを焼き、クッキーを食べ、小説を読んで過ごしました(笑)
かなり充実した1日だったのでは、と我ながら思っています。
ではそんなクリスマス気分を盛り上げてくれた本を紹介します。
X'mas Stories 〜一年でいちばん奇跡が起こる日〜
朝井リョウ、恩田陸、あさのあつこ、白河三兎、伊坂幸太郎、三浦しをん...と豪華な作家の名前が並んでいます🎁 これは彼らがつづる、6つの奇跡の物語です。
それでは1つずつ紹介していこうと思います。
1. 逆算 / 朝井リョウ
自分が生まれた日を逆算し、そのことを気にし続けるOLの松本。彼女にとってクリスマスは、嫌な思い出と結びつく日でした。しかし今年のクリスマスは違いました。少し気になる男性と、ディズニーに行くことになったのです。
2. きみに伝えたくて / あさのあつこ
21歳のクリスマスの夜、大切な恋人、翔也を失った寧々。喧嘩してすれ違って、でも彼は寧々のことを愛していました。その傷を負ったまま生きる彼女でしたが、別の男性と結婚しました。すると寧々の前に翔也の幽霊が現れるようになり… でもそれには訳があったのです。
3. 一人では無理がある / 伊坂幸太郎
これはとある会社でのお話です。この会社の社員たちはクリスマスの日、子供たちにプレゼントが届くように働いているのです🎅 その中で真面目とはいえミスが多い松田。しかし彼は結果オーライの申し子。彼のミスは、いつも奇跡を生むのでした。
4. 柊木と太陽 / 恩田陸
このお話では、日本の冬至祭(クリスマス)について男たちが語り合っています。赤い服を着て、白い服を背負った老人が、夜に侵入してくる習慣について話しています。悪面に三田に滅理、来衆益し!アーメンにサンタに、メリークリスマス!思わずクスッと笑ってしまう物語です。
5. 子の心、サンタ知らず / 白河三兎
シングルマザーの伊代子が気になる太志。しかしなかなか踏み出せずにいます。そんなとき、クリスマスを理由にきっかけをくれたのは彼女の息子、匡でした。生意気で計算高い男の子でしたが、母の幸せを願っていたようです。
6. 荒野の果てに / 三浦しをん
時は現代。しかしその地下鉄に江戸時代からタイムスリップしてきた2人の武士がいました。卯之助と弥五郎。2人はキリシタンは取り締まられる世界からきたのです。そして彼らにとって”今”は誰が何を信じても良い、自由な世界なのでした。
どの話も素敵で、聖なる夜にぴったりな短編集でした🎄 私は特に「一人では無理がある」がお気に入りです。
では今日はこのあたりで。皆さんが素敵な日を過ごせていますように❄️
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