思い付きのホテル宿泊
そうだホテルに泊まろう
昨日から思いついてちょっとした旅行に出かけてきた。
本当は県外にホテルを予約して子供たちとお出かけしたかったのだけど、考えているうちに連休になってしまった。
旅行と呼べるのかは不明だけど、住んでいる場所の一番大きな駅の近くのホテルが安く予約できた。
お泊りだが、自宅から車で20分と近場であるため私自身は気楽である。
自身と子供二人の着替えと部屋着だけを用意し、家を出た。
子供たちはお泊りが大好き。
家とは違うベッド、違う場所でお泊りすることがわくわくするのだろう。
ホテルを予約したものの、それ以外は何をするのか全く決めていなかった。
荷物を預けたら、ホテルの周りを散策するのもいいなぁと思っていたが、子供たちはホテルから外出したがらなかった。
チェックイン16時。
寝るまでの5時間、ネトフリと任天堂スイッチのゲームだけで大丈夫か?すぐに飽きて、私がお風呂を済ませて化粧を落としたころ、どこかに行きたいとわがままを言いだすのではないかと危惧していた。
その予感は・・・
めずらしく予想ははずれた。
子供たちは2つのベッドを飛んだり跳ねたり、おおきなお風呂を堪能したり、彼らなりにホテルでの時間を楽しんでいた。
温泉でもないのに、このホテルステイの夜の間に2回も3回もお風呂に入っていた。
そんなはずがない
そんなはずがない。
この見出しに何を予感しただろうか。
良いことでないことは察していただけたのではないだろうか。
子供たちが熱を出した?
財布を忘れた?
スマホを忘れた?
そう。自身の下着を忘れてきたのだ。
そんなはずがない。
私は大人であり、子供たちに忘れ物はないか?あっても取りに帰れないよ?と話していた矢先のできことだったのだ。
不幸なことに~unfortunately~
自身の部屋着もないことに気が付いた。
近場でのお泊りということに、完全に油断していたのである。
しかもこのホテルにガウンは置かれていなかった。
近場であろうとなかろうと、リラックスは部屋着でなければできない。
私はセブンイレブンへ走った。
子供たちは外へ出たくないとホテルに引きこもった。
不安だったが、私には新しいパンティが必要だったのだ。
部屋着がない。
私には履いてきたジーンズしかないのだ。
ジーンズをはいて寝る?
パン1で寝る?
答えはNoだ。
どちらもリラックスできそうにないからだ。
仕方なく私は長男に
「明日君が履く予定のズボンを私が今履いていいか?」と尋ねた。
答えはNoだ。
仕方なく私は長男が今履いていた、ユニクロのスプラトゥーン柄のステテコ(130cm)を貸してもらった。
身長162cm 55㎏の私にはこれが絶妙にキツイのである。
少しでも体を自由に動かせば、破れてしまいそうだ。
しかし背に腹は代えられない。
タイトなステテコにねじ込むほか、ないのである。
そうして、我々の夜はふけていったのだった。