稗を使った穀物コロッケ?
雑穀を使ってやりたい放題にやるという第4弾です。外は雨が降り始めたので家で何かやるにはもってこいな日です。
今回使用するのは稗(ひえ)です。明治時代の頃までは米や麦が冷温で不作の場合に食べられる穀物です。救荒(きゅうこう)作物と呼んだりします。日本では岩手県北部など涼しい気候の箇所で作られています。
袋の中はこんな感じです。黄色い小さな粒です。
稗を研ぐために何回か水を入れ替えます。
水を切るとこんな感じ。少し膨らんだ気がします。
稗を炊いて山芋と混ぜ合わせます。何を作るか決めていないので、どうするかは出来栄えを見て考えます。山芋は摩り下ろして使用します。
稗は鍋で炊きます。なべ底をかき混ぜながら炊いていきます。
水分がなくなったら、火を消して蒸らすことにします。
蓋をして10分くらい待つことにします。
鍋の蓋に水滴がたまり始めたので、炊いた稗をかき混ぜることにします。
この状態でまた10分くらい放置します。
出来上がったのがこんな感じ。ボウルにぶちまけて山芋と混ぜ合わせます。
出来上がったのがこんな感じ。なんか見た目魚のすり身です。味は塩と出汁の粉を加えただけなのでほんのり薄味です。
粗熱があるので、冷蔵庫で1時間冷やして固めることにします。
すこし固くなりました。これを使ってなんか作ることにします。
とりあえず、パン粉をつけて揚げてみることにします。
鍋にバターをぶちまけて揚げ焼きにしてみましょう。
表面上、カラッと揚がっている気がします。
卓上オーブンのカラーラでも焼いてみたいと思います。サラダ油を垂らしてから10分くらい焼き上げることにします。
出来上がりはなんとなくコロッケになってしまいました。ジャガイモを使わなくてもコロッケになっています。
まだ材料が余っています。もう1品作ってみることにしましょう。
赤味噌に甜菜砂糖と醤油を加えて塗り付けるものを作ります。
五平餅の型があったので、それを利用して五平餅もどきを作ります。
割りばしに稗と山芋を混ぜ合わせたものを塗りたくります。
片面ずつ15分ほど焼いて、焼き目をつけるとともに表面上を固めることにします。
両面焼いたら味噌と砂糖と醤油を加えたものを塗りつけます。仕上げで両面2分ずつ焼くと・・・・
最後はこんな感じ。見た目五平餅もどきになったような気がします。今にも崩れそうだったので、崩して食べることにしました。
稗は冷めてしまうと固くボロボロになってあまりおいしくないという記憶があります。今回は冷蔵庫で冷やしても固くなりにくくするために山芋を混ぜ合わせてみました。山芋の量は少なくてもよかったかもしれません。