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農林水産ボランティアが美味しすぎた
石川県能登地方です。本業仕事で1回。災害ボランティアで4回現地入りしました。
前回、4月に輪島を訪れたことで能登地方全市町を制覇しました。今回は再度、穴水町にお伺いします。
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またまたやってきました。金沢駅。ここからバスで移動です。
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今回はビブスを着用することになりました。
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水田には水が張られて、苗が植え付けられた農村地域です。
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今回訪れる場所は海です。能登牡蠣の養殖に欠かせない作業を行うことになりました。
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到着したのは松村水産さんです。水産業のほか、水産加工物に関する商売をされているようです。
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ホタテの貝殻と作業道具が色々用意されています。
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最終的にはこれを作成します。ホタテの貝殻に牡蠣の稚貝が住み着き、肥大して最終的には牡蠣の塊となって水揚げされるようです。塊はバレーボール大になるそうです。
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1袋20KGを超える土嚢袋にホタテ貝がたくさん入った状態。これが10袋。ホタテ貝を拾い集めて、20個のまとまりを作ります。
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なまし番線にホタテ貝80個とスペーサーをつないでいきます。ホタテには番線を通す穴が開いてあります。空いていないものは鋭利な金属で穴をあけます。出来上がったものは相当重たいです。
午前9時から黙々と作業を続けます。旦那さんが牡蠣の成長ぶりを紹介してくれます。まるで大人の社会見学、職業体験です。
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お昼には旦那さんが好意で牡蠣の蒸し焼きを作ってくれました。一斗缶を直接火にかける豪快っぷり。グループ全員がしっかり働いたので、ご褒美にしてくれたみたいです。
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海水内で畜養されている岩牡蠣。
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ホタテの跡がしっかり残っています。
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美味しそうに蒸し焼きされた牡蠣。身がたっぷり入っています。
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現代アート作品。牡蠣の蒸し焼きと漁船。(笑)
美味しく頂きます。1個食べればもう満足というほど心が満たされました。現地でなければ味わうことのできない牡蠣をいただいたお礼をしなければなりません。
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昼休憩もそこそこに10袋全て作業をします。何としても作業を全て終わらせるぞ!時間ギリギリ午後2時に作業が終わりました。後片付けもして、堤防の清掃も行って帰ることになります。
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松村水産の旦那さんと写真を撮りました。(SNSがOKだということで掲載させていただきます。)Facebookもやっているようです。
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まだまだ通行止め道路がある穴水町。
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それでものと鉄道は開通し、駅前は道の駅も営業をしており、賑わいを見せていました。そろそろ観光が解禁にならないかなと思います。今度は観光客として訪れたいですね。
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今回もお土産を購入しました。志雄道の駅できんつばや焼き菓子、塩を購入しました。
今回は石川県の農林水産ボランティアに応募する形で作業を行いました。非常に楽しくて大人の職業体験になりました。名古屋から来た甲斐がありました。楽しくていいのか?という視点はありますが、重要な要素と考えます。
農林水産業は従事人口が全体的に減少傾向にあるほか、地域集落の人口自体が減少しています。近い将来、農業にしても漁業にしても誰がやるのかという不安材料があります。都市部でスーツを着て仕事をする。またはおしゃれな店でサービス業に従事する人だけになってしまったら食料は誰が作ってくれるのだろうということになります。
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このような機会をいただき、農林漁業に親しみを持つことで担い手を確保することが出来れば地域にとっても大きな意味のある投資になるでしょう。直接従事できなくてもサポーターとなり、無償でも作業を手伝いに行くことが出来る仕組みを構築すること。これは将来の農林水産業にとって大事なことです。能登地方は遠いので頻繁に通うわけにはいきませんが、今後も可能な限り作業を手伝うなど持続可能な支援をしていきたいですね。
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お金を出せば食料は何の不自由もなく手に入る時代がいつまで続くか分かりません。労力の提供をしなければ海産物が手に入らない時代が来てもおかしくありません。そうならないためには個人でできる支援は必要だと考えます。このような取り組みが全国に広がることを願っています。