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イギリス大学院 Pre-Sessional Course②終わってみてざっくり所感

6週間のPre-Sessional Courseを昨日無事に修了しました!だいぶ間があいてしまったnoteですが、少しずつPre-Sessionalのクラスの様子や感じたことを紹介していきたいと思います。

今日はプログラムを通じて感じたこと3点。

1.Pre-Sessional≒新入社員研修 

Pre-Sessionalコースは、社会人に例えるならば新入社員研修のようなものだと感じました。日本企業で新卒一括採用された新入社員がビジネスマナーや仕事の流儀を叩き込まれるように、イギリスの大学のお作法を徹底的に叩き込む。

例えば

・エッセイの書き方(構成、参考文献の評価、引用の仕方)

・授業への参加(準備のポイント、ノートの取り方、議論の仕方)

・プレゼンの仕方(効果的な構成、表現など)

・学校のシステム・インフラの活用方法

なんだか、ビジネス文書や議事録の書き方を学んだり、グループ発表の準備をしていた新卒研修を思い出す内容が多く、逆に新鮮な気持ちで楽しむことができました。若干「手取り足取り」が過ぎる感もありますが、勉強にフルコミットするためにできることを改めて学ぶ機会になります。

内容としては、本コースを通じて体得できるものかもしれません。しかし、前もって知っておくことで1年間という限られた本コースの時間を無駄にしない、学びを最大化するためのヒントを得ることができましたし、特にエッセイの書き方などは学んでいないと本コースで落第していたような気もする(汗)ので、個人的には満足しています。


2.最後の評価は結構シビア?

私が通っている学校のPre-Sessionalコースは、修了後に成績が付きます。この成績はIELTS換算されるのですが、スコアが基準に達していない場合、修了したとしても本コースへの進学は許可されません。

残念ながら、何人か基準に達しなかったクラスメイトがいるようです。決して不真面目な生徒ではなかったので驚きましたが「とりあえずPre-Sessional受ければOK」という訳ではなさそうなので、注意が必要です。

成績は、以下の3つのテストを基に、Reading, Writing, Listening, Speakingの4つの要素が 評価されます。

1.エッセイ (R & Wが評価される)

提示されたテーマについて1500字程のエッセイを作成します。 参考文献は学校から提示されるものを必須とし、それに加えて自分で独自にいくつかの文献を使用することができます。文法、引用の適切さ、内容の一貫性、クリティカルであるか、などを基準に評価されます。

2.レクチャーのサマリー(L & Wが評価される)

20分程度の授業のサマリーを指定された文字数で作成します。事前に授業のテーマが提示されるので、そのテーマに基づくリサーチをしておく等の準備が可能です。レクチャーの中で、テーマに沿ったポイントを聞き逃さず、設問に沿ったサマリーを作ること、文法、構成の適切さなどを基準に評価されます。

3.スピーチとディスカッション (S & L が評価される)

クラスメイト5名が1グループとなり、事前に与えられたテーマに関するスピーチとディスカッションを行います。スピーチは一人2分与えられ、自分の主張を証拠(文献)と併せて紹介します。ディスカッションでは、各人のスピーチの内容をベースに議論を行います。

英語の表現・発音などに加え、ディスカッションへの貢献度、メンバーの巻き込み、根拠に基づく主張などを基準に評価されます。

いずれのテストも、一発勝負というよりは十分な準備期間が与えられるので、しっかりと課題の評価基準を理解した上でコミットすれば、一定の結果は出せるのではないかと思います。


3.オンラインでもインタラクティブ

私が受講したのはオンラインコースだったため、クラスメイトの大半はイギリス以外の国から参加していました。当然時差もあるため交流の機会は限定的になってしまうと思っていましたが、リアルタイムでのビデオ会議、レクチャーもあり程よく交流のチャンスがありました。(イギリスの午前中開催のレクチャーが多かったため、南米のクラスメイトは早朝となり参加で辛そうでしたが、、)

特に面白いと感じたのは、オンラインならではの相互学習をうまく組み込んでいた事です。

例えば

・論文に対する意見を、Teamsの掲示板にクラスメイト全員が書き込む & 返信する

・テーマに関する意見を述べるプレゼンテーションをビデオ撮影して投稿 → プレゼンに対するフィードバックを更にビデオ撮影して共有

→ オンライン意見交換だと全員でのシェアが簡単ですし、面白いですね。


リアルタイムの講義以外は、Eラーニングを使いながらそれぞれのペースで進めることが出来るので、時間の柔軟さはとても快適でした。(天気が良い日は公園でビール飲みに行き、天気が悪い日は引きこもって自習してましたww)


さて、ここまでお付き合い頂きありがとうございました。イギリス大学院受験やPre-Sessionalの受講を検討している方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

ではでは


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