イギリス大学院 ダメ元で交渉したら不合格が合格になった話
人生初めてのイギリスの大学院受験で一番衝撃を受けた事。
それは「ダメ元の交渉でビックリするほど道が開ける」ということです。
さけとばは、大学からの合否結果について照会したことで2つのミラクルを経験しました。
ミラクル① :「不合格」 が 「条件付き合格」に変わった
ミラクル② :「条件付き合格」が「無条件合格」に変わった
謙虚な日本人にとって、自分に提示された合否結果の変更を要求するなんて、考えられない事ですよね。ましてや実際に結果が変わるなんて!
私自身も、想像だにしていなかったのですが、友人の助言や先輩方の経験談のブログを拝見して、大学にコンタクトした結果、上記の2つを経験することになりました。今日は1つ目のミラクル「不合格」→「条件付き合格」の 経緯を共有したいと思います。
「不合格」が「条件付き合格」になるという逆転
この逆転は結論から言ってしまうと、大学の審査ミスでした。成績証明書の見誤りがあったために、要件未達と誤って判定されていたそうです。(そんな事もあるのですね。。汗)
条件付き合格になるまでの経緯は以下の通りでした。
ソッコーで返ってきた不合格通知
さけとばは、5つの大学院に出願しました。結果は大体2カ月後と留学エージェントから聞いていたのですが、1つの学校から出願して2週間経たないタイミングで不合格の連絡がありました。
出願が4月と大変遅かったため、仕方ないかなと思いつつ、いくつか気になる点がありました。
不審な点がいくつか
正直(おこがましい話ですが)合格を期待していた学校でした。不合格の現実を受け止めなければと思いつつ、モヤモヤしたことが以下です。
① 推薦人への照会がなかった
私が出願したコースには推薦人が必要でした。通常出願後に、大学から推薦者に対して照会があるのですが、私が推薦人をお願いした元上司には大学からの連絡はなかった事がわかりました。
② 要件はほぼマッチしている(IELTS以外)
自分で言うのもなんですが、このコースの内容に沿ったバックグラウンドを持っていました。そして、人気が殺到するような学問領域ではありません。そのため、推薦人への確認もなく不合格が確定するほど「箸にも棒にもかからぬ」ステータスではないのでは、と思いました。
IELTSのスコアは提出していませんでしたが、これにより不合格になる事は「ない」と留学エージェントが断言しているので、IELTS が足枷になった可能性は低そうです。
③たまにオペレーションミスがあるらしい
過去のイギリス大学院入試を経験した先輩のブログで、学校のオペレーションミスで選考が止まっていたり、書類確認に誤りがあり不合格連絡を受けたというような経験をした方がいたことが判りました。
ダメ元で聞いてみた
さけとばの中でこの学校は志望度も高く、他の学校の結果によっては来年度も受験しようと思っていたので、たとえ不合格であっても以下ははっきりさせたいと思いました。
・私のスペック(成績、経歴など変え難いもの)が原因か?→ そうであれば来年もチャンスは少ない
・出願時期が遅いためか? → 来年に再チャレンジすればチャンスがあるかも
学校との連絡窓口になってもらっている留学エージェントに合否理由の照会が可能かどうか、上記の背景も含めて相談してみました。
問い合わせてみると。。
エージェントの方からは「問い合わせてみるが、合否理由の照会は受け付けられない可能性が高いため、期待はせぬように」と言われました。(そりゃそうですよね。。)
しかし、数週間後。
「成績証明書のポイント換算が誤っていたためこれから再審査する」
と連絡が入りました。どうやら日本の成績証明書(英語記載なのですが。。)の換算に慣れていなかったため、計算ミスがあったようです。ちょっとツッコみたくなる気持ちもありましたが、再審査してもらえるのなら良いか、と思い続報を待ちました。
そして、その数日後。
「条件付き合格」のオファーレターが届きました!!
こうして不合格のステータスから、IELTSのスコアを待つだけの条件付き合格に変更になったのでした。
恥をしのんで声をあげてよかった
合否結果に異議を唱えるなんて自身過剰かな。。と躊躇する気持ちが当初は大きかったです。自分の不合格を真摯に受け止めるべきだよな、と思って「失敗からの立ち直り方」のような記事をたくさん読んだりもしました。(ここでもnoteの記事には結構助けられたなあ)
しかし、イギリスでMBAをとった友人が「イギリスでは交渉でどうにかあることが結構ある、失うものはないから連絡してみたら」と後押ししてくれた事もあり、問い合わせた結果、想像以上の収穫を得ることになりました。
結果的に、この学校には進学しない事にしましたが、モヤモヤが晴れたので声をあげてよかったです。もし、同じような状況に陥っている方がいましまら、行動を起こしてみることを私はおススメします。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
もう1つのミラクル 条件付き合格 → 無条件合格 についてはまた次に。(→更新しました)