読書感想 もし高校野球のマネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら(4回目くらい)
先月のうちの会社の課題図書は、2回目となる「もしドラ」でした。僕が読むのは多分4回目。
「良書の割合」というのはかなり低いので、「手あたり次第たくさん読むより、良い本を何度も読んだ方が何倍も良い」というのが僕の持論ですが(なので課題図書も複数回目の本が多い)、この本も、読むたびに新しい発見があって、いろいろと考えさせられます。
ドラッカーのマネジメントは、高校野球のマネージャーだけではなく、僕も読んでみました。でも、読み切れませんでした。
書いてある内容が素晴らしいことは折り紙付きであり信用しているのですが、なにせ文体や書き方が古臭く上段に振りかぶっていて、回りくどく、もちろん日本語で読んでいるのだけれど、とても読み続けられんわ、これ、という感じ。
だからこの本「もしドラ」に書いてある内容が、本当に核心をついたドラッカーの主張であるのかどうか、は判断できないのですが、「それっぽい」感じはします。そしてもし、完全ではなくてもある程度「核心を突いた」内容がかかれているのだとしたら、
‐ よほどポイントをとらえやすく、理解しやすく
‐ それが体に自然と入ってきて
‐ 何よりも「自分でそれについて考えだす」きっかけになりやすい
といえるでしょう。
これこそが「寓話」の美徳であり、そしてその美徳を持った寓話、というのは実はめったにない。と思うので、何度も何度も読み返しています。
我々の会社にとって
‐ 本当の意味での顧客とはだれなのか
‐ 「顧客と市場を理解する」という意味のマーケティングはできているのか
‐ 「スタッフ」に成果を上げさせることはできているか。強みを発揮させているか
‐ 次の成長へ向けた準備をしているか
‐ 他から抜きんでるためのイノベーションは起こせているか
そんなことを考えていると、今回が4回目の読書とは思えないのでした(以前に考えたことはすっかり忘れてる。。。。)