#060.おっさんVS若者・仁義なき戦い。
※今日はがっつりボクシングの話題です。
いや~井上尚弥選手、強いっすね!
一昨日に行われたボクシングバンタム級のタイトルマッチで、井上尚弥選手が3回TKOで圧勝しました!凶悪な左ボディ3発で、マイケル・ダスマリナス選手をマットに沈めました。
ダスマリナス選手は同級1位の実力者なんですけど、ぜんぜん相手になってませんでしたね。試合開始直後のジャブに合わせたカウンターの左フックで腰が引けちゃって、仕留められるのは時間の問題って感じでした。ホント、強さの底が見えません。
PFP(パウンドフォーパウンド=もし全員が同じ体重だったら誰が一番強いのかランキング)で世界2位にランクインしている日本史上最強ボクサー、それが井上尚弥選手です。
2019年に行われたWBSS(ワールドボクシングスーパーシリーズ)決勝戦でのノニト・ドネア選手と名勝負は、記憶に残っている方も多いのではないでしょうか?
※ノニト・ドネア選手について書いた記事はこちら。
で、何が面白くなってきたかって言うと…井上尚弥選手が勝利したのとほぼ同じタイミングで、ノニト・ドネア選手VSジョン・リエル・カシメロ選手の対戦が電撃決定したのです!
ちょっと状況を整理しますとですね…
ボクシングには現在、WBC・WBA・IBF・WBOと4つの団体がありまして。それぞれの団体で階級ごとのチャンピオンがいるんですね。
現在、バンタム級では、
井上尚弥選手=WBA・IBF
ノニト・ドネア選手=WBC
ジョン・リエル・カシメロ選手=WBO
がチャンピオンになっている状況です。
井上選手は4団体の統一を目指しているので、いずれドネア選手もカシメロ選手も倒さなければならない運命でありました。
それが今回ドネアとカシメロがWBCとWBOをまとめてくれることになったので、4団体統一の最終決戦が年内に行われるのでは?と期待が高まっているのです。
ただ、この状況をさらに面白くさせているのがギジェルモ・リゴンドー選手。
彼は現在40歳の元オリンピック金メダリスト。プロでは2階級を制覇した実力者です。以前、別の階級でドネア選手から勝利を収めたこともあります。
圧倒的なスピードと技術力で相手を完封するものの、ディフェンシブなファイトスタイルのためあまり人気がなく(涙)また年齢の事もあり最近はビッグマッチに恵まれていませんでした。
実は、もともとはこのリゴンドー選手とカシメロ選手が対戦することが決まっていたのですが、それをドネア選手に譲る形で対戦が決まりました。
いろいろと大人の事情があったようですが、ドネア選手VSカシメロ選手の勝者とリゴンドー選手が戦うことが条件として決まっているようです。
リゴンドー選手(40歳)、ドネア選手(38歳)、カシメロ選手(32歳)、井上選手(28歳)という4人の選手が頂点を争う、まさに4つ巴のボクシング世界大戦。
所属するプロモーショングループの関係性もあり、今後どんな順番で試合が行われ、最終的にだれが4団体を統一するのか?まったく目が離せません。
おっさん(42歳)的には、井上選手VSドネア選手(38歳)がそれぞれベルトを持ち寄って、東京ドームで対戦するのを見たい!と思っています。
まあ、井上選手が勝つんだろうな~でもドネア選手にも頑張って欲しい!今から本当に楽しみです!!
※緊急事態宣言解除で取材が解禁になったので、今日は午後から飲食店の取材です。戦うおっさんたちを見習って俺も頑張りまーす!
ほな、また。