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北陸の旅 ~中谷宇吉郎 雪の科学館~

久しぶりの鉄分補給(氷見線、七尾線、のと鉄道)の為に、北陸へ行って来た。
我が家には老猫がおり、シッターさんを頼んでも2~3泊が限界なので、今回は能登半島の奥地までは行けなかったが、天気にも恵まれ、なかなか良い旅であった。

今回は、最終日に行った、中谷宇吉郎雪の科学館 の写真を。

中谷宇吉郎を知ったのは、『あまカラ』という食べ物にまつわるエッセイ集がキッカケだった。昭和26年から17年間発行された小雑誌で、各界の著名人が寄稿しており、この雑誌に寄稿を依頼される事が一種のステータスだったとの事。

物理学者であるにも関わらず、気取った所が無く簡潔で品の良い文章が好きになり、その後色々な随筆集も読んだ。

↑今回は、中谷宇吉郎本人ではなく、その指導者である寺田寅彦の随筆集を持って来ていた。


↑「寺田寅彦」と読めますね。


”科学館”と聞くと、子供を連れて行くような学習施設を想像してしまうが、大人が一人でフラッと入っても楽しめるような施設みたいだったので、軽い気持ちで立ち寄り、結局2時間以上滞在した。

設計は磯崎新。建物を見るだけでも楽しい。


↑雪の結晶のイメージ?
喫茶店も併設されている



↑北大時代に開発した、人工雪を作る機械。
↑カメラを見つけると、つい興味が沸く。
↑スケッチでは限界があり、どうやって結晶の形をフィルムに残すか、の研究も行われていた。
自分も今、この暗い建物の中で、どうやってフィルムに収めるかを工夫しながら撮っている。


Kodak ULTRA MAX / PENTAX MZ-3 /
SMC FA Limited 43㎜ & SMC FA Limited 77㎜

今回は新緑に覆われた季節だったが、冬枯れの季節に来てもオツかもしれない。
小松空港からもすぐなので、興味のある方は是非。

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