自宅暗室作り~サヨナラ洗濯機~
【予算は15万円】
今年は夏冬共にボーナスの額がまぁまぁ良かった事もあり、自分にしては懐に余裕があるうちに、念願の自宅暗室作りをやっておこうと決意。
”貧すれば鈍する”ではないが、ちょっとばかりケチったり焦ったりしたせいで不良品を掴ませられる場合もあるので、大きな買い物をする際は心に余裕がある時にしたい。
仮に、今後暗室用品を使わなくなる時が来たとしても、状態の良い物であればそれなりの金額で売り払う事も出来るだろう。
…という事で、「焦らず」「状態の良いものを」「じっくり吟味して買う」。これが、今回の目標だ。
そして12月中旬より、某オークションサイト、某フリマサイトを毎日チェックしながら、次の物を揃えた。
≪①引き伸ばし機(中古)≫ LUCKY V70 ※35㎜ネガキャリア、集光式コンデンサーユニット、ハロゲンランプ、引き伸ばしレンズ Nikkor50㎜、75㎜、説明書付き 40,000円
≪②引き伸ばしタイマー(中古)≫ LUCKYタイマー3 6,300円
≪③セーフライト(中古)≫ 4,900円
≪④イーゼルマスク(中古)≫ LPL ユニバーサル4枚羽根 21,780円
≪⑤ダークカーテン(未使用中古)≫ 3,500円
≪⑥フォーカススコープ(中古)≫ 1,000円
≪⑦引き伸ばし機の台DIY材料一式≫ 14,000円
≪⑧サイドテーブル兼棚(新品)≫ 11,000円
≪⑨バット・竹ピン類(新品)≫ 2,416円
≪⑩液温計(新品)≫ ※調理用で代用 1,580円
≪⑪メスカップ・露斗類(新品)≫ ※100均の物で代用 550円
≪⑫ハロゲンランプ予備(未使用中古)≫ 2,920円
≪⑬LUCKY(藤本写真工業)社のカタログ(中古)≫ 300円
≪⑭暗室作業用の参考書(中古)≫ 1,280円
≪⑮黒い布(新品)≫ 1,715円
≪⑯洗濯機廃棄代≫ 8,000円
合計:121,241円也
意外に高かったのが、④のイーゼルマスクだ。2枚羽根ならもっと安いものがあるのだが、ここは絶対4枚羽根が良かったので仕方が無い。
その代わり、100均等で代用出来るものは、わざわざ専用のものを購入しなかった。暗室時計も、今のところ秒針付の腕時計で良いかな。
世の中にはカッチョイー心揺さぶられる商品が数多あるが、それは腕が上達してからのお楽しみにしよう。
それにしても、物の相場が全く分からないので、⑬のカタログを購入してみた。発行年は1997年。これを読む限り、ちょっとした用品でも数万円はするのね…。
【サヨナラ洗濯機】
賃貸のマンションで暗室を作ると言ったら、風呂場・浴室もしくは台所になるのだろう。
でも、あんな重い引き伸ばし機を、使う度に組み立てたり持ち上げたりするのは御免だ。で、棄てました。洗濯機を。これが、⑯の洗濯機廃棄代です。
隣のマンションの1階に、綺麗なコインランドリーが出来た事もあり、もう洗濯物はそこで済まそうと。小物類は風呂に入るついでに手洗いだ。
一人分の洗濯物なんてたかが知れており、洗濯機を回すとしても、せいぜい週2回。特に冬場のニット類なんかは洗濯機では洗わないので、回す回数が猶更低くなる。
では、夏場はどうするか?…それは夏になったら考えれば良し。
【DIYとク○デザイナーズマンション】
さて、邪魔な洗濯機を取り払ったところで、引き伸ばし機を置く台を作ろう。洗濯パンがちょうど正方形の形をしているので、それに合わせて作らなければならない。
↑台の上には、滑り止めのゴムシート。脚にはダンパーを設置。
しかし、”洗濯パンからはみ出さない”事だけに注意を払っていたせいで、脚の長さの目測を誤ってしまい、天井に引き伸ばし機がぶつかるというアクシデントが発生。馬鹿ですな。
嫌いなノコギリ作業で脚を切断し、高さを調整。
高さはどうにかなったが、今度は後ろの備え付けの棚が邪魔である。棚ごと外せば良いと考えたが、それは甘かった。
↑金具を外しても棚板がどうにも外せない。タボか何かでがっちりと壁に食い込ませているらしい。渾身の力で引っ張っても無理である。
このク○デザイナーズマンションめ!
作戦変更だ。
↑向きを変えた。便器の前に立つスタイル。不本意な結果となったが、まぁ、疲れたら便器に座れば良いか。
↑水平テストも、通電テストも問題無し。(実際に焼いてみないと分からないけれどね)
【光るものを隠せ】
いかんせん脱衣所なので、暗室にそぐわないものが色々とある。
↑こういう光を放つものとか、鏡とかね。
それらのものは、作業中は黒い布で隠す事とした。
(マジックテープで付外しが出来るようにしています)
【完成だー】
ようやく体裁だけは整った。。。
バット類は浴槽の蓋の上に並べたかったのだが、浴槽のへりがつるつるで幅が狭く不安定なので、蓋の上作戦は取り止め。床直置きになった。
セーフライトはもう一つあっても良いかもしれない。ちょっと暗すぎるかな。自分の家なので、慣れれば全暗でも作業できるかもしれないけど。
それと、万が一上階からの漏水事故に備えて、普段は防水シートを被せておいた方が安全。なんせ洗濯機置き場だからねぇ。
↑1,000円で購入したフォーカススコープなので、一抹の不安があったのだが、大丈夫。ちゃんとフィルムの粒子まで見えている。
↑作業スペースが狭いので、イーゼルは4枚羽根が必須であった。
ああ、早く焼きたい!あと2日で仕事納め。しかし、私の心は既にこの脱衣所にあるので、2日間は腑抜けな仕事ぶりだと思われる。
よし、早く寝よう。