Buen Camino_Portugués-9【pilgriming】ポルトガル巡礼の道
これまでのあらすじ。
スペイン巡礼道の1つ、ポルトガル巡礼路を歩く旅がスタート。日曜日の壁を乗り越えた私に怖いものは無いと思いきや、宿前での順番待ちで風邪気味に。体調不良の状態で進めるのか。
今日はPontevedra→Briallos(16.88km)の予定。
昨日のNoteはこちら
Buen Camino_Portugués-9【pilgriming】ポルトガル巡礼の道
朝。
AM7時半ぐらいに出発。
よくよく考えたらアルガルベのチェックアウト時間のAM8時って日の出前じゃない!?
今頃気づく。
昨日は95人巡礼者が泊まれる宿で15番目であった。
最終的には満室。
しかも宿の空き待ちを1時間程度してこの結果である。
しかも汗が冷えて関節が痛く、のども痛い。(筋肉痛?)
今日は短い距離に設定したためおそらく競争にはならないはず。
体調が万全でないため慎重に進む。
さて巡礼とは全く違う話をしよう。
今日はある意味今後の道を決める日。
もう一つのSantiagoに行けるか挑戦の日。
Estadio Santiago Bernabéuことレアル・マドリーのホームスタジアムSantiagoで行われるゲームの一般発売日である。
一例として、購入時のクレジットカード情報の入力まで流れと私のやったことをつらつら書きます。ご参考までに。
購入は自己責任です!
フットボールのチケット購入にご興味ない方はスキップしてください。
負けられない戦いが始まる。
10時発売開始。
どの程度、どういう形で販売されるのかはわからないが、チャレンジあるのみ。
巡礼路を歩くことを辞めリュックをおろし正座して待つ。
携帯を操作しレアル・マドリーのWebページへ。そしてチケット購入画面へ。
57分、58分、59分… 10時。
時計が変わった瞬間に購入ページへ移動する。
!?
既に前に480人。
ウェブサイトへの待ち時間が今の段階で37分待ち。
道端に正座して戦いに挑んでいたが…
37分待つぐらいなら歩くか。
ということでまた歩くことに。
37分経過。約3km進む。
自分の番が来た。
アクセスする。
進め方は以下の流れが一例。
スクリーンショットはその後で。サイトへのアクセスはページの翻訳でもいいですが、日本語直接変換だと意味が微妙に変わっていたので英語にして判断したほうがいいかもしれません。自己責任でお願いします。
接続が安全かを検証。 これ自体はレアル・マドリー側のサイト対応なので操作者側が対応できること無いと思う。携帯上でPC版でつなぐ操作をしたところ無限ループに突入しスタックした。
スタジアムの画像で選択が可能に。濃い青だと席がある表示。4つのエリアに分かれている。Esteがホーム側席。Oesteがバック側席。後はゴール裏北側南側。
例えばNorteバック裏。青が席あり。エリア番号を選択する。
その座席エリアの詳細が表示される。緑が現在購入可能な席。現在、というところが要点。時間ごとに変わっていく。
選択すると緑が赤になる。黒は選択できない。購入権を取った場合、一番下に代金と次に進むボタンが出る。
選択しても代金が出ず、アラート表示が出る場合はこの席は買えない。別な人が購入権を確保し、戻るしか選択肢がなくなる。戻って新たに権利を得よう。
席が確保でき「続ける」ボタンを押すと購入者情報の入力画面に。
席が確保できていないなら2に戻ってエリア選択から再開。
−購入者情報の入力画面− 名前、名字、メールアドレス、メールアドレスの確認入力、電話番号、郵便番号
−購入者情報の入力画面− (観戦者の情報入力) 名前、名字、個人ID(パスポートID入力など)
支払いへ
支払いはクレジットカード払いなどあります。ここで必要なカード番号、名前、CCVなど入力
支払いボタンを押し、正常に処理が進めば完了。
さてここまでが基本操作です。私はまずはゴール裏3階席をまず選択。
ここまでくるために50回ぐらい購入券を取れずリロード。
取れた喜びもそのまま、今度はバック側最前列を選択。今度も購入が選択できた。
よし購入となるところでふと気づく。表示は267€。
高すぎじゃないか??
VIP席じゃないぞ
そうです。
席を2つ選択していました。
取れた喜びでキャンセル忘れていたのです。
バックボタン(戻る)ボタンでは座席はキャンセルされず、しっかりと選択したエリアに行き、エリア番号を選択し、選択されている赤い番号のチェックを外して緑にしなければならなかったのです。
または購入画面でゴミ箱マークを押す。
こういうとき注意メッセージが親切に出ます。「あなたは2枚取っているが入場ゲートが異なります」とスペイン語で。
言葉が分からなくても注意深く丁寧に対応しなければなりません。
購入画面で席番号確認し、不要なゴール裏のチケットをゴミ箱へ。
画面が自動リロードされます。
表示されたのはゴール裏の1枚のみ。
!?
操作を間違えたのかせっかく確保したバック席最前列のチケットを手放したのです。
2回指差し確認して押したのに。
まさに「orz」。
何故消えた。
分からぬまま地面に倒れ込みます。
ポルトガル巡礼の道で、他の巡礼者が先を目指すため次々と通る中、ショックで地面に土下座状態。
他の巡礼者はそんな私の状態を見て「オラ」とか「ブエンカミーノ」とか挨拶していく。
ちなみに道の途中で寝て休憩している人はたくさんいるので助けを求めない限り、コイツ休憩しているんだなという扱いです。
なんかもうどうでも良くなったのでゴール裏もキャンセル。
再び席確保の戦いへ。
この間発売から2時間経過。
とりあえず仕組みがわかった。
まずは権利を得よう。
選択→エラー→リロードを繰り返す。
ここまで来てちょっと仮説が立つ。
これ、レアル側は席を一気に開放して購入させるのではなく、エリアと席をランダムで販売しているのではないか?
2時間経っても席が無くならない。選択できる席は一定時間立つと再供給される。
黒丸席は、販売済みorまだ販売されていない席。最上段の席の販売が意外と多い。など法則が見えてきた。
勝手に先入観でいい席は開始と同時に売り切れると思っていましたがどうやらそうではない。
そこで作戦をバック側席の1階前側にしぼりリロードすることに。
何十回か繰り返すと購入券を獲得。
やりました。
ゴール裏3階席で妥協しなかった私の勝ちです。
ガッツポーズです。
さあ情報入力です。
慣れた手付きで情報を入力します。
そしてクレジットカード情報を入力し購入ボタンを押す。
歓喜の瞬間。
は
訪れなかった。
「クレジットカードが受け付けられません。」
いやいや。
いまスーパーで買い物できたし。
再度情報入力するもエラー。
何度やってもエラー。
そして「あなたの購入はタイムアウトとなりました。最初に戻ってやり直してください」(意訳)の文字。
再びの「orz」。
横を通り過ぎる巡礼者達。
日本契約のクレジットカード。海外契約のクレジットカード何枚かでも試しましたがすべてだめ。
私はクレジットカード以外の支払い方法がないため諦めることにしました。
さてここまで読んでお気づきの方がいらっしゃるかもしれませんが、
「結局買えていないじゃないか?」と思った方もいるでしょう。
そうです買えていません。
支払い能力はあるのにあちらが拒否。
いろいろな方法、カードの変更や海外銀行のカードを試しましたが全部だめ。
そもそもこれフィッシングサイトでは?と思うほどでした。
なのでこの話題に入った際に「一例として、購入時のクレジットカード情報の入力まで流れと私のやったことをつらつら書きます。ご参考までに。
購入は自己責任です!」と注意書きをしたのです。
だって入力までしかできていないから。
以前は購入したことがあるので、この後は変わってなければメールアドレスにチケットのダウンロードURLが送られてきて電子チケットの入手完了となるはずです。
そしてもう一つ。
ここまで何時間経っても席が無くならない。
何なら下のように今回のゲームは2日後でも1階席が買える。
今回はこれがわかっただけでも良いとしよう。
旅の計画の再考が必要。
そしてフィッシングや本当にクレジットカードが使えなくなっている場合は命に関わるので心配。
(書いている時点では問題なし)
2014年9月13日に行われたマドリードダービー以来のEstadio Santiago Bernabéuでの観戦かと思いきや、夢破れた。
あのときはチチャリートが移籍した時で、チチャリートの名前入りのユニフォームをオフィシャルストアで買って参戦していました。
途中交代の初出場時にひとり彼の名前が入ったユニフォームを着てスタンディングオベーションで迎えた良い思い出。
思い出は思い出のままで。
次行ってみよう。
さて、この話もまだまだ続くが別でするとしよう。
−閑話休題−
歩みを進めます。
暑いけど爽やかな気分になる。
今年のワインになるぶどうも続々収穫されていた。
「Blanco」と言っていたので白ワイン。
一つ一つ手で収穫していました。
宿に到着。
実はまだ迷っていた。
この後5km歩いて次の街へ行くか。
それともここで今日は終わりにするか。
何となく流れる空気感が良かったので今日はここで休む決断をした。
明日ちょっと長く歩く。
カナダから来たハンスおじいちゃんと話す。
彼はタトゥーや指輪、骨のようなものがついたネックレスをたくさんしており、それはなあにと聞いたところ、自分の守り神であると答えた。
英語でいうとエレメントが近い言葉だそうで彼のエレメントは大地。
エレメントには火や水がありそしてその力を吸収するためにセルティックの紋章を胸に入れているとのこと。
また狼が守り神の1つであり本物の狼の爪で作ったネックレスだそうだ。
そして指輪はセルティックの紋章と狼の紋章だそうだ。
つけていることで守ってくれるし大地の精霊のちからを得ることができるらしい。
その力を得るために私は歩いているのだと。
エレメントはどうやってわかるのか聞くと
自分の誕生日が重要だという。
「携帯で調べられる。私は10月だから…」
ん?
携帯で調べられる?
由緒正しい情報が載っているのだろうが、胡散臭さを感じてしまった。
全くの偏見である。
が、動物占いのようなものを思い出してしまった。
それで狼の手の入れ墨を入れるか?
嫌きっと私が思うものではない神聖なものなのだろう。
そんな事を考えていたところ、彼は3本目のビールを空けた。
カナダ人のおじいちゃんから2日前に日本人に会ったと聞く。
二人で自転車巡礼だという。ということはもう到着しているか。
だって残りは50km。
今日あったスペイン人のライダーは60km移動してきたとのこと。
彼らは明日ゴールだ。
私のゴールも迫っている。
知らないのはサンティアゴ・デ・コンポステーラまでの道のみ。
知らない世界をどれくらい楽しめるだろうか。
喉の痛さに心配になりながらもとりあえず洗濯。
晴れていて助かるが明日は暑いのだろう。
早く寝よう。
それでは今日も良い一日を。
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