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推し短歌「どくさいスイッチ」



推し短歌。
大好きなバンドの、大好きなギタリストのことを想ってよみました。
考えている時間、すごく楽しかったです。


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ギターソロ浴びたわたしの心臓が高田馬場の街に飛び出す



生きててよかった、と思える日の夜は必ずあなたのギターが鳴って



身体から音がキラキラ溢れ出す 夜の地下でもきみは太陽



ギャギャーンと掻き鳴らしながらギャギャーンと口も動いてほんとずるいよ



出てきたらそのあと帰ってしまうから出てきてほしくないとも思う




こんなにも何もかも全てが遠いのに 小箱のなかのあなたとわたし



隣に座るのに写真フォルダの中でしか存在確認できないあなた



伝えたいことが言葉になる前に積みすぎた本みたいに崩れる



視認した途端に小さな犬になり尻尾を振って駆け出す心



ステージから注ぐ光をアイボンの容器に溜めてまばたきする夢



広すぎる世界のなかで会えずとも息するためにアクスタがある



不意に口からこぼれる言葉を期待して受け止めるために差し出す両手




いつだってあなたを思い出すための引き金に指を掛けたまま行く



きみが踏むエフェクターひとつひとつがわたしを救う【どくさいスイッチ】




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笑顔が素敵で、お喋りが少し苦手で、バンドの中では1番末っ子でメンバー皆から愛されている人。トークでは変なことを言っていじられることも多いですが、ライブでギターを弾いている時は本当に格好良くて毎回新鮮に感動してしまいます。わたしの日々のネガティブな気持ちを、ギターの音で、そのパフォーマンスで、笑顔で、すべて吹き飛ばしてくれる人。
これからもずっとずっと、1番大好きなギタリストです。



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