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【#中学受験】国語辞典は何がいいですか?

 中学受験に向けた国語辞典選びは、お子様の学習を大きく左右する重要な要素です。そこで、おすすめの辞書を5つ厳選してご紹介します。
 特にサピックスの国語で扱われる「コトノハ」では、受験生の語彙力を高めるために小学生向けの国語辞典では載っていないような言葉が盛りだくさんです。どんな辞書を子供に使わせるか悩んだら読んでほしい記事です。

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今回紹介する国語辞典の比較

 今回紹介する5つの国語辞典について簡単に紹介します。気になった国語辞典がございましたら、詳細を後述しますので、ご覧ください。

1. 三省堂『例解新国語辞典』

特徴
 中学生向け辞典の定番。豊富な用例と丁寧な解説が魅力。
おすすめポイント
 語彙力だけでなく、文章読解力も養える。類義語・対義語も充実。

2. 旺文社『標準国語辞典』

特徴
 中学生から高校生まで幅広く使える。語数も多く、高度な語句も網羅。
おすすめポイント
 受験対策だけでなく、将来を見据えた学習にも役立つ。

3. 小学館『国語大辞典』

特徴
 幅広い分野の言葉が網羅されており、深い知識が得られる。
おすすめポイント
 語源や歴史的な背景も詳しく解説されている。

4. 岩波書店『岩波国語辞典』

特徴
 シンプルで分かりやすい解説が特徴。古典や文学作品を深く理解したい方に。
おすすめポイント
 古典や文学作品を読む際の辞書としても最適。

5. 学研『現代標準国語辞典』

特徴
 中学生が使いやすいように、現代語に重点を置いた解説。
おすすめポイント
 日常生活でよく使う言葉の意味を正確に把握できる。

辞書を選ぶ際のポイント

お子様のレベルに合ったものを選ぶ
 初心者向け、中級者向けなど、レベルによって適切な辞書が異なります。使いやすさを重視する
 文字の大きさや見やすさ、索引の配置なども考慮しましょう。
豊富な用例があるものを選ぶ
 例文が多いほど、言葉の意味を深く理解できます。

5つの国語辞典の詳細

1. 三省堂『例解新国語辞典』

 三省堂『例解新国語辞典』は、現代の日本語を正確かつわかりやすく学ぶために編集された国語辞典です。新しい言葉や時代に即した用語も多く収録されており、日常生活でよく使われる言葉から学術的な語彙まで幅広くカバーしています。学校教育や受験に対応できるように、解説がわかりやすく、例文も豊富に掲載されています。また、漢字の成り立ちや用法についての説明も充実しているため、漢字の深い理解にも役立ちます。

価格

 三省堂『例解新国語辞典』の価格は、おおよそ3,000円から3,500円前後です(定価や販売店によって多少の変動があります)。この価格帯は、辞書の内容の充実度を考えると非常にコストパフォーマンスが良く、長期間にわたって使用できる辞典としての価値があります。紙の辞典のほか、電子辞書版も販売されているため、使用環境に合わせて選ぶことができます。

対象年齢

 三省堂『例解新国語辞典』は、小学校高学年から中学生までの児童を主な対象としていますが、特に中学受験を控える小学生に最適です。子どもが自分で調べることを意識した使いやすいレイアウトやわかりやすい解説が特長で、国語の学習を深めるために利用されています。また、漢字の使い方や意味がしっかりと理解できるように、学年別の漢字表や語彙リストなども充実しています。

特徴

豊富な例文
 辞典に収録された語彙に対して、具体的な使い方を示す例文が数多く掲載されています。これにより、単に意味を理解するだけでなく、実際の文脈での使い方を学ぶことができます。例文は、子どもが理解しやすいものが選ばれているため、学習の中で自然と文章力を向上させることができます。
イラストや図解による視覚的理解
 難しい言葉や抽象的な概念については、イラストや図解を用いて説明されているため、子どもでも直感的に理解できるようになっています。特に、自然現象や動植物の名前、歴史的な出来事など、目で見て理解したほうが良い内容については視覚的なサポートが非常に役立ちます。
最新の言葉に対応
 現代社会では新しい言葉が次々と生まれてきますが、『例解新国語辞典』ではそのような新語や流行語、時事用語も積極的に取り入れています。これにより、子どもが日常生活や学校で耳にする言葉もきちんと理解できるようになります。中学受験の国語試験でも時事的な内容が出題されることがあるため、このような辞典を使用することで、受験勉強にも役立つと言えるでしょう。
学習のサポート機能
 調べるだけでなく、「関連語」や「同義語・対義語」の欄を活用することで、語彙の広がりを持たせることができます。さらに、熟語の成り立ちや語源の解説も充実しており、言葉の深い理解をサポートします。この点は、語彙力を高めることが求められる中学受験において非常に有効です。

まとめ

 三省堂『例解新国語辞典』は、豊富な語彙とわかりやすい解説、そして学習をサポートする工夫が詰まった一冊です。中学受験を控えるお子さまにとって、辞書を活用する習慣を身につけることは語彙力や国語力を高める上で欠かせません。この辞典を通じて、日々の学習をより深いものにし、受験準備に役立てていただければと思います。価格も手頃で、長期間活用できることを考えると、ぜひ一家に一冊用意しておきたい辞典です。

2. 旺文社『標準国語辞典』

 旺文社『標準国語辞典』は、長い歴史を持つ信頼のある国語辞典です。初版が発行されたのは1955年で、それ以来、多くの改訂を経て内容の充実が図られています。最新の版では現代の言葉遣いや新語の収録を反映し、子どもたちが日常生活で目にする語彙をしっかりとカバーしています。約35,000語を収録し、一般的な用語から中学受験に必要な語彙まで幅広くカバーしているのが特徴です。
 辞典のレイアウトは見やすく、各項目ごとに語釈(意味の説明)や用例が丁寧に記されています。小学生から中学生まで、幅広い学年で使用できる設計になっているため、中学受験対策としても長く役立ちます。

価格

 旺文社『標準国語辞典』の価格は、一般的に2,000円~3,000円前後です(紙の辞典)。価格は購入する書店や販売サイトによって多少異なる場合があります。また、電子辞書版もあり、そちらを活用すれば持ち運びが便利で、場所を取らずに利用できるというメリットもあります。電子辞書版の価格は電子辞書本体とセット販売されることが多いため、事前にチェックしておくとよいでしょう。
 この価格帯は、一般的な小・中学生向け辞典としては標準的であり、長期間使用できることを考えるとコストパフォーマンスに優れています。

対象年齢

 旺文社『標準国語辞典』の対象年齢は、小学生高学年から中学生までです。特に中学受験を控えた小学5年生・6年生におすすめです。語彙の幅広さと適度な難易度があり、受験勉強を進める中で出会う難解な語彙や熟語を理解するのに役立ちます。
 また、中学に進学してからも使用できるので、一度購入すれば、長い期間活用できるのがポイントです。難解な語彙にはふりがなも付けられており、読みやすさも考慮されています。漢字学習や読書の際の調べ学習にも役立つため、受験勉強以外の場面でも使える実用的な辞典です。

特徴

1. 収録語数の豊富さとバランスの取れた語釈
 旺文社『標準国語辞典』には、約35,000語が収録されており、日常生活や学校での学習に必要な語彙が網羅されています。単に言葉の意味を説明するだけでなく、具体的な例文や用例が付けられているので、子どもたちが実際の文脈での使い方を理解しやすい構成になっています。難しい言葉も、子ども向けに分かりやすく解説されており、国語力の向上を助けてくれます。

2. 学習の進捗に合わせた利用が可能
 小学校高学年から中学生までの幅広い年齢層を対象としているため、学年に応じた使い方ができます。例えば、小学5年生・6年生の時期には、基本的な言葉の意味を理解することに重点を置き、中学に進学してからは、より深い意味や使い方の理解を目指して使うことができます。このように学習の進捗に合わせて使い方を変えられるので、子どもの成長に合わせて長く使えるのが特徴です。

3. 確かな信頼性と安心感
旺文社は、教育関連の出版物で長年の実績を持つ出版社です。『標準国語辞典』もその例に漏れず、多くの教育現場で採用されています。中学受験のカリキュラムに沿った語彙が収録されており、学習塾でも推奨されることが多いです。また、改訂を重ねて現代に合った内容に更新されているため、安心して子どもに使わせることができます。

4. ビジュアルの工夫で理解しやすい
紙の辞典には、図解やイラストが適度に盛り込まれています。これにより、言葉だけでは理解しづらい概念や物の形状などを視覚的に捉えることができ、子どもたちの理解を助けます。特に、視覚情報が理解に結びつきやすい年齢の子どもにとって、こうしたビジュアル面での工夫は大きな助けとなります。

まとめ

 旺文社『標準国語辞典』は、中学受験を目指す小学生の保護者の方にとって、非常におすすめの国語辞典です。価格も手頃で、内容の充実度も高く、学習の進捗に合わせて長期間使用できます。また、教育現場での信頼も厚く、子どもが安心して学習に取り組むことができる辞典です。
 中学受験に向けての語彙力強化や読解力の向上には、適切な辞典の選択が大切です。ぜひ、旺文社『標準国語辞典』を活用して、お子さまの国語力を伸ばしていってください。

3. 小学館『国語大辞典』

 小学館『国語大辞典』は、日本の代表的な国語辞典の一つであり、豊富な語彙と詳細な解説を持つ辞典として高く評価されています。初版は1960年代に発行され、以来、改訂や新版の発行を重ね、現代の日本語に即した内容にアップデートされています。
 この辞典は、日本語の単語や熟語の意味だけでなく、語源や用例、時には文学的な背景についても解説を提供しています。また、古語や文語、方言、専門用語にも対応しており、辞書としての信頼性と網羅性が抜群です。日本語の深い知識を得るためには不可欠な一冊であり、特に中学受験で出題される語彙や文章の背景知識を補完するのに適しています。

価格

 小学館『国語大辞典』の価格は、その質とボリュームに見合ったものとなっています。最新の第3版(全14巻)の場合、セット価格は約200,000円前後です。これは書籍の総ページ数や内容の充実度を考えると、専門性の高い辞典としては妥当な価格と言えるでしょう。
 もちろん、学校図書館や公共図書館で利用することも可能ですが、自宅学習に取り入れることで、いつでも気軽に子どもが調べ学習をする環境を整えることができます。購入はオンライン書店や専門書店から可能で、必要に応じて分冊ごとに揃える方法もあります。

対象年齢

 小学館『国語大辞典』は、その内容の幅広さから、一般的には高校生以上を主な対象としています。しかし、中学受験を目指す小学生や中学生でも、難解な語彙や熟語、古典文学に触れる機会が増えるため、早めに使い慣れることは有益です。特に、中学受験では難解な漢字や熟語、歴史的な用語が出題されることもあり、辞書を通して自然に語彙を増やしていくことが学習効率を高めます。
 また、親子で調べることで、家庭内での勉強時間が充実し、親子のコミュニケーションにもつながります。保護者の方が一緒に辞書を使いながら、子どもと調べ学習をすることで、難解な言葉の理解をサポートし、辞書を使う習慣を身につけさせることができます。

特徴

圧倒的な語彙数と解説の詳細さ
全14巻にわたる豊富な語彙収録数は約50万語。日本語の標準語から方言、古語、専門用語まで網羅しており、あらゆるシーンでの日本語理解に役立ちます。また、単なる意味の説明にとどまらず、語源や用例、発音の違いなども詳細に記されています。これは受験勉強だけでなく、子どもの将来的な日本語力の向上にもつながります。

見やすい紙面と使いやすさ
『国語大辞典』は、漢字のルビ(ふりがな)や注釈が分かりやすく記載されており、子どもでも読みやすい設計になっています。辞書の文字が細かくて読みづらいといった心配も少なく、長時間の調べ学習にも耐えられる工夫が施されています。索引や用例の並びも整然としており、初めて辞書を使う子どもでも使い方を覚えやすいです。

中学受験に役立つ学習効果
中学受験では、読解問題の中で難解な言葉が使用されることが少なくありません。『国語大辞典』を活用することで、単語の意味だけでなく、その背景や使い方まで理解することができます。また、熟字訓や漢字の成り立ちなども詳しく解説されているため、漢字の成り立ちや熟語の使い分けを学ぶ際にも非常に役立ちます。

まとめ

 中学受験をサポートするために、質の高い辞書の選定はとても大切です。小学館『国語大辞典』は、その豊富な語彙数と詳細な解説で、子どもの語彙力をぐっと引き上げてくれる頼れる一冊です。もちろん、その価格は決して安くはありませんが、長期的に活用できる投資と考えれば、非常に価値ある選択となるでしょう。
 親子で一緒に辞書を開きながら、言葉の世界を広げていく楽しさを体験してみてください。

4. 岩波書店『岩波国語辞典』

 『岩波国語辞典』は、1955年に初版が発行されて以来、半世紀以上にわたって多くの読者から支持を受けている辞典です。国語学者・西尾実をはじめとする多くの専門家たちが監修・編集に関わり、精密かつ幅広い語彙の収録が特徴です。国語辞典としての信頼性が高く、精確な意味解説と用例が充実しているため、学習の際に役立つ辞典として定評があります。
 最新の第八版では、現代の言語使用にも対応するように新しい語彙や用例が追加されており、時代とともに変わる日本語の姿を適切に反映しています。時代に即した語彙を網羅しつつ、古典的な語彙や文語表現も豊富に収録しているため、幅広い年齢層に適した内容です。

価格

 『岩波国語辞典』の価格は、紙版と電子版の選択肢があり、一般的には紙版が税込3,800円前後で販売されています(価格は変動する可能性があるため、購入時に最新の情報を確認することをお勧めします)。電子版は、PCやスマートフォン、タブレットなどの端末で利用でき、価格は約2,500円前後です。
 電子版は、紙の辞典を持ち歩くことなく、いつでもどこでも使えるというメリットがあります。特に中学受験の学習で多用する場合や、通学中にさっと調べるといった用途にも便利です。一方、紙版は学校や家庭でのじっくりとした学習に適しており、ページをめくることで自然と語彙が増えるという利点もあります。

対象年齢

 『岩波国語辞典』は、特に中学生から高校生、そして大人まで幅広い層を対象にしています。中学受験生にとっても非常に有益であり、受験勉強の一環として活用できます。
 中学生以上を想定した語彙の豊富さが魅力ですが、難解な語彙にも分かりやすい説明が付されているため、小学生の高学年からでも使用可能です。特に、中学受験に向けて国語の語彙力を強化したい小学生にとっては、日常の学習の中で言葉の正確な意味を理解し、作文や読解の力を高めるツールとして役立つ辞書です。

特徴

精緻な語義説明
『岩波国語辞典』の最大の特徴は、語義説明の精緻さです。言葉の意味を単に記述するだけでなく、ニュアンスや用法の違いを細かく解説しているため、言葉の微妙なニュアンスを理解するのに役立ちます。たとえば、類義語や反対語も併記されているため、言葉の使い分けについても学ぶことができます。

豊富な用例
辞典には、日常的な表現から文学作品の引用まで、多岐にわたる用例が豊富に収録されています。これにより、言葉の使い方を具体的にイメージしやすくなり、受験に必要な読解力の向上につながります。中学受験の過去問でよく見られる表現や古典的な言い回しにも対応できるのは大きな利点です。

時代に即した更新
現代社会において使用される新しい言葉や言い回しが適宜追加されています。例えば、情報技術や新たな社会現象に関連する語彙も収録しており、最新の言語動向にも対応しています。このため、今の時代に即した学習が可能です。

紙版と電子版の選択肢
紙版の辞書を使って実際にページをめくる経験は、言葉を丁寧に学ぶことにつながりますが、電子版の手軽さも見逃せません。電子版はスマートフォンやタブレットでの検索が容易で、素早く言葉の意味を調べることができます。学習の状況やスタイルに合わせて、使い分けることができます。

教育現場での信頼性
 長年にわたり教育現場で使用され、教師や受験対策講座の講師からも信頼されている辞書です。受験生が利用する参考書や問題集でも『岩波国語辞典』を基準にした語義説明や解説が多く見られるため、安心して学習に取り入れることができます。

まとめ
 『岩波国語辞典』は、語彙力と読解力の向上を目指す中学受験生にとって強い味方となる辞書です。精緻な語義説明と豊富な用例が魅力であり、日常的な学習から受験対策まで幅広く活用することができます。価格面でも手ごろで、紙版と電子版の選択肢があるため、学習スタイルに応じた選択が可能です。お子様の国語力を一段階上げるための強力なツールとして、ぜひ検討してみてください。

5. 学研『現代標準国語辞典』

 『学研現代標準国語辞典』は、学習参考書や辞典の分野で定評のある学研が監修・出版している国語辞典です。この辞典は、日本語の基本的な語彙から最新の言葉までを網羅しており、日常生活で使う語彙や学校の授業で出てくる用語を詳しく解説しています。特に中学生や中学受験を控えた小学生向けに編纂されており、わかりやすい説明や例文が多く掲載されているのが特徴です。

価格

 『学研現代標準国語辞典』の価格は、一般的に3,000円から4,000円程度(税別)で販売されています。価格は書店やインターネット販売サイトによって若干異なりますが、この価格帯は中学生向けの辞典としては手頃なものです。また、電子辞書版やアプリ版も提供されており、スマートフォンやタブレットでも利用できるので、学習スタイルに合わせて選べるのも魅力です。

対象年齢

 『学研現代標準国語辞典』の対象年齢は、小学校高学年から中学生をメインとしています。特に中学受験を控えた小学生には最適な辞典です。中学受験では、漢字の読み書きや熟語の意味を正確に理解する力が求められますが、この辞典はそのようなニーズに応え、難解な言葉や専門用語の理解をサポートします。もちろん、辞書を使い慣れていない小学生でも、親しみやすい表現で解説されているため、初めての国語辞典としても利用できます。

特徴

わかりやすい解説と豊富な例文
言葉の意味を理解するためには、単に定義を読むだけでは不十分です。この辞典では、各語彙に対して豊富な例文を付け加えることで、実際の使い方を具体的にイメージできるようになっています。これにより、お子様が日常生活や受験問題で語彙を適切に使うための助けとなります。

中学受験を意識した選定語彙
中学受験対策において重要とされる言葉や表現を多く収録している点も魅力です。一般的な日常語彙はもちろんのこと、歴史的な言い回しや文学的な表現も含まれており、幅広い知識の習得に役立ちます。また、受験に頻出する熟字訓(熟語の特別な読み方)や、文章の読解に必要な言葉についても、丁寧に説明されています。

図解や写真を用いたビジュアル解説
言葉だけでは理解しにくい概念や物の名前については、図解や写真を使って視覚的にわかりやすく説明しています。特に、動植物や地理的な名称など、イメージが湧きにくい言葉については、このビジュアル解説が効果的です。これにより、単なる暗記に頼らず、理解を深めることができます。

見やすいレイアウトとわかりやすい索引
中学生が使いやすいように、見やすい文字サイズとすっきりとしたレイアウトが採用されています。巻末には詳細な索引があり、探したい言葉をすぐに見つけることができるため、効率的な学習が可能です。また、索引にはカタカナ語や漢字の読み仮名も充実しており、難しい漢字の読み方をすぐに確認することができます。

持ち運びに便利なサイズ
学校や塾への持ち運びも考慮された、コンパクトなサイズ感も人気の理由の一つです。重さも適度で、カバンに入れて持ち歩いても負担になりにくいため、通学時や塾での勉強にも活用できます。

まとめ

 『学研現代標準国語辞典』は、中学受験を目指すお子様にとって、語彙力や読解力を高めるための優れた学習ツールです。わかりやすい解説と豊富な例文、受験に適した語彙選定、そして視覚的に理解しやすい工夫がなされているため、受験生の保護者にとっては安心して勧められる辞典といえるでしょう。また、価格も手頃で、持ち運びのしやすさも考慮されているため、学校生活や家庭学習において幅広く活用できる点が魅力です。ぜひ、受験勉強のサポートにご活用ください。

新明解国語辞典 第八版:筆者の愛用

 「新明解国語辞典 第八版」の最大の特徴は、語釈が非常に独自性に富んでいることです。単に「意味」を説明するだけでなく、言葉が持つ感情や使い方のニュアンスまで踏み込んで記述されています。例えば、「人間」を説明する際に、他の辞書では「理性的な動物」といった無機質な表現が多い中、「新明解」は「自己中心的で、欲望に忠実な動物」といった、ユーモアを交えた独自の切り口で説明します。こうした表現は、読者の感性や思考を刺激し、言葉をより立体的に理解させる効果があります。言葉そのものに対する興味が湧き、ただの学習辞典ではなく、「読む辞典」としても楽しむことができます。

学習効果

 「新明解国語辞典 第八版」は、単なる語彙の暗記ではなく、言葉の背景やニュアンスを深く理解するのに役立ちます。これにより、読解力や作文力の向上が期待できます。また、語彙が多岐にわたるため、難しい文章を読む際に手元にあると安心です。辞書を引くたびに新たな発見があるため、辞書学習が好きな子どもには特におすすめです。

受験対策のポイント

 中学受験において、語彙力と読解力の強化は合否に直結します。「新明解国語辞典 第八版」を使うことで、受験に必要な語彙の意味を深く理解することができます。辞書に載っている説明文が独特であるため、単純な語義を覚えるだけでなく、言葉の背景や微妙な使い分けを学べるのが強みです。こうした知識は、記述式の問題や、文章中の語句のニュアンスを問われる問題で役立ちます。

まとめ

「新明解国語辞典 第八版」は、中学受験を目指すお子さまにとって、語彙力と読解力を養うのに最適な一冊です。ユニークで深みのある解説は、学習を楽しくし、興味を引き続けるでしょう。受験対策としての実用性だけでなく、言葉の奥深さを知るきっかけにもなるこの辞典を、ぜひお子さまと一緒に活用してみてください。

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