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【知った者勝ち】自分の感情を抑え、答えを導く交渉法

2020年の 殺人 929件

今もなお、

毎年1000人近くの殺人が

この日本で起きています。

※警察庁刑事局捜査支援分析管理官 報告書 引用



多くの人は、言い争いによって、

怒りの感情をバクハツさせ

取り返しのつかない亀裂を生じさせてしまいます。



単なるクチ喧嘩で済めば良いですが

人間関係のもつれは、やがて大きな亀裂となって

相手を傷つけることもあるでしょう。



言い争いを避けるには、

日常で起きている交渉を

いかに上手く立ち回るかで

決まります。



今回は、交渉を上手く進める方法

記事にします。



この記事は有料にするか迷いましたが

全部ではなく、一部ということもあり、

特別に無料記事としました。



交渉能力とは、

生まれ持ったものではなく

後天的なものです。

つまり、知識と経験で決まります。



子どもがオモチャの取り合いをしたとき

最後には

たたき合いのケンカになります。




それは、交渉の知識がないからです。

知識がなければ、力でもぎ取ろうとする動物的な

本能がそうさせています。




交渉に関する書籍はたくさんありますので

そちらで勉強されるのも良いでしょう。

これを読まれているあなたも是非

交渉知識を学んでください。



さて、早速ですが、アメリカの交渉人の話をしましょう。



アメリカは銃社会です。

交渉の誤ちが命取りになる場合があります。



アメリカでの殺人件数は

日本の50倍を超えます。

多くの方が毎年 命を落としています。



そんなアメリカで、強盗犯の立てこもり事件が発生

老若男女とわず、多くの人質がとられた現場で、

周りには多くの警察官が取り囲んでいました。



いくら多くの警察官がいても

たくさんの人質が捕られている中で、

なすすべ無しです。



そこに一人の交渉人が、

ようやく現場に着きました。




その交渉人は一体どうやって、

交渉したと思いますか?



あなたの日常でも多くの交渉事が

起きていると思います。

是非、参考にしてみてください。





立てこもりは長時間に及んでいます。



強盗犯は、脱出用の飛行機の手配や、食事など

さまざまな要求をしてきています。



空打ちと思われる威嚇の銃声が

時々聞こえる状況。

強盗犯と警察官たちの間には

一触即発の緊張が続いています。




交渉人は強盗犯に電話をかけました。




私の要求は、人質の解放だ。

君たちがいったい誰で、

これからどこに逃げようが構わない。



人質さえ解放してくれれば、

君たちの要求には答えるつもりだ。



私は、プロの交渉人だ。

だから、君たちの要求を

君たちに代わって、

このバカな警察たちの

上層部の連中に

交渉をしようじゃないか。





そして、強盗犯から

具体的に

彼らの要求を聞き出しました。




まず一つ目の要求だが、

そのままでは交渉は難しい、

長期戦になってしまう。



手っ取り早く、

警察上層部から「YES」を引き出すために

私に、駆け引きするための武器をくれないか?

それは、まずは老人と子供の解放だ。





これはとても参考になる交渉です。

例えば、相手に同調するテクニック

これはラポールと言われる

心理療法を用いたテクニックです。




その他にも、複数の交渉術が

この中には隠されています。



今回あなたに紹介したい

交渉を上手く進める方法

今から説明しましょう。




それは、交渉を行う前に

最小単位のゴールを持つことです。



アメリカの交渉人も、

私の要求は、人質の解放だ。

と言ってましたね。




私の会社でも、

こんな光景をよく目にします。



A  それはあなたの部署の仕事でしょう!?

B  君の部署がちゃんと処理しないのが悪いんだよ!!

A  あなたの部署こそ、いつもミスばかりしているじゃないですか!?

B  だから、君の部署がテキトウな処理ばかりして、

   こっちの仕事があふれるから、そうなるんだよ!!



あなたの職場でも

目にされたことがあるかもしれません。




交渉を上手く進める方法

判りやすく説明するために

もっと具体的な

シチュエーションにしましょう。




あなたは、他部署の部長に申請した

この書類を明日までに承認してほしいとします。



他部署の部長:今は忙しいから無理だ。

書類を適当に見てハンコを押せばいいのか?ぁあ?

と皮肉交じりに、投げやりな回答が来ました。




一般的には、

適当にハンコを押すことなど

許されるわけも無く、

その一般論が、

頭に浮かんだ あなたは、

それを否定してしまいます。





ましてや、

日頃からこの部署には、良い印象が無いために

ここぞとばかりに

相手を攻撃しようとしてしまい、

「自分の仕事をしっかりと遂行してくださいよっ!

そんなだから、あなたの部署は…(略)」

とグチグチ言ってしまいます。



これを「売り言葉に買い言葉」と言います。




あなたの目的は、

この他部署の部長から承認印を

もらうことだったはずです。




それを予め、

心の中で決めておけば、相手がどんなに

あおってこようと

あなたの感情が揺さぶられることは

ないのです。




人は、相手の感情に影響を受ける生き物です。

それを阻止するには、

自分の目的を最小単位で

明確にもつことが必要なのです。



他にも、このような記事を

いくつか書いていますので、

参考になったと思ったら

のぞいてみてください。



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