【有料会話術】人間の特性を知る~正しいコミュニケーション~
この記事は第5章まで無料で読めます。無料部分だけでも人の特性を知る事ができますので、是非ご覧ください。
コミュニケーションによるトラブルは後をたちません。
その原因は「表象システム」のズレによるものが、大半をしめます。
表象システムとは、①視覚・②聴覚・③体感覚(触覚・嗅覚・味覚)
のことで、
全ての人間に備わっており、人によってどの感覚が強いかが異なります。
0.あなたの表象システムは?
早速ですが、あなたの表象システムを調べてみましょう。
Q.あなたは、今おいしい焼肉屋さんにいます。あなたは何をイメージしますか?想像してみてください。
想像できましたか?
あなたは何を想像しましたか?(言葉で表現しておいてください。)
さて、これが今のあなたの表象システム(利き感覚とも言います)です。
視覚優位の人であれば、肉が焼かれている風景を想像します。
聴覚優位の人は、じゅうじゅうと肉が焼ける音を想像します。
体感覚優位の人は、焼肉を口に入れたときの味やニオイを想像します。
表象システムがズレていると、会話が噛み合わなくなります。
しかし、そのトラブルを回避する方法があります。
それは、表象システムごとの特徴を知ることです。
そうすれば、あいてが今どの表象システムが優位かを理解できます。
あいての表象システムに合わせることで、
コミュニケーションをあいてに合わせることが可能になります。
今回は、その方法を記事にします。
1.こんな人におススメ
この記事は、次のどれかに当てはまる方は、絶対に読んで頂きたい記事です。
・人との会話に自信が持てない方
・パートナーと意見が合わない時がある方
・人間よりも動物のほうが会話できるという方
・より多くの人と関係をもちたい方
・なぜか特定の人と話が合わない方
2.あいての表象システムに合わせる方法
どの表象システムが優位かによって、あいての言動は一定の変化をします。
視覚優位の方は、映像をすぐにイメージし、それをもとに話をするので早口になります。
聴覚優位の方は、言葉の扱いがていねいですので、論理的に話をします。
体感覚優位の方は、体で感覚を感じながら話をするので、ゆっくりと話をします。
これを利用して、あいての表象システムに意図的に合わせれば良いのです。
3.そもそもこの考え方はなんなのか?
これらは、NLP(Neuro-Linguistic Programming:神経言語プログラミング)という学問によって導かれたものです。
NLPは、別名「脳と心の取扱説明書」と呼ばれている心理学のひとつです。
アメリカのオバマ元大統領やクリントン元大統領もNLPを学び、
自身の演説に活かしていました。
その他にも次の方々がNLPを習得し、活用しています。
マザーテレサ、アンソニー・ロビンズ(世界No.1コーチ)、ダイアナ妃(プリンセス・オブ・ウェールズ)、ネルソン・マンデラ(元南アフリカ大統領)、ロナルド・レーガン(元米国大統領)、アンドレ・アガシ(テニス選手)
NLPは1970年代にアメリカで発祥した心理学で、多くの成功者をモデリングし、彼らの特徴を分析し続けることで、再現性のある状態に再構築したものです。
心理学では共通言語となっているラポール(相手と打ち解けた状態)やメタモデル(省略された情報を回復する手法)もNLPから始まっています。
※メタモデルに関する記事はコチラ
わたし自身、書記長として多くの従業員と接するときに、NLPを多用しています。立場的に多くの人間と接する必要があるため、とても重宝しています。
4.表象システムがズレるとこうなる
スポーツ選手へのインタビューです。こんな会話をよく見かけます。
アナウンサー「試合前に代表から何か言われたことはありますか?」
選手「はい・・・えー・・・試合前は・・・集中していこうと・・・」
アナウンサー「今日の試合は、あっという間でしたね。」
選手「はい・・・全力で向かっていこうと・・・えー・・・」
アナウンサー「ファンの方に一言お願いします。」
選手「はい、あの・・・うれしいです・・・ありがとうございました!」
こんなぎこちない会話になってしまうのは、アナウンサーは聴覚優位の人が多く、スポーツ選手には体感覚優位の人が多いからでしたね(前回記事より引用)。
5.表象システムによる言動の変化
表象システムごとの特徴は、はっする言葉だけでなく、体の動きにも表れてきます。
メンタリストDAIGOさんがおこなっていたコールドリーディングもこれに含まれます。
それでは、実際に、表象システムごとの言動の変化を見ていきましょう。
※前回までの記事はコチラ
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