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two door cinema clubの衝撃を忘れない

毎年、東京と大阪の二会場で開催される大型の洋楽フェス「サマーソニック2022」の第1弾アーティストが満を持して発表された。
ここ数年はコロナ禍のため、ラインナップ的にも規模的にも納得のいくフェスが開催されなかった。
しかし今年はかなりの力の入れようだと思う。無事開催されますように。
私的には、メンバー脱退の危機を乗り越えたKASABIANが楽しみだ。

そんなサマソニの話題が続いたので、ふと懐かしくなってイギリスのバンド、「Two door cinema club」を久々に聴いた。

私が彼らをはじめて見たのは2011年のサマソニ大阪。もう11年も前だ。
忘れもしない炎天下のマウンテンステージ。一番暑い時間帯。

爆音のステージ上には、フレットの深い位置で無我夢中で楽器をかき鳴らす3人の姿。
アップテンポのダンスフルなビート。耽美でキャッチーなギターリフ。
オーディエンスは我を忘れて踊り狂い、砂嵐が舞う。忘れもしない一体感。
前知識無しで見た私にとって、この光景は衝撃的だった。
「そもそも"two door cinema club"ってバンド名って何なん!?」
オシャレすぎるやろ!って当時悶絶した覚えがある。

涼しげなリフ、かつ物凄いスピード感で突き進む旋風のような「Undercover Martyn」。11年前に聴いたあの生音が、まだ耳に響いている気がする。

それ以降、彼らは世界的にもどんどん有名になり、毎年のサマソニの場でもトリを勤めるようになる。

こちらは「Changing of the seasons」
どこまでも優しいメロディー。嗚呼泣ける...

そして彼らの作風が、アップビートなものから徐々にオリジナリティ溢れるポップなものに変貌する。

この頃から私自身も、環境の変化等でサマソニにも行かなくなってしまった。
ガンガンにリフで攻めてくる彼らのロックな部分が好きだった私は、少しポップな作風に傾いた彼らから、自然と距離を置くように...
現にここ数年は全く聴いていなかった。

時は経ち、今日こうして久々に聴いてみると、あら不思議、彼らのポップなところがドンピシャに身に染みる。
私も大人になったのかな…

近年の代表曲「Satellite」。この曲も当時は何も思わなかったのに、今では最高に良い曲に思う。
にしても変なPVやね...


彼らが有名になる前の2011年のライブは私の中で伝説であり、忘れられないが、だからこそ現在進行形の彼らのパフォーマンスも是非見てみたい。

ということで、どうかサマソニに呼んでください運営さん…

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