【電信柱とかの「アレ」を巡ってみた】 1-2. 市川2丁目
日々、何気なく見過ごしている風景。
もしそこに、宝探しという冒険への入口が隠れているとしたら……
そう、例えば、
電信柱とかによくついてる、住所が書いてあるやつ探し、とか!!
☆以下、この記事にある地図のスクリーンショットをタップすると、ブラウザ版Googleマップにジャンプします。
ご興味ある方はぜひ、ご一緒に探索気分を味わっていただければ幸いです。
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我が故郷、千葉県市川市にある「電信柱とかのアレ」……こと『街区表示板』をコレクション!!
果たして、全てのエリアを制覇し、市川市を踏破することはできるのか?!
それでは、探索ルールをおさらいしよう。
・町を丁目ごとにめぐり、各丁目1番地にある「街区表示板」を写真で記録する!
・プレートは必ずしも電信柱にあるわけではない!臨機応変にくまなく探す。
・もちろん私有地に入るのは禁止。
・マイペースに!たまには諦めも肝心。
現在探索中のエリアは、市川市 市川。
地図で見ると、活気溢れる駅の中心街……だったはずなのに。
意外に電信柱自体が見つからん!とか、
駅前通りを1本横道に逸れただけで雰囲気がメチャクチャ殺伐とする!とか、
実際に足を踏み入れてみないとわからなかった点が既にポツポツ。
あかん。生まれて育ったはずの町なのに、知らなかったギャップをこれ以上見つけてしまったら、ドツボにハマってしまいそうだ。恐るべし市川市。
さて。
前回に引き続き、市川2丁目を巡ってゆく。
◎市川2丁目
地図で見るとこのあたり。
目立つのは、市川市立市川小学校だろうか。
いやぁほんと是非、お手元のペンでこの学校名を書いてみて欲しい。素晴らしいほどの縦棒の数。書いてて楽しくなっちゃう。
……くだらないことは置いておいて。
ここは、市内有数の歴史ある公立小学校。
令和3年度時点で創立145周年を既に迎えているのだとか?
大きな道路(国道14号線)に面しているのもあって、地域に深く溶け込んでいる印象だ。
さて、この区域の1番地は?
ふむむ……………
あー、いやー、地図だけでは察せなかった。情けない。
JRの線路が近いな。まだ市川駅から近いかもしれない。とりあえず、周囲をまた探し回ってみよう。
市川1-1の街区表示板があった裏通りを抜け出し、東京方面にふらっと走り出したその時。
あ。いた。
JR線の高架下にほど近い、小さな十字路でターゲット発見。
おぉ〜〜普通に見つかったじゃないか〜〜
これくらいサクサク発見できると、幸先いい気がするな!
というわけで、市川2丁目クリアー。
……サクッとクリアしたので、少々余談を。
今回のサムネになっている夕暮れの写真。
市川2丁目にある交差点、通称市川広小路。
場所としては、市川小付近から14号線をずーーーっと東京方面に進んだところ。
何の変哲もない交差点なのだが、
私が覚えうる限りの最も古い冒険の旅…………終着地点がここであった。
たしか、小学生の夏休み。親からおつかいを頼まれて、自転車にまたがった昼下がり。
近所のスーパーまで一人で買い物に出たのだが、河川敷から流れてくる草いきれの匂いと、空に鎮座する入道雲が私にささやいたのだ。
『冒険してみないか』と。
距離的に見れば近所とはいえ、通い慣れている学区を外れれば土地勘は皆無。
それでも知らない道を知りたくて、
見たことのない場所に立ってみたくて、
私は、来た道を忘れないように、一度も曲がらずに進み続けた。
そして、行き着いたのがこの交差点。
左右に車が駆け巡っている。空が蒼く、高い。蝉が叫んでいる。
横断歩道の長い赤信号を前に、「今日のゴールはここだ」と悟った。
私はきっと、ここから進んじゃいけない。
けどいつか、この先に行ってみたい。
そう心でつぶやき、小さな自転車でUターンをしたのだった。
のちに、この交差点は数年間使い続ける通学路となるのだが、学校の志望動機に上記の記憶が一切関わらない。
あら残念、ロマンチックな締めくくりにはならなかった。
主目的がササっとこなせたおかげで、なんだか懐かしい気分を思い出すことができた。
旅にノスタルジー、最高の組み合わせだ。
さて、次回は市川3丁目。
目指せ、電信柱のアレマスター!!
……いや、やはりこれはダサいな???
おまけ
市川2-1 (昼のすがた)