「23歳」って人生の転機な気がした、しんどそうだけど。
このnoteを出す約1週間前のこと。
わたしは23歳になった。
(ありがとうございます!)
ただし、ライフステージの選択によっては 23歳をどのような環境・状況で迎えるかが違うだろう。
例えば、
・高校卒業後に就職した人にとっては、新卒5年目
・専門学校を卒業した人にとっては、新卒3年目
・大学を卒業した人にとっては、新社会人1年目
・大学を卒業し大学院に進学した人は、大学院1年目
となる。
大体の場合、職場などの環境のなかで重要な役割を与えられ始めたり、はたまた新しい環境に順応する必要があったりするのではないだろうか。
これは色々な課程をストレートでクリアした場合の計算なので、上記の状況に全員が当てはまってるとは勿論考えていないし、状況は人による。
だけど、どのような場合でも、進路を決断したり、ライフステージに差し掛かったりして、人生の曲がり角の一つとなっているのがこの「23歳」という年なんじゃないだろうかと推察する。
そんなことを誕生日当日にシャワーを浴びながら考えていた自分だったが、
大っぴらには「23歳、がんばろー」くらいの陳腐な抱負しか出てこなかった。
だってなんてったってまだ23年目経験したてですし。
じゃあ「23歳」っていう気持ちを歌にしたアーティストは、どんな風に23歳を歌っているんだろうか?
お風呂から上がった私は、早速Spotifyで「23歳」、って曲名検索しディグってみる。
何曲か検索結果に出てきた曲を聴いた。
所感で思ったことが一つだけある。
こんなことを23歳で考える人がいるんだな、という発見があってちょっとおもしろかったので、ここで私が聴いた「23歳ソング」を5曲だけ挙げてみる。(5曲だけ、、!)
そしてここでは23歳になりたての私の主観で、
「しんどそう度」を %(パーセント)表記で表してみる。
また、今回は楽曲タイトルに「23歳」「23」の文字が入っているものをセレクトしてみた。「23歳」をタイトルに入れるくらいには、この数字の年がメインテーマとなっている曲たち、という前提で話を進めさせてもらえればと思う。
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1.「23歳/ SIX LOUNGE 」
しんどそう度 40%
この「鳴らして」というのは、バンドの音を奏でるという意味なんでしょうか。
わりと辛そうな歌い出しから始まって、結局生きる意味を見出してる。やるっきゃない焦りの感じがする。
アニメ「MAJOR」の主題歌を聴いてるときの高揚感と同じようなものを感じた。つらいけどがんばろうって感じ。
普段Spotifyで私は音楽を探すのですが、たまにYouTubeで調べた時と再生回数のギャップがあったりしてびっくりします。みんなが知らない良いバンドをま~た発掘しちゃったかもな、というなぞのマウント取りたくなっちゃう気持ちになりますね。笑 知らないの私だけかもしれないんですが。
SIX LOUNGE 良く聴いてる方、もしこれを読んでいたら推し曲をぜひぜひ教えてください。
2.「23歳の夏休み/神聖かまってちゃん」
しんどそう度 90%
周りと比べようとすると自分はニートでつらい、という内容。
ボーカル の子さんの年齢とともに、「22歳の夏休み」から始まり、同じイントロだが歌詞にアレンジを加えることで23歳、26歳、33歳とリリースされてきたシリーズものの一曲。
この曲での23歳の辛さは、周りとの違いに向き合わされること。
人生の選択をしていく段階で、友人とはお互いにばらばらな道を進んでいく中、久しぶりに会った時の会話が逆に自分と相手を比較させられてしまう。それを歌詞にストレートに載せているので, 聴く人にとっても辛い。という感じだろうか。
いや~辛いですね、これは!(誰)
ところで神聖かまってちゃんって、不思議なバンドですよね。
自分が精神的に若干つらい時に聴くと、はじめに聴きだしたときは謎に中毒性があってほかの曲も聴き続けまくるんだけど、
しばらく経つと、曲たちが自分の病んでる気持ちにさらに寄り添ってくれていただけで 辛さは解消されていないことにふと気づく瞬間がある。
その時に自分の気持ちがもっと辛くなる。
そして、この時を機にいったん聴くのをやめるんだけど、また何かの折に かまってちゃんを聴いている、欲している自分がいる。
中毒性が高すぎて、エナドリのような効果を持つ人たちだな、と思ってます。
下書きの段階では公式MVを載せてたのですが、年齢制限にかかっててうまく画像が映らない(このバンドらしい理由...。笑)ので、公式MVはここから見てください。→ここ
代わりにライブ音源があったので載せます。サムネのちばぎんさんの顔が楽しそうだなあ。
3.「23回目のサマーナイト/私立恵比寿中学」
しんどそう度 15%
23歳の夏の夜のはなし。じれったい恋愛ソングです。終始かわいい。ラスサビ前のセリフのところが甘酸っぱすぎて、聴いてるこっちが緊張してしまいました。
恋人(になる予定の人?)との縮まない距離はじれったいんだけど、しんどそうというよりは、ちょっかいを上手にかけてるという感じなので、耳が普通に幸せな一曲でした。
正直言って「しんどそう度」は低いのですが、23歳になったばかりのこの日にこんなにも甘酸っぱい一曲を聴くことになると思わなかったので、幸福度も上がったありがとうポイント加算により今回紹介することにしました。
エビ中の曲初めて聴いたけどもっと知りたくなった。
まず音楽性が高すぎる。そしてアイドルなのに、こんな日常デートシーンを切り取ったようなかわいいmvを出していいのか...。
すごい。沼にはまりそうです。
-0529 追記
エビ中、椎名林檎さんカバーの「自由に道連れ」だけは歌ってるの聴いたことあるんでした。
このカバーアルバムのなかでこの曲だけずっと好きで、一曲だけお気に入りに入れてたまに聴いている。感情を歌うときに乗せるのが素敵な人たちだなあという印象!もっとほかの曲も聴いていきたい!
4.「23/ Wallice」
しんどそう度 20%
23歳に早くなりたいっていう願望まじりの歌。
学校を21で退学して、22歳でいるのにも飽きて、、っていう赤裸々な内容がかわいらしい。欲望に近いしんどい、が20%だけど、これからの23歳に向けて楽しみな気持ちも高そう。
この曲に関しては、本人がまだ23歳でないこと、願望を歌っていることからランク外っちゃランク外なのですが、
本音がせきららすぎる、また、23歳になりたいっちゃなりたいのは私も同じく思っている、
というわたし自身の共感も相まって、今回の「しんどい度」選出メンバーに入れました。
この曲もSpotifyでは人気そうにみえてたけど、YouTubeでmv検索したらこんなに再生回数少なかったとは...。 ひとり誕生日会可愛すぎる。
Billie EilishとかOlivia Rodrigoみたいにいつかバズって日本にも上陸しそうですけどね。(もしかしてもうどこかでバズってる?)
5.「23歳/吉澤嘉代子」
しんどそう度 30%
一言ひとことの歌詞がじわじわと腹の中にはいっていく感じだった。うまく言葉にできないのだけど。
曲自体は短いけれど、歌詞の意味を考えようと思うとずっしりと自分の胸に届く一曲。
柔らかく暖かい声で、メロディーも明るい一方で、歌っている言葉がいい意味で妙にリアル。
前向きなような、後ろめたいような、すごく繊細な感情を表していていて不思議な感覚になる。そんな曲でした。
ちなみに吉澤嘉代子、この曲で初めて聞きました。
邦楽の話を一度だけしたことある友人に、「女性のシンガーソングライターとか聴いてそう」と言われたことがある私ですが、うーんまだまだ聴いていないものは多いです。
予想を裏ぎっててごめんね友人。慢性的にドラマ『Nのために』を思い出すと、家入レオの「Silly」を鬼リピートすることはあるんですけどね。
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他にもあと5,6曲くらいは聴いていたのだけど、ひとまずこの5曲を選んでみた。ここには書けていないけど、Rude-α の「23」も描写が細かくてすきでしたね。学校の廊下で、完成版の自分史を見せてもらっているような気持ちになりました。
23歳を始めたばかりの自分がいうのもなんだが、やはり、
23歳オマージュの曲たちには、それぞれに何かしらしんどい思いが綴られている。
でも、曲のなかには、それぞれニュアンスやその大きさは違うけれども、
しんどさを乗り越えていることも示されているのだ、と思う。
しんどくなったらこの曲を聴いて…とまでなるかはこの1年過ごしてみないとわからないが、
でも少なくとも、つらくなったときに、「曲がりなりにも乗り越えた・乗り越えようとしている」人たちの綴る歌詞を、音楽を思い出すのはいいのかもしれない。
23歳、自分の転機となるように、頑張ります。
これからもサイコーな音楽を聴いてnoteにします!よろしくお願いしますᕦ(ò_óˇ)ᕤ