「スマホを落としただけなのに」志賀晃 スマホは落としちゃいけないよねぇ
お久しぶりです!
2019年の目標は、「人にすすめられた本は必ず読む」にしました、なおこです。
今年もよろしくお願いします。
「スマホを落としただけなのに」
こちらは読書趣味が合うDK(受験中)にオススメされた一冊です。
映画にもなりましたねー。
(あっ、田中圭が出てる!)
作者は志賀晃さん。
知らない方だわーと思ってWikipediaで調べたら、ニッポン放送のラジオディレクターとして(違う名前で)ご活躍されてるらしい!
この「スマホを落としただけなのに」が第一作目で、2017年の「このミス大賞」隠し玉として刊行された、とあります。
…隠し玉?
何それ?このミス大賞にそんな制度ありましたっけ?笑
まあいいや、このミス大賞は私の中で外れない賞なので、きっと面白いでしょう。と思って読み始めましたよー。
「スマホを落としただけなのに」 志賀晃
それにしてもこのタイトル、、、これを思い出しますね笑
(懐かしい)
ポケベルってあったなぁ。
2年くらいしか世に出てなかった気がするので、使ってた人少ないと思う。
(ちなみに私は女子大生でしたのでどストライク世代)
ポケベルは1から9の数字を組み合わせて文字にできたので、(あ、が11とかね)それを全て覚えて高速で公衆電話の数字を打ってましたよ。
(こんな感じ。しかもドコモとテレメで微妙に違ってた)
なんか、今考えると電報っぽくてかわいいなぁ。
昭和ですよね。
もう平成も終わりますねぇ。
やばい、超脱線した。
戻しますよ。
「スマホを落としただけなのに」
落としちゃったんですねぇ、スマホを。
スマホは落としちゃだめですよね。
私は落としたことないですが、トイレに置き忘れた事があります。
すぐ気付いて戻ったら、ちょうど私の次に入った方が持って出てきて下さったので良かったですが、あれをもし心無い人に拾われてたらと思うと、今でも震えますね。
スマホないと何もできないもの。
スマホがない時、どうやって生きてたのかなぁ。
(公衆電話の文字を高速で打ってたんですけどね笑)
また脱線したー。
今度こそ戻しますとも!
「スマホを落としただけなのに」
主人公は、落とした人ではありません。
拾った人と、落とした人の恋人。
その2人がメインです。
ちょっと前に話題になった、コピーiPhoneてあるじゃないですか?
(パソコンに同期するやつ)
あれを、拾った人にやられて、そこから様々な事に悪用されて、最後はもうほんとやばいことになる、っていう話です。
そんなやばいことになる?
っていうくらい、やばいことになります。
ミステリーですね。
むしろホラーかもしれない。
SNSのアカウントから個人情報を特定する方法とかが書かれてて、それがめっちゃ勉強になります。
こわいけど。
でも私も本名でSNSやってるし、いとも簡単に家とかバレるんだろうな。
こわいですね。
著者の方が放送作家さんだけあって、まるで映像を見ているように読み進められます。
ハッとするような言葉とか、深く心に刺さるような表現なんかはあまりないですが、代わりに、テンポよく読みやすく、今風の「ライトさ」があります。
ストーリーの面白さを追って行くタイプの一冊。
「これとこれの用事の間に2時間くらい潰さないといけないんだけどどうしよう」
っていうような時に買ったらいいと思う!
ホラーっぽいけどさわやかな読後感がいいね。
星3.5。