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二日酔いに効くお酢の効果
お酢は江戸時代から、酔い覚ましに良いとされていたそうです。
これは単なる迷信ではなく、科学的な根拠があることも分かっています。
昔の人の知恵って、本当にすごいですね。
お酢のチカラを味方にすれば、アルコールを飲んだときの身体を楽にできるでしょうか。
お酢のなりたち
お酢はお酒に「種酢」と呼ばれるお酢を加えて加温し、「酢酸菌」を入れ、熟成させることでつくられます。
酢酸菌には2つの酵素が存在していて、1つめの酵素はアルコールを分解してアルデヒドを作り、2つ目の酵素はアルデヒドを分解して酢酸をつくります。
お酢は酢酸菌がお酒のアルコールを酢酸に変えることで出来た調味料、つまり、酢酸菌酵素を含むお酢にはアルコールを分解してくれる効果があるということです。
お酢でアルコール分解・肝機能の悪化も低減
キユーピーの研究によると、酢酸菌酵素には飲酒時に体内・血中のアルコール濃度を下げるだけでなく、肝機能の悪化を軽減し、肝脂肪の軽減にも効果があるそうです。
通常は肝臓がやるアルコール分解を、お酢の酢酸菌が胃の中でやってくれるのだから、肝臓の負担が減るのにも納得ですね。
酢酸菌酵素がアルコールに触れることで分解が始まるので、アルコールが吸収されてしまった後よりも、お酒を飲む前、飲んでいるときに飲む方が効果が高いようです。
黒酢やにごり酢がいいらしい
ですが、酢酸菌はお酢のにごり成分のため、市販の大量生産のお酢では見た目をよくするために濾過で取り除かれてしまっていたり、加熱殺菌で菌の作用が失われていることも多いそう。
昔ながらの製法で作られた黒酢には酢酸菌が含まれているそうです。
江戸時代の人が飲んでいたお酢は、濾過していないにごり酢だったそう。
アルコール分解に限らず、酢酸菌の効果が注目され始めてから、あえて酢酸菌を残したにごり酢も発売されています。
先日お酒を飲んだ時、コンビニで紙パックの果実酢も買って飲んだのですが、酔いの醒めの早さや次の日のスッキリ感が違う気がしました。
ですが、市販のお酢に酢酸菌が残っていないのなら、プラシーボ効果だった可能性も否めませんね。。
今度お酒を飲むときに、また試して効果を見てみたいと思いました。