文学フリマ大阪で買った本②
引き続き文学フリマ大阪12で購入した本を紹介していきたいと思います。
小説 『潔白マラソン』
鴨川の河川敷をマラソンするお話。地元京都が舞台になっているお話には弱いです。ちょうど手に取りやすいサイズだったのもとてもよかったです。
そんな訳で引き続き京都本。『応答せよ、こちら洛外より vol.1』
表紙の大文字ならぬ猫文字山がかわいい。内容は精神療法の当事者研究に近いものを感じたけれど、(より専門的)まださっと流し読みしただけなのでじっくり読みたいと思います。
続いて純文学。灰野葉『火』
あと残り3冊、の元気な掛け声につられて立ち止まったら10年の歴史が詰まってますと熱弁されて、その熱量に押されて買いました。
10年、創作してるとあっという間に過ぎちゃいますよね。でもタイパとの対極にある世界が創作だと思います。
続いてXでフォローさせていただいてる小柳とかげさんの短編集、
『落下する日常』
シニカルな感じの短編がいっぱい詰まっていて読むのが楽しいです。
短歌の活動がメインでコロナ世代とのことで、コロナが奪ったもの大きかったですよね。
小柳とかげさんにも初めてお会いしましたがとてもチャーミングで素敵な人でした。元気を貰えました。私も頑張ろう。
続いてもXでフォローさせていただいてる衿さやかさんの作品。
文學界に掲載された『泡のようなきみはともだち』が掲載された同人誌。
文學界を買うかどうかずっと迷っていたので会場で直接ご本人から買えたのは嬉しかったです。
続いて先日太宰治賞を受賞された市街地ギャオさんの受賞作『メメントラブドール』が収録されたムック。
このお二人が並んだブース「シカトするお前らへ」はなんだかとても神神しかったです。憧れのおふたりに会えてお話できてとても嬉しかったです。
書下ろし小説、エッセイ、往復書簡と豪華な内容の一冊。
読んでてお二人の人柄が伝わってくるようで温かい気持ちになりました。
そんな感じでたっぷり文学フリマ堪能しました。
帰りは梅田に寄り道してオープンしたばかりのグラングリーン大阪へ。
都会の一等地にこんな寛げる場があるなんてもはや大阪の鴨川じゃないですか。大阪市民、羨ましい。私も屋台でビアカクテルを一杯注文してのんびりしました。
JRから新快速に乗って京都駅へ。バスで家まで。
久しぶりの大阪。楽しめました。
私も今年の文学フリマ京都に出店者側として出たから
去年初めて一般参加したときとは
少し視線も変わって、こんなに山ほどブースあるのに
自分の本が売れる気1パーセントもしないとか弱気になってたんですが、
これだけ本が好きな人や本づくりに関わる人が集まる
熱い場所があるってことにまた元気づけられるんですよね。
文学フリマがなかったら今の私もなかったと思うし。
とりあえず参加された皆さまおつかれさまでした。
またどこかでお会いできることを願っております。
本は本当にざっと紹介しただけなのでこれからゆっくり時間をかけて
またXのほうでもつぶやいていきたいと思います。
以上後編でした。