サカナ月報(2024年9月)
ぎゃーす!もう2024年も残すところ3か月ですって!
猛暑が去り過ごしやすい気候になって嬉しいところですが、
今の涼しさだともはや秋なんてなくてすぐ冬に突入しそうな気がします。
さて、今月もかなり有意義に過ごせました!
1.ゲーム制作
ゲーム制作に関する記事は基本的にCi-enにお引越ししました。
ご興味ある方は以下をどうぞ!できればフォローもよろしくお願いします!
ゲ制デーと月末には欠かさず更新を続けています!
ちなみに現状最新作が公開中です!(次作が出るまで言うことに決めた)
プレイ時間はアンケート結果を見ると2時間弱くらいという感じです!
2.ゲームプレイ
祝!TGF2024開催決定!
というわけでノベコレは永遠の心のホームなので嬉しいです。
気付けば「バッジ搭載ゲーのみフライングプレイあり」という自分設定の謎ルールも完全無視して、現時点で120作強プレイしております。
結局今年もプレイ数の最上位バッジを狙うことになりそうです。
Steamでもちょいちょいゲームを遊んでおりまして、面白かったゲームは月イチくらいの頻度で簡単なゲーム紹介記事も上げていきたいと思ってます。
3.note活動
今月の投稿回数は本記事含めて9回でした!
以下、並べていきたいと思います。
自分のメインの活動は死ぬまでゲーム制作のつもりですが、発信については映画、読書、ゲームプレイが軸になってしまってます。なんかnoteでもうまいことゲーム制作をメイントピックの1つくらいにしたいのになかなかうまくいかないですねぇ。ゲーム作ってる人間として認知されたいものですが、世界的トップゲームクリエイターのメタルギアの小島監督も映画・小説の方だし、インプットは大事だよ、ということで。
4.読書
今月は13冊。割と出社日が多かったこととノンフィクションにちょいちょい手を出していることで冊数はかなり高め水準でした。全制覇を狙うと決めたメフィスト賞受賞作は今月4冊。このくらいのペースで行ってもまだあと半年以上は楽しめることになりますが、初期の作品は絶版で本屋で手に入らなかったら中古で手に入れるしかなさそう。
■閻魔堂沙羅の推理奇譚 点と線の推理ゲーム 木元 哉多
メフィスト賞受賞作シリーズの4冊目。相変わらず安定度抜群の面白さ。掌編3作のうち1作は初の日常回のような内容で、個人的には不要と感じた。が、残る通常回の2作はどちらもいつも通り面白かった。シリーズ続けて全くマンネリを感じないこのシステム、やはり発明だよなぁ、と。シリーズはあと3作でとりあえず打ち止め。ドラマ化したとはいえクオリティに比してあまり知名度がないよなぁ。バカ売れしてれば続いていると思うと残念。
■死ぬこと以外かすり傷 箕輪 厚介
元々はベストセラーという認識はありつつそれほど興味がなかったが、仕事の関係で講演を聞く機会があり読んでみた。メッセージはとてもシンプルで分かりやすい。自身の経験とこれまでの成功があるので説得力があった。読みやすい内容&分量で30分強で読了。前向きな内容のため、多少はヤル気をもらえた気がする。成功者は異常な量の仕事をこなしているのはそうだろうな、と。本書で誤った方向に感化される若者が多そう、という気も。
■キョウカンカク 美しき夜に 天祢 涼
メフィスト賞の重点読破活動の一環として読んだが、個人的満足度の高い一作。個人的な感覚としては意外性を最大化する範囲内でフェア&独自性&リアリティのバランスが絶妙に感じられた。真相はとても好き。読了後に満足できるかどうかはよくある表現で言えば人を選ぶとも言えるし、それこそ読み手のカンカク次第だろうな、と感じた。自分は読み手として本作のターゲットど真ん中であるという自覚があるため、シリーズ次作は必ず読む。
■悪意とこだわりの演出術 藤井 健太郎
ノブロック佐久間氏がテレ東を退社したため、もはや局付のテレビマンとしては頂点に立った感のある人気プロデューサー。水曜日のダウンタウンを筆頭に氏の手がけた番組は軒並み大好きなので興味深く読めた。リアルタイムでない出来事を含めて面白がるものがかなり似ていたので、摂取した栄養が似ているんだなと腑に落ちた。「面白いコンテンツを作る際のスタンス」に関してゲーム制作にも参考になりそうな点があったのも嬉しい。
■真っ暗な夜明け 氷川 透
飛び道具的な作品の多いメフィスト賞では特に珍しく感じる本格推理モノ。解説・推薦を務めるのが島田荘司というのがガチ度の証左(ちなみにこの解説は非常に読み応えがあった)。「動機なんて突き詰めればどうでも良い」と明言するロジック至上主義系名探偵はひたすら複数の仮説を立てて実現可能性を潰していくというスタイルで真実に迫るため、文章のほとんどは推理パート。そのため事件部分の盛り上がりは地味ではあるが、かなり良質な本格推理モノが楽しめた。作者名義では断筆しているようで、これだけ書けるのにタイミングの妙もあるのか勿体ない。登場人物の価値観や会話内容がバブル期みたいに古臭いのも、本格が時代遅れということを認識したうえで敢えてやっているのかも、と感じた。
■閻魔堂沙羅の推理奇譚 落ちる天使の謎 木元 哉多
メフィスト賞受賞作シリーズの5冊目。これだけ同じフォーマットの短編作が続いても面白さが全く損なわれていないのは単純に凄い。フォーマット自体の素晴らしさもさることながら、発想力もモチベーションも素晴らしい。メフィスト賞受賞前から書き溜めてたのはどこまでだったのか気になるところ。本シリーズ7作で打ち止めっぽいのは勿体ないよなぁ。無駄だと思うけど講談社に投書でもしてみようかしら。
■東大から刑務所へ 堀江 貴文,井川 意高
東大出身(ホリエモン中退だけど)&実刑判決で服役という共通点を持つ2人の対談本。2人とも今も自由奔放好き勝手に過ごしているところも似ているが、やはりホリエモンの方がスケールを感じるのはより態度が傍若無人だからかも。本書自体はただの獄中体験記なので純粋なエンタメ本だが、ライブドア事件は今思えば国家の介入が経済の停滞を積極に推し進めた象徴的な事件だったよなぁ、などと感慨に耽った。ちなみにプロ野球ファンなので、一リーグ制にならなかったきっかけを作ったホリエモンの好感度は高い。
■透明な螺旋 東野 圭吾
ガリレオシリーズ最新作かつ記念すべき10作目。十分満足なレベルで面白くて一安心。改めて思い返すと作者は生まれついての因縁をベースにした話を作るのが得意なんだな、と。捜査に応じて場所を移したり印象的な会話シーンがあったり、すぐに二時間ドラマにできそうな、映像的なイメージが頭に浮かぶミステリという印象。それにしても主要人物も1作目からずいぶん歳をとったなぁ。自分も歳をとるはずです。
■ランチ酒 今日もまんぷく 原田 ひ香
飯&酒テロ小説の第三弾。飯&酒描写は印象として過去作と比べても多め。感覚としては文章量のうち半分は酒を飲みながら飯を食っているイメージ。
本作では主人公の恋愛にかなり進展があるせいで、依頼人の人生模様を垣間見るN数は過去作より少し減った印象。通常サイズの文庫で全13話となるため、1話当たりの分量は短く、上述の通り食事シーンが多いため隙間時間に読みやすい小説。空腹時や夜に読むのは要注意。
■銀の檻を溶かして: 薬屋探偵妖綺談 高里 椎奈
メフィスト賞受賞後にシリーズ化しているため密かに期待していたものの、思った以上にティーン女子向け作品の色合いが濃かった。ミステリ要素は極めて薄く、タイプの異なる人外美少年・美青年の掛け合いを楽しむ作品。勝手な印象としては女子小中高生のうち一定数がドはまりするような作品という感じ。予想通りちょっと検索掛けてみたら大好きという声が結構見つかった。中年男性には非常に厳しい会話のノリと文体であった。
■ウェディング・ドレス 黒田 研二
メフィスト賞らしい意欲的なトリックを仕込み、うまく構築した一作。自分が長らく温めているシナリオと相当似通った構成・展開だったので驚いた。このトリック自体はそれなりにミステリを読んでいれば思い付くようなものなので独自性があるとは思っておらず、大きな齟齬なく、意外性と納得感を同居させて構築しきったところが上手いなぁ、という印象。ややご都合主義的だったり、キャラクターが記号っぽかったりする点はあるが、それを補う魅力があったのでメフィスト賞らしいよなぁとにんまり。
■審判はつらいよ 鵜飼 克郎
本好き×さらば好きなので、Youtubeの『さらばのこの本誰が書いとんねん!』が好きでよく見ています。個性的な作者と一風変わった本が紹介されるのでかなり好き。で、そこで紹介されていたので読んでみた。本著では野球、サッカー、柔道、ボクシング、ゴルフ、飛び込み、相撲の審判へのインタビューをまとめたものでいずれも興味深かった。全競技一定以上の知見はあるつもりだが、審判の話は知らないことも多数あり面白かった。それぞれの分量はやや物足りない気もしたが、軽く色んな競技に触れるには最適かも。審判員になったきっかけの話もそれぞれドラマチック。シリーズ化希望だけどマイナー競技だけだとあまり売れなそうな気もする。
■閻魔堂沙羅の推理奇譚 金曜日の神隠し 木元 哉多
メフィスト賞受賞作シリーズの6冊目。サラリと読めてクオリティも高い安定のシリーズのため、なるべく温存していたのに今月3冊目。いつもの短編集ではなく初の長編作。「容疑者Xの献身パターン」で期待大でしたが、期待以上の名作だった気がします。設定のリアリティや展開や結末のカタルシス、読後感の良いお話でした。ミステリ度はかなり低めで容易に推理はできましたがそこはスパイスみたいなもんで、特に主人公のキャラ造形、心理描写の変化なんかが秀逸でとても良かったです。
2024年累計93冊
確実に来月で年間100冊は達成しそうです。
5.映画
当月中に観た中で一番良かったものの予告編を今後は貼ることにします。
というわけで今月はこちら!いやぁ、良かったです!!
今月観た映画の中で最も素晴らしかったのは「恋はデジャ・ブ」でした。
こちらはタイムループの初期の名作として名高い逸品でしたが、長らく存在を知る程度に留まっていました。「ハッピー・デス・デイ」で本作の言及があったのと、鑑賞のおススメを受けて観てみたところ想像よりも遥かに良かったです。93年公開と30年以上前の作品ながら今でも全く色褪せません。タイムループものとして押さえるべき点は完璧に抑えつつ、テンポや見せ方、主演の演技など目を見張りました。恋愛要素もあれば人生をどう生きるかという点も描かれるのでタイムループ好きだけでなく万人におススメです!
今月観たその他の強くおススメ作(★5)はネトフリ制作豪華ミステリの「ナイブズ・アウト: グラス・オニオン」と伝説のラストシーンが有名な「テルマ&ルイーズ」です。どちらもあらすじ観て興味を持つようであればまず楽しめるかと思います!
ちょっとした感想やおススメ度は別記事でまとめ(て)ます!
上段のリンクは今月まとめた記事。下段は今月観た映画です。
(その30は記事としてできているのに公開タイミング逃してしまいました)
今月観た映画は以下です!★は自分の評価です!ご参考までに!
■ゲット・アウト(Netflix) ★★★★☆
■君が生きた証(Amazonプライム) ★★★★☆
■オール・ユー・ニード・イズ・キル(Amazonプライム) ★★★☆☆
■キツツキと雨(Hulu) ★★★★☆
■NOPE(Netflix) ★★★☆☆
■ナイブズ・アウト: グラス・オニオン(Netflix) ★★★★★
■恋はデ・ジャヴ(Amazonプライム) ★★★★★
■Mank/マンク(Netflix) ★★☆☆☆
■ザ・キラー(Netflix) ★★☆☆☆
■ラヂオの時間(FOD) ★★★★☆
■テルマ&ルイーズ(Amazonプライム) ★★★★★
■ライド・ライク・ア・ガール(Amazonプライム) ★★★★☆
■ファーゴ(Amazonプライム) ★★★★☆
今月観たのは全13本でした。
在宅勤務の際に通勤時間を映画1本+夕食作りに充ててる感じでしょうか。
昼休みも昼寝しなければ自由に使えるのでやはり在宅の満足度は高いです。
期待の『大きな家』の公開が12月なのでそれまでに映画館にも行きたい。
今観るならやっぱり『侍タイムスリッパ―』ですかね。
2024年累計88本
来月か再来月にはこちらも100本到達しそうです。
もはやインプットの鬼ですが、今作っているのはバカゲーです。
6.運動
ランニング
今月は久々に目指せ150kmと思っていたものの、雨で1回潰れたことも含めて平日の帰宅ランチャンスがほぼなかったのが痛かったです。幸い気温がだいぶ下がってきたので、10月は休日の子ども習いごと送迎ランの距離を毎回25kmくらいに延ばすことでまずは月間150kmをクリアします!
そうすれば月4回で100km稼げるので月4回の帰宅ランと合わせて150kmクリアっすね!現状の走力は体重をもうちょい落とせばフルマラソン3時間半~45分くらいのイメージだと思うので大会出て答え合わせしてみようかな。なお、独身時代は10月~2月くらいまでほぼ毎週末大会で埋めてましたw
4日(水) 15km
7日(土) 15km
14日(土) 15km
16日(月) 15km
21日(土) 18km
23日(月) 16km
28日(土) 26km
計 120km
というわけで今月もお疲れ様でした。
以上、富井サカナでした。
来月も頑張っていきましょーい!!
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