フリーランス1年目の学び④「苦手なことに時間を割かない」
お金の不安は、尽きない。
フリーランスとして働くようになって、やっぱり考えるのが「お金」のこと。この先、いつ契約が打ち切られるかも分からない不安定な未来のなかで、「できるだけ案件を獲得しておきたい」「時給単価を上げたい」って気持ちは、特に独立Webライターなら誰もが抱く気持ちかと思うし、ご多聞に漏れず僕も抱いている。
ただ、苦手なことに手を出すのはやっぱりダメだな、と痛感。
たとえば最近、ライターとは別に「説明会のスピーカー」の仕事を任されたことがあったけど、1ヶ月も経たずに辞退。理由は、どうしても"営業”を意識してしまったから。「ラフで大丈夫ですよ」とクライアントから言われていたけど、「成功させなきゃ……」と必要以上に力が入ってしまい、さらには説明会のあいだ笑顔をずっと続け、相手からの視線をずっと感じていると、終わった後に「ハーっ……」と疲れることが度々あった。
ちなみに時給も良かったし、後から聞いた話では説明会経由での申し込みが50%超えと、内容自体は上々だったみたい。でも、やっぱ営業は苦手だ。1対1での何気ない会話は問題ないけど、いざ売上を意識して相手を説得する仕事となると疲れてしまうし、前職の転職エージェントで倒れたのも、こうした営業に対する苦手意識が関係していたのは間違いない。
この当時の話は、ブログの中でもお伝えしているので良ければご覧ください↓
「苦手なことを乗り越えて、人は成長する」
これは、長期的に見れば事実かもしれない。でも、こんなに変化が早い時代では、苦手に向き合うコスパってめちゃくちゃ悪い。勉強も必要だし、僕自身は精神的に強いほうでもないから、メンタル面の回復にも時間が必要だ。特にフリーランスは、自分の体が資本。給料的にどんなに割の良い仕事でも、どんなに成果が出ていたとしても、苦手克服に費やす時間を考えたら、結果的に割に合わない可能性が高い。
一方で、こちらの記事に書いた通り、自分の「得意」を活かせる余地はまだまだある(はず)。「苦手→得意」というステップをすでに終了しているので、当然、<得意を活かす>は<苦手克服>よりもコスパが良い。
フリーランス1年目は失敗の連続で、そこから色々なことを学んできたけど、「苦手なことに挑戦するな!」というのは、また一つ勉強になった。
やっぱ、目先の利益にくらんじゃダメだな…。