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生まれて初めてパンダをみた

 生まれて初めてパンダをみた。
 正確には、上野動物園までパンダを見に行ったのだ。

 長年ホンモノを見てみたいと思いながら見たことがなかったもの、パンダと富士山。
 どちらも見たい見たいと言っているだけでは、いつまで経っても見ることはできないのだ、行動あるのみ。

 ホンモノのパンダは可愛かった
 期待が大きいほど、実際観た時にガッカリすることもあるのだが、パンダは違った。
 かわいいかわいいを連発し、益々パンダが好きになった。

 パンダが見たいとはずっと前から公言していたのだが、見たことあるひとは周りに結構いるし、そんなに「パンダ見たほうがいいよ可愛いよ」とは言われなかった。「あー見たことあるよ」っていう軽い反応は何なのだ。
 それから、パンダって熊だよ?というひともいたので、見たことないから騒いでいるだけで、実際見たら熊と同じじゃんって思うのかな…などと心配もしていた。
 しかし、実際は何の心配も無用だった、パンダは可愛いし、わざわざ会いに行く価値はあった!
 毎日観たいとか、パンダグッズを揃えたいと思うほどのめり込んではいないが、パンダは可愛いし、東京に行くことがあれば、私は絶対また見に行く。
 会うひと会うひとに、パンダ可愛かった、絶対見たほうがいい!と触れ回っている。

 パンダ展示の周りには、説明の看板がたくさんあって、その中にパンダの顔が丸くて可愛らしい理由がかいてあった。
『パンダは笹を食べるためにあごが発達して顔が丸く愛らしくなった』
 ほら、パンダと熊は愛らしさが違う!パンダって熊だよ?と言ったひとに教えてやりたい。

 しかししかし、上野動物園は広かった。
歩き疲れて足が棒、なのに夫がせっかく来たからと、全ての展示を見て回りたがるのだ。
 私はパンダだけでいい…ここじゃなくても見れる動物見なくていい、もう歩けない…。

 ついでに東京国立博物館にも行った。
 こちらも広かった、ついでに行くようなところではなかった。
 夫が、端の館から制覇しようと言っていたが、無理である。
 頼む、本館と、今やってるはにわ展だけにしてくれ…もう歩けない、足が棒。

 本館を急ぎ足で見て、はにわにハマった!
 はにわってこんなに大きかったの?
 教科書でしか見たことがなかったものの実物を見た時の感動

 はにわは特に見たいと思っていたわけではなく、そこに行くまではにわ展をしていることも知らなかったが、長年楽しみにしていたパンダと同じくらい見て楽しかった、可愛かった、見ることができて良かった。

 すごーく楽しみにしていたものが期待通りだった時の、うれしさと感動がいい。
 そして、偶然出会ったから何も期待していなかったのに、楽しくて感動したこともいい。
 二つの気持ちを同時に味わえた。

 東京はすごいなあ、スケールが違うなあ。
 国立科学博物館も行きたかったけど、一日で回れるところじゃないんだな、上野公園て。
 行ってみて初めて知ること。
 上野公園と言えば西郷さんの銅像だと思っていたけど、それも見つけられなかった。
 後から看板見て場所を知ったけど、パンダとはにわ見た後に西郷さんまで歩く元気もなく、上野駅まで歩く元気すらなく、タクシーでホテルへ帰った。

 東京をなめていた。
 次回は西郷さんと国立科学博物館を目指してまた来よう。
 でもパンダも見ないといけないし、一日じゃまた見れないかも。

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