イギリス🇬🇧圧勝🇬🇧 アジアサッカー大丈夫？

いよいよワールドカップグループステージも一日に複数の試合が行われ、寝不足の日が続きそうな気配、、、（笑）。

今日は、God Save The Kingになったイギリス🇬🇧と、色々と大変な渦中にあるアジアの雄イラン🇮🇷の試合の模様をレポートです。

まさかのイギリス圧勝🎉🇬🇧🎉 スコアは６対２。しかも前後半で30分のロスタイム付き（笑）。延長戦並のロスタイムが付き、そのロスタイムでイギリスとイランには明暗がくっきりと分かれる展開に、、、どうしてそんなに大差が！？そんなところからいってみましょう！

１．全く機能しなかった５バックとドン引き戦略

イランは５バックを引いて、プレスはそんなに激しくいかず引いて守る戦略をとりました。これは、理にはかなっていました。平均身長がなんとイギリスよりも高く、アジアで随一のフィジカルを誇るイラン。一方、ネーションズカップでも勝ちきれない決定力イマイチのイギリス。昨今の状況を考えると、イランがとった戦略はまあわかる感じです。日本は絶対やっちゃいけない戦略ですが、、、

この戦略は前半を絶対にゼロで抑えたい、そんな戦略です。それによってイギリスの焦りを誘い、ミスったところを高速カウンター、あとはアジアを代表するFWであるカリミの決定力に賭ける、そんな典型的な弱者必勝戦略。繰り返して言いますが、現状戦略分析的には極めてリーズナブルな戦略、だったはずでした、、、

しかし、結果は６対２の惨敗でした。GKの負傷、長い試合中断、GKの交代、いろんな理由はありますが、、、イランのDF、ザルでした。１点目のベリンガム、シュートはすごいんだけど、怒フリーだし、その前のセンタリングなんて全くDF詰めてないし、そりゃあ決められるわな。２点目のサカなんて、なんであんなにフリーよ、という位、周りのDF棒立ち。まあ、３点目はケインのクロスもスターリングの空手キックも凄かったけど、、、

１点目はしょうがなかったとして、その後鬼プレスかけるなり、なんらかの戦略修正が欲しかった。後半出だしからゲーゲンプレスかけたけど、もう勝負決まってたので、カウンター食らった時のDFはめちゃくちゃでした。まあ、なるべくしてなった結果なのでしょう。フィジカルで守れるアジアのレベルとは全く違う世界、ということなんでしょう。

２．アジアサッカー、レベル低いの？

さて、アジアカップを制覇した開催国カタールはエクアドルに全く歯が立たず、アジア最強FIFAランク20位のイランがボロ負け、、、アジアサッカーのレベル、低いんでしょうか？

レベルが低いというより、欧州サッカートレンドに遅れている二国、であったと結論付けます。今のサッカートレンドは、バルサが作ったティキ・タカパスサッカーを潰すために考案された「ハイプレス＆速攻」、そこに「ボールキープと縦に早い楔パスからの崩し」なんだと思います。チームによってバランスは違えど、このトレンドが主流かと（少なくとも欧州は）。

でもって、カタールとイランの最大の欠点は（特にカタール）、このサッカートレンドを欧州のガチの現場で知っている・今体験している選手が少ない、というところであり、それが今回の完敗の根本要因かと。言葉では分かっていても、体感レベルでプレスの球際の速さだとかデュエルの間合いや激しさがどのレベルかを知っている選手、両チームともほぼいなかったかと思います。つまり、欧州の強いチームでレギュラーはっているような選手がメンバーにいない（イランのタリムとアズムンくらいか？）、これがこの二国が完敗した理由かと（え、じゃあエクアドルってそんな選手多いんか、ってツッコミはさておき（笑）意外と欧州チームメンバー多いし、なんせマリーシアの南米チームですし、、、）。

つまり、レベルが低いという言い方よりも、トレンド遅れ、経験不足、ま、それがレベルが低い、とも言えるのであろうけど、、、

３．で、日本代表はどうよ！？

翻って、現在の日本代表、この観点からすると最強メンバーです。以前そんな記事も書きましたねえ、、、（以下記事参照してください！）

ブンデスリーガはもとより、プレミア、リーガ、リーグ・アン（セリエAだけいないか？）で主力メンバーになっている選手の数が、今までの日本代表と比べたら、圧倒的に多いです。ヒデ、シンジ、シュンスケレベルではないにしても、ほぼ同等かそれに近いレベルでのレギュラー陣が多く、、、最大のポイントは、ディフェンダーとして活躍している選手が多いということです。中盤に圧倒的なタレントが多かった日本サッカーのレベルもDF、GKで世界で活躍する選手が増え、もはや世界に引けをとらないレベルに来ているかと思います。唯一足りないのは、、、

現代版「釜本」です。頼りになるセンターフォワードです。

全盛期の高原があと一歩のところまでいったかと思います。平山、大迫、指宿、、、いっぱい候補はいましたねえ。しかし、未だ、ソンフンミン、アリ・ダエイレベルのフォワードは釜本以来でていないのが現状でしょう。そんなフォワードが出てきた時、日本はワールドカップベスト8にいつも入るサッカー大国・常連国になるのかと思うのは、私だけでしょうか、、、

とは言っても、今回のメンバーは欧州経験値最強メンバーです。そこに、ポイチの地味で手堅い戦略がはまれば、ドイツやスペインの度肝を抜く可能性は大いにあると思っています。ドイツ戦の前半、失点しない、あるいは１点リード、みたいな展開になると日本のグループリーグ突破見えてくるんだがなあ、、、と、完全にイギリス対イラン戦レポートから逸脱してますね（笑）まあ、それがサッカーの醍醐味ですねーーー。今日は、いよいよ最後のワールドカップとなるメッシ登場。我が家の家宝の直筆サインがゴールを欲しています。がんばれメッシ！

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