さかもっち

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  • 農業複業化プロジェクトマガジン

    • 23本

    長野県佐久市内山地区で、休耕地や耕作放棄地を農地として再生させ、生きる基本である「食」に少し真剣に向き合い、自ら作れるようになることを目的に活動しています。 米作りを基本に、生活の基盤であり汎用性の高い品目の作付けを徐々に増やし、生き方としての農ある暮らしを、多様なメンバーと共に実践中。 フェイスブックページ https://www.facebook.com/nougyoufukugyou

最近の記事

Regenerative Farm Concierge

半農半コンサルのさかもっちです。3年前から佐久市内山で「農業複業化プロジェクト」のメンバーとして活動していくなかで、「農業複業化」を通じた多様な営み、コモンズをつくりたいと思い、「ぷらっとふぁーむ構想」を昨年12月に綴りました。今回はその構想を一歩前に進めてみた話です。 複業化ラボに参加することの発端は、「農業複業化プロジェクト」のキーマンの一人でもある江原さんが主催する「ローカル複業化ラボ」に参加したことです。 「ローカル複業化ラボ」は2023年1月〜3月の3ヶ月間。同期

    • ぷらっとふぁーむ構想

      こんにちは。半農半コンサルのさかもっちです。前回「複業と本業のあいだ」で書いた、「農業複業化」により多様な営み、コモンズをつくりたい、という話をしましたので、その流れで来年以降に向けた妄想をここで書きたいと思います。 余談ですが、妄想することの大切さについて、佐宗邦威さんの「ひとりの妄想で未来は変わる」をご一読されることをお勧めします。 私の妄想は、名付けて「ぷらっとふぁーむ」。 食べる=消費するところ起点ではなく、より自然、そして自然から紡ぎ出される(生産)に近い地点

      • 複業と本業のあいだ

        先週ようやくハゼ掛けした稲の農業複業化プロジェクトのメンバー+ゲストで脱穀を終え、ライスセンターに籾摺りに持ち込み、今年のお米の「生産」部分は終わりを迎えました。今後は早速来年に向けた土づくりが待っていますが、その前にプロジェクトと自分も佐久で農に触れる生活を始めてからも2年が過ぎようとしている今、モヤモヤしていることを書き綴ってみます。その名も「複業と本業のあいだ」です。 1.稼ぎとウェルビーイング 私が考える農における複業と本業の位置づけを、稼ぎとウェルビーイング度合

        • トウモロコシの一生

          佐久市内山での農業複業化プロジェクトも2年目に突入。私自身の「農」への身の置き方をアップデートするためにも、今年は複業の田んぼ以外にもいろいろ「体感」してみようと思い、農繁期はほぼ毎週、複業化Pの作業がない週も木曜夜から佐久に入り、金・土・日でイソップさんや隊長の本業の農作業のお手伝いをさせていただくことにしました。 ということで、今回はトウモロコシの栽培について、イソップさん&隊長の畑のお手伝いを半年ほど掛けて辿っていきたいと思います。 4月:土づくり トウモロコシとい

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        • 農業複業化プロジェクトマガジン
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        記事

          「農ある複業」への入り口

          5月に行った田植えには、複業メンバー以外にもメンバーの家族・友人たちが数多く参加してくれました。今回はこの時参加した私の友人の言葉を借りながら、「農ある複業」の意味合いを考えてみたいと思います。 いくつになっても挑戦するということ 52歳、男性、建設・エンジニアリング会社勤務 初めて田植えに挑戦しました。休耕田を使って農業を復業、そして複業とするというコンセプトに惹かれました。佐久市が、東京から新幹線で1時間という、意気込んでいくほどではない距離もちょうどよい。まぶしい

          「農ある複業」への入り口

          Farm to Health

          1.健康維持って難しい・・・ 2.農ライフは太る? 3.農作業は究極のエクササイズだった 4.身体の健康と里山の景観 1.健康維持って難しい・・・ さかもっち、52歳です。学生時代、中学で陸上部、高校でラグビー部、大学でアイスホッケー部という、典型的な体育会系でした。 典型的な体育会系が社会に出て陥る罠。それは、学生時代の思い出を引きずったまま、俺は絶対太らない!と根拠のない自信を持ち続け、暴飲暴食の果てに気づいたら元に戻れない姿になってしまう・・・ はい。その通りにな

          はじめさんからイソップさんへ~農業複業化プロジェクトに繋がる系譜

          今回は少しパーソナルな話も織り交ぜつつ、時空を超えた農業複業化プロジェクトに至るまでの軌跡を追います。 二拠点農ライフの宿泊事情 「はじめさんの家」に泊まる はじめさんの取材記事を発見! はじめさんがいて、イソップさんが在る 内山で農を営むということ 1.二拠点農ライフの宿泊事情二十四節気の「穀雨」を過ぎ、今年も足繁く内山に通う季節がやってきました。田んぼ作業のときはだいたい1~3泊しています。昨年は佐久・小諸地域で、将来の移住を見据え、定宿は押さえつつ、なるべく

          はじめさんからイソップさんへ~農業複業化プロジェクトに繋がる系譜

          トラクターに愛を込めて

          さかもっちです。4/9は「春耕」作業でした。「田起こし」とも言うそうです。春耕の意味と具体的な効果などについてはこちら↓を参照。 https://www.kubota.co.jp/kubotatanbo/rice/germination/tilling_01.html 今回は、「農作業」と言われて誰もが思い浮かべるトラクターの運転に、複業Pメンバーの数名(立候補制!)でチャレンジしました。 ◆今回学んだこと、考えたこと しまった!エンジンの掛け方を教わってなかった~

          トラクターに愛を込めて

          稲の苗は1日にして成らず~②育苗土の準備

          去年はプロ農家のイソップさんが丹精込めて育ててくれた苗を植えるところから始まったSAKU農業複業化プロジェクト。今年は、どうせならもっと前工程からやってみよう!ということで、前回「塩水選」という作業を行い、今年田んぼに植える苗になる種を昨年収穫した種籾から選別。今回は「育苗土」をつくるという作業を行いました。 ◆今回の学び いい眠りはいいベッドから 農機具はじめて物語 楽勝と思ったその時から翌日の筋肉痛は約束される 農作業はダイバーシティの宝庫 続けることの重要性

          稲の苗は1日にして成らず~②育苗土の準備