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おひとり様でも宴会気分をたのしめてよし

昼を「純中華南国酒家」でとることにする。

新宿伊勢丹の食堂街が今の形になったときには「ベジチャイナ」って名前の野菜がメインの中国料理のお店だった。
女性を意識したのかどうだか、意識しすぎてあんまり調子が良くなかった。
2年ほど前に今の名前でリニューアル。
本格的な中国料理をモダンでカジュアルにっていうのがテーマのお店に変わった。麺やご飯料理がメインのメニューが気軽でそしてわかりやすくて今は結構流行ってる。

「中華八寸」という前菜料理の盛り合わせが人気で、小籠包に選べるハーフ麺飯というのが人気のセットでそれ。
五目あんかけ焼きそばをメインに選んで待ちました。

まず八寸。お盆の上に料理が8種。
中央にエビ。中国風のコーンスープにクラゲの醤油漬け。カニときゅうりとフカヒレの煮凝り、よだれ鶏。ホタテの炒り煮に豚と青菜の巻物、それに茄子の酢漬けと8種類。

いつもながらに料理が丁寧。
見目麗しい。
豚バラ肉をフカフカになるまで蒸して青菜を巻いたものなんて舌と上顎だけでほぐれる。
ほぐれてとろんと脂が滲んでとろけていくのにウットリしちゃう。
よだれ鶏の肉は分厚いむな肉で食べごたえがあり、クラゲはコリコリ。茄子はぽってりと味だけじゃなく食感多彩で変化に満ちて食欲が湧かすおゴチソウ。

あんかけ焼きそばは具材たっぷり。
エビに豚バラ、窯焼き叉焼。イカにホタテに白菜、きくらげ、たけのこ、人参、ベビーコーンに小松菜、キノコ。
シャキシャキだったりプルプルだったりザクザクだったりひと噛みごとに口の中がにぎやかになる。

餡は硬めで、オイスターソースの旨味でが麺にしっかり絡み付く。
蒸し麺を多めの油でところどころ揚げたようにバリッと仕上げた麺もおいしくボク好み。

ただ今日は味が少々上品。
ほんのちょっとだけ物足りなさを感じてお酢で好みの味に整え食べる。

そして小籠包がやってくる。できたてだから熱々で、スーハーしながらスープをもれなく味わい、食べる。
ほどよき量でほどよくおいしく、ほどよく満足。オキニイリ。


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