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本の紹介『LEGO 競争にも模倣にも負けない世界一ブランドの育て方』


長久手市の行政書士、酒井洋一です。

普段は相続・遺言のお手伝いや不動産のお仕事をしています。

noteでは、専門的なコラムや僕が普段考えていること、趣味のことなどを綴っています。



LEGO 競争にも模倣にも負けない世界一ブランドの育て方 / 蛯谷敏


レゴ。
みんな好きですよね。
僕も好きです。

幼少のころから変わらないその色や形。
僕の幼少時代は今ほどモノや娯楽に囲まれた環境ではなく、どちらかといえば同じおもちゃを何度も何度も使い倒して遊んでいた記憶があります。
飽きたら次のおもちゃ、なんてことはできなくて、飽きても同じおもちゃで遊ぶしかないわけです。
そうするといつしかそのおもちゃ本来の遊び方とは違う遊び方を編み出すんですね。
今思えばクリエイティビティの源泉だった気がします。

そんな幼少期。
何度遊んでも毎回違う遊びができたのがレゴでした。
毎回毎回がクリエイティブな環境。
レゴで遊んだ時間は本当に楽しかったです。

そんなレゴブロックをこの世に生み出したレゴ社の発展から経営危機、そしてそれを乗り越えてきたこれまでの社歴をまとめたのが本書です。
タイトルには「世界一ブランドの育て方」とありますが、そこまでビジネス書ライクでもなく、どちらかというとレゴ社の歴史を振り返りながらレゴが大切にしている価値観を紐解いていくといった構成です。

レゴ社の生い立ち、経営危機からの復活劇、スターウォーズなど人気ブランドとのコラボ、模倣品との戦いと差別化、ファンとの交流やそこから生まれる新しいムーヴメント、そしてデジタルとの親和。
商品開発や経営の普遍的なテーマを、レゴという親しみあるツールを通して見ていくことができます。

最後に、本書で印象的だった部分を抜粋して紹介したいと思います。

「キンダーガーデン(幼稚園)では誰もが自由な発想で、遊び、作り、友達と一緒に何かを企画していた。手や体を動かし、照れることもなく、さまざまな創作活動に没頭できた。残念なことに、人は成長すると、こうした能力を失っていく。しかし、これからの時代は、大人になっても好奇心を持ち続け、幼稚園児のようなクリエイティビティが求められる」

本書より引用

すごくハッとさせられました。

変化の激しい現代において、もはや正解を知っているということにほとんど価値がなくなっていると感じています。
それよりも納得のいく正解を創り出せる能力が必要な気がしていて、僕たちは幼少の頃にはその能力を持っていたはずなんです。
それがいつのまにか大人というフィルターによって、あるいは常識や世間の目というフィルターによって、その能力を自ら閉ざしてしまっているのではないでしょうか。

幸い僕にはスノーボードとプラモデルという、世間的にはマニアックだけど他人様に堂々と語れる趣味があって、そのどちらもレールに沿わずともオリジナリティ、クリエイティビティを発揮できる遊びです。
もしかしたら幼少の頃にレゴで遊んだことが、この自由で壁の無い遊びの原体験なのかもしれませんね。

あれもこれも自由に思うままに、というのは範囲が広すぎて僕は逆に息苦しくなってしまいます。
趣味のスノーボードとプラモデルだけでも、人の目を気にせずのびのびと、心のままに楽しみたいと思います。
本書をキッカケに、そんなことを考えた夜でした。



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酒井洋一|行政書士
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