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役割等級・昇級の考え方の違和感を言語化してみる

はじめに

色んな人と関わっている中で、もやもやと違和感を感じることがありました。そのもやもやを私なりに言語化してみようと思います。
※あくまで個人の1意見です。

違和感を感じた発言

認識が違うんだ!と感じた発言たちです。
「あなたは役割等級が下だから、自分(管理職)と対等な立場でビジネス作っていくことができない」
「自分の役割等級を満たしているのに、昇級の対象にならなかった」
「後輩部下の昇級試験の対策が、対象者がある程度のレベルに達していないから苦労する」

個人的な意見

あまり役割等級という名の枠にハマるのは良くないと思っています。もちろん、基準として会社ごとに設けられているので、把握しておく必要はあります。ただ、今の役割等級に固執した途端に、あなたの伸びしろは無くなります。あくまでも役割等級の基準は最低限、その役割等級にいる限り必要なことだ、という認識が良いと思います。だから、昇級したいのならば、今の役割等級よりも上のことを実施できる必要があります。今よりも上のことができていて伸びしろがあると周りから認められて、やっと昇級の候補として挙がります。今の役割等級を達成できるのは当たり前です。役割等級が上がらないのは今の役割等級があなたの限界だと判断されているからです。
私自身も「〇〇等級なのに、何でこれができないの?」と思うこともあります。それは、もうその等級の中で数年経っていてベテランのはずなのに最低限の基準も満たせていないからです。

あるべき論

役割等級の基準の話をしていきましたが、本来は役割等級が主軸になって考えるのはおかしいと思っています。
まず、自分がどうなりたいか、どんな会社・部門にしたいか、顧客に何を提供していきたいかなどの想いを前提として持っている必要があります。
それを達成するために自分が取るべき行動が変わります。その行動を続ければ、役割等級を意識しなくても、周りから認められて勝手に昇級していきます。もちろん、自分の考えだけが正しいわけではないので、一般的に求められていることを最低限満たしているか、自分の進んでいる方向が合っているか、レベル感が合っているかの確認は必要です。しかし、いくらでも役割等級なんて超えていいんです。むしろ自分に成長の制限を付けずに、超えていきましょう。

個人の考え方の変遷

こんな偉そうなことを言っていますが、私も役割等級の枠にハマって考えている時期がありました。入社したてでしたが高専卒だったこともあり、周りの同期よりも技術力もあり、仕事もPJの同期の面倒を見ている立場でした。そんな中で、なぜか大卒の同期は昇級するのに、高専卒でPJでも成果を出している私は昇級しないとのことに「おかしい」と異論を上司に申し立てていました。しかし、突っぱねられて終わりました。当時は、同期と比較しておかしいと文句を言っていました。本部ごとに基準や状況が少し違ったり、技術力や仕事内容だけではなく、考え方を育てる必要があったことに気付いていない時代でした。

終わりに

役割等級や昇級、他の人と比べて自分の優位点だけを挙げて不満を持っている人の考え方を変えるきっかけになれば嬉しいです。

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