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いいマネのすすめ

みなさんは "マネ" をしたことはありますか?

  • アイドルやタレントのファッション

  • 賢い人の勉強方法

  • 成功した人のダイエットのやり方

  • 料理上手な人のレシピ

  • 流行りのキーワード

  • スポーツ選手の動き

  • 記事の書き方

などなど…。

一度は何かをマネしたことは
あるかと思います。

「マネするなよ~」という言葉もあるため、
マネはいけないことなのでしょうか。


①マネの意味

「真似」は、人の動きや考え方と似た行動をすることですね。

古語では、「まねぶ」という言葉を使っていました。
漢字をあてると、「真似ぶ」「学ぶ」となります。

  1. 「真似ぶ」と書くので、「まねをする」という意味があります。

  2. 人は先人のマネをしながら物事を学ぶので、「学ぶ」の意味もあります。

  3. Aさんが、Bさんの言葉をマネてそのままCさんに言うと伝えることになるので、「伝える」の意味もあるのですね。

マネをすることで学びがあり、そのことを誰かに伝えていくことで広がっていきます。
物事を学ぶためには、まずはマネが出発点になるということが、昔からわかっていたようです。


今井むつみさんは、以下のように言っています。

楽器の演奏にしろ、スポーツにしろ、それ以外のスキルにしろ、ほとんどの場合、私たちは誰か(多くは先生やコーチ)がそれをしているのを見て、それを真似てやってみることから始める

他者の行為を分析し、解釈し、心の中でその動きをなぞり、それを実際に自分の身体を使って繰り返すことが、人を模倣して学ぶときには、なくてはならないことなのである。

今井むつみ『学びとは何か』より


②いいマネのすすめ

大前提として、いいことをマネします。
悪いことのマネはもちろんNGですよね。

何事もイチから考え出すのは至難の業なので、マネをすることは有効です。
私たちはマネをして学んでいます。言い換えれば、成長ですね。

(例)
・教師の読み方をマネして、音読の仕方を学ぶ。
・先輩の授業のやり方をマネして、授業の方法を学ぶ。
・大谷翔平の努力の過程をマネして、練習方法を学ぶ。

などなど…。
あとは記事の冒頭に挙げたものなど、いろんな "マネ" がありますね。

マネをするということは行動しているということなので、行動に移していることもプラスですよね。

「自分はまったくマネをしない!」という人もいるかもしれませんが、引き出すを増やすという意味ではマネをすることは有効だと考えています。

大事なのはやり方です。

いいマネをすることで、短時間で成果をあげることができるかもしれません。


〈だめなマネ〉

✖ 全てをマネする
✖ 自分に合わないところをマネする

人それぞれ個性があるので、合う方法もさまざまなんですよね。
それなのに、全てを同じにすることは不可能ですね。
無理してやろうとすると、だいたい失敗します。

先ほど挙げた例で言うと…

・先輩の授業のやり方をマネして、授業の方法を学ぶ。
 → 先輩の個性や声のトーンなどがあって
   成り立っているやり方なので、
   全てはマネできない。
 (あとは、指導書を丸々マネしても
  絶対にうまくいきませんね)

そのままマネをすることは、世間的に見ていけないこともありますね。
著作権や剽窃などですね。
他人のアイデアを丸パクりして、自分のものとして発信することは当然NGです。

全てをマネしようとして、
うまくいかない
  ↓
嫌になる
  ↓
その人のやり方を疑う
「うまくいかないじゃん」

こうなってしまうと厳しいですね。

私たちはオリジナリティを大事にすることで存在感を保とうとする場合が多いので、過度にマネをされることは、されるほうとしても不快になってしまうかもしれません。

自分と全て同じ持ち物にされるとかは怖いですもんね。

マネをした結果、自分のオリジナリティがなくなってしまうのはだめですね。


〈いいマネ〉

〇 自分に合うところをマネする

有名な人をそのままマネしていてはいけませんね。
大切なのは、自分に合うところを取り入れて、自分なりにアレンジしていくことです。

モデリングという言葉があります。

【モデリング】
自分にとって理想となる人(モデル)の仕草や行動をマネし、自分自身を理想の状態に導く手法。

成功者の手法を取り入れることは、有効な手法だとされています。
成功者のことを徹底的に研究し、自分に合うようにアレンジしていけば、立派なオリジナリティになります。

マネは憧れの人や先輩にだけではなく、初心者の方や後輩などにもできますよね。

対象を幅広く捉えて、マネからオリジナルへ成長させていきたいですね。


まとめると


◎「真似ぶ」は「学ぶ」
  マネをすることで学びがある。

◎ 丸パクリをして自分のオリジナリティを
  出さないような、だめなマネはしない。

◎ マネしたい人のいいところを取り入れつつ、
  自分のオリジナリティを出していくという、
  いいマネをしていく。

でした。

私はどちらかというと、授業でもnoteでも、
オリジナルでやることが多いです。
ただ、最初の頃は何もわからないので、
やはり一部をマネすることはありました。
(目次を書く、導入を工夫する、など)

noteでも、
成功している人のやり方を取り入れつつ、
自分のオリジナリティを出しましょう!

        Saka.先生


* "いいマネ" はしていくべきですね…!!*


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