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食べて、祈って、恋をして(Eat Pray Love)【ぐすたふ】のシネマ徒然草子.Chapter14

今日も今日とて、海外に想いを馳せられる一本を。
こういう映画が時々無性に見たくなるのです。

この映画は、2010年8月時点で全世界で累計700万部を売り上げている回想録『食べて、祈って、恋をして 女が直面するあらゆること探求の書(Eat, Pray, Love: One Woman's Search for Everything Across Italy, India and Indonesia)』を原作としているものだそう。※wikipedia参照

映像があるからこその良さが映画では味わえるのですが、これは本の方がより面白そうな予感がします…。

それでは、レッツらゴーゴー!


1.作品概要

 邦題:食べて、祈って、恋をして(原題:Eat Pray Love)   
 監督:ライアン・マーフィー
 主演: ジュリア・ロバーツ、ジェームズ・フランコ、ハビエル・バルデム他   
 制作国、日本公開年:アメリカ、2010年

 ※画像はNetflixより、お借りいたしました

 ストーリー概要:
 大好きで結婚したはずの夫、それなのに彼との生活が次第に辛く感じるようになってきたライターのリズ。
 彼との関係について、どうしても自分で答えを出すことができないリズは、初めて神に祈り、そして「離婚」という答えにたどり着く。
 
 離婚調停に苦戦しながらも、新しい恋人もでき、順調なスタートを切ったかと思いきや、友人からは「元夫の時と同じように、付き合う男に好かれよう・合わせようと、必死で付き従い、しがみついて生きている『犬』のようだ」と指摘されてしまう。
 その指摘を受けて、リズは自分が大切な何かを見失っているということに気づく。
 そんな時、以前バリで出会った薬療師から「あなたはまたバリに戻ってくる」と言われたことを思い出す。
 そしてリズは、自分が見失っている何かを見つけるため、イタリア・インド・バリをの3ヵ国を巡る1年間の旅に出ることを決意する。


2.ぐすたふの「ここを見て!」

 自粛自粛のわたしたち、この映画では、イタリア滞在シーンに散りばめられた食べ物に注目したいなと。
 私も過去にイタリアを旅行したことがあるのですが、とにかくご飯が美味い!安い!いっぱい! 激ウマピザが500円以下で食べられましたからね…。懐かしい。

 そんな食の都イタリアで、リズは美味しいもので自分の心と体を満たしていきます。(体重的な意味でも…)
 とにかく罪悪感は捨てる。好きなことを好きなようにする。食べたいものを食べたいように食べる。楽しむ。

 これ、結構難しいと思うんです。
 私たちって、常に正解を求めて行動しようとしてしまいがちではないですか?(私だけかな?)より健康に良いのは何か、より利益を生むのはどちらか、より人から評価されるのはどれか。そういうものを無視して「ただ楽しむ」、これが本当に難しい。なぜかというと、自分の中の罪悪感や倫理感、湧き上がる向上心と戦わなきゃいけなくなるので。
 でも、時にはそういうものを取っ払って、好きなことをしたいようにすることで、内なるストレスを発散することが必要なんじゃないでしょうか。そうすれば、満たされた心と頭と体のおかげで、自身の日常をこれまで以上に一生懸命に取り組めるようになると思います。これ、今の私に最も必要かもです。笑 頭ではわかってるんだけどな。

 今回のピックアップシーンでは、ただ「楽しむ」ことに徹するリズの姿が、気持ち良くてとっても羨ましくなってしました。
 みなさんも、今夜はデリバリーピザLサイズ2枚にしませんか。


3.ぐすたふのひとりごと

 映画を見ていて、リズの旅の構成がナイスだな〜、と思いました。私も今度一人旅するなら、こんな感じでやってみたいな、とお思ったり。

<リズの旅構成をぐすたふ的におまとめ✳︎>
イタリア:思いっきり好きなことをしてストレス発散
      美味しい食べ物、楽しい友人たちとの時間で、心と体を満たす
  ↓
 インド:律した生活と瞑想を通して、自分を見つめ直す
     辛い過去にも向き合う時間を過ごす
  ↓
 バリ:調和の取れた生活を過ごす=自律した規則正しい生活+日常も思いっきり楽しむ

 この映画を通して、私たちが生きていくうえで大切なことって、「大切にしたいものを常に心に置き、ちょうど良いバランスを保つこと」なんだな、と思いました。
 また、私の心が少し救われたのは、このセリフ。

「愛のために調和を失うことも、調和のある生き方の一部なんだよ。」

「ちょうど良いバランスで」というと、常に±0、50:50でいなきゃいけないように思ってしまいがちですが、バランスを崩すのも「基準となるバランスがある」からこそできることなんだな、とこのセリフで気づかされました。自身がバランスを崩していることに気づけているのであれば、大丈夫。それはバランスのある生き方ができている証拠。

 また、この映画は、自粛生活でバランスを見失いそうになっている人たちに「ちょうどよいバランス」を取り戻すステップを教えてくれる作品でもあるな、と思います。つまり、「①楽しむ ②律する ③「楽しむ」「律する」をちょうど良いバランスで過ごす」ルールを日常生活の中でできるものに落とし込んで取り入れてみても良さそうだな〜と。

あー、それにしても、ジュリア・ロバーツが可愛すぎです。

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