ケアの“プロ”になるとは:こころカフェ(イベントレポ)
12月14日に精神看護「対話する」研究会でこころカフェを開催しました。
イベントの様子をnoteでレポートします。
概要
イベントレポート
日時:2019年12月14日(土)14:00~16:00
場所:大阪市立大淀コミュニティセンター 第4会議室
テーマ:ケアの“プロ”になる、とは?
ファシリテーター:中岡さん
今回のテーマは「ケアの“プロ”になる、とは?」でした。
参加者とメンバーを合わせて15名。看護、介護、ソーシャルワーク、カウンセリング、電話相談、服薬指導・・・など、さまざまな背景をもつ人々と哲学者2名で場が作られました。
はじめにアイスブレイクとして、メンバーがテーマに関して感じている疑問を簡単に話した後、進行役の中岡さんに対話のボールが渡されました。
じつは今回のテーマには2つの要素がありました。
「ケア」とは、「プロ」とは。
今回の対話のなかで分けて話されることはありませんでしたが、
それぞれの立場で思う「ケア」、実践する「ケア」と
それぞれの立場で思う「プロ」たるに必要な要素、「アマ」「一人の人間」との違いといったことが、個々人の体験談と織り交ぜて語られていたように思います。
そして、そこには、
・求めている・やってほしいと相手が表現していることと、課題解決上乗り越えるべき(と支援者が判断している)こととが対立するケース
・SOSが発せられないケース
・「支援“される”」ことへの抵抗 (対象者だけでなく、ケアを仕事にしている人も含め)
・ケアをしていくプロセスで湧き上がる感情と、生じる関係性、そのマネジメント
・ケアの限界(制度面で、役割の面で、一人でできる範囲の面で等)
など、仕事内容・立場を超えて、こころのケアに共通して生じる課題が絡み合っていました。
時々テーマを超えていろいろな話に発展し
2時間、ずっと白熱していつまでも話していられる感覚がそこにありつつ、時間で区切りました。
哲学対話は、特に結論やその場での答えを出すことはありません。
それぞれ、言葉に表現した以上のなにかが心のなかで動く感覚をもちつつ、散会しました。
※活動報告より
次回のお知らせ
次回は2020年2月29日(土)14時~、JR天満駅すぐの北区民センターで行います。
テーマは「やさしさとは」。
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