2019年6月②:『漂うままに島に着き』『深夜のラジオっ子』
私に島生活は無理そうだ。
◆内澤旬子『漂うままに島に着き』(朝日新聞出版、2016年)
読み終わった。半分くらいまでは「島っていいな♪」などと呑気なことを考えていたが、交通事情、虫&動物事情などを読んでいくうちにどれだけ甘かったかを思い知らされた。私はほぼ混じりっけなしのペーパードライバーであり、虫は平気だけどねずみはマジで無理なので、放浪の離島生活はなんの未練もなくきっぱりと断念。私はこれからも便利なこの世の中におんぶに抱っこで生きていきたいと思います。ただし本はおもしろかった。自分は未知の暮らしに飛び込むことはできないので、これからもこうやって疑似体験させていただくことにする。
◆村上謙三久『深夜のラジオっ子 ─リスナー・ハガキ職人・構成作家』(筑摩書房、2018年)
藤井青銅の章を読んだ。私はFM派で、ラジオを聞き始めたのもここ10年くらいだから芳賀ゆいもマセキ里穂も本でしかしらないけれど、ラジオのこういう振り切ったところが好きだ。
山ちゃんのめでたいニュースが飛び込んできた。脊髄反射で「俺たちの山ちゃん!!」って思ったけど、あのツーショット見てたらそもそも最初から「俺たちの」ではなかったんだな。