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当たって砕けて海外文学

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海外文学の積読にひたすら体当たりしてどこまで小さな石ころになれるか試しています。
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2019年6月の記事一覧

それはいつかの青春の

読みました。『スタンド・バイ・ミー』(スティーブン・キング、新潮文庫)。 途中の、知らないカタカナの固有名詞が立て続けに出てくるあたりで「これだ、これだよ、これが外国小説の苦手なところなんだ」とクラクラしたりとか、「○○なのさ」みたいなアメリカ文学特有(だと私は思っているが私だけだろう)の訳に気持ちが置いて行かれそうになったが、いや、でもやっぱりいい小説なのだと思う。 思う、とぼんやりした表現になってしまうのは、細部とか構造とかまで深く読み込めていないからなのだけれど(と

『スタンド・バイ・ミー』が進まない

ある程度予想はしていたが、予想通り過ぎてがっかりだ。まあ人間というのはそう変われないのだから仕方がない。 外国の小説を読むぞ、こんにちは海外文学、さようなら積読と言って表向きは意気揚々と始めてみたものの、結局腰は重いままで、新潮文庫のスティーブン・キング『スタンド・バイ・ミー』の「はじめに」を読んで、「スタンド・バイ・ミー」を読み始めて、まだ冒頭の部分なのに一旦閉じて、気がつけば私はカレー沢薫を読んでしまっていた。 それはスティーブン・キングよりもカレー沢薫の方が面白い、

海外小説を端から読んでみる

私の本棚には海外小説がいろいろとあるが、実際に読まれたものは一部だけで、多くの本はいやゆる積読だったりお飾りのようだったりする。 学生時代に外国文学を囓っていた関係で買った本、面白そうだと思って買った本、話題なっていた本、格好つけて買った本など集めた理由は様々だが、読もう読もうと思っているうちに気がつけば何年も経った。 そしてその間にも本は増え続け、「ああ、読んでいない」という後ろめたさも積み重なっていった。 このままだと読まない本に侵食されるだけでなく、「外国の小説も