#101日目 続・体重との向き合い方
こんにちは。ロンドンではじめての移住生活を送っているsacaikumiです。
滞在期間が100日を越えて最初の半年は折り返したのですが、体感としては本当にあっという間。特に自粛生活に慣れてからより体感スピードが上がっているような気がします。
前回の記事では私の物欲オンパレードな内容になってしまいましたが、今回はイギリスの現状と私の食欲を中心にまとめていきます。(欲の話ばかり..)
イギリスの現状とこれから
昨日5月10日(日)、ボリス首相から正式にイギリス国内のロックダウン解除延期と今後の見通しの発表がなされました。
まず、今週水曜日からは「1日1回のみ許されていたエクササイズだけではなく、外に出て日向ぼっこなどのレジャーを楽しんでも良いよ、でもあとは基本的にこれまで通りのルールを可能な限り守ってね!」というスタンスに若干アップデート。
そして今後は一番早くて6月頭から段階的に元の生活に戻っていくことを検討しているそうです。まずは学年を限定しての学校の再開や一部店舗の運営再開、その後早くて7月に飲食店やホテルなどの営業再開(見通し)。
でも、見えない敵と戦っているわけなので、R=1を下回らない限り、変更される可能性はまだ十分あると思います。
ところでこのR=1ってご存知ですか?(飲み物の方ではないですよ!笑)
私はパオロ・ジョルダーノの「コロナの時代の僕ら」というエッセイ集を読んで知りました。簡単に本をご紹介すると、科学的な視点と正しく恐れる力を身につけて混迷とした日々を楽に過ごせる知恵と、この先何を忘れたくないか考える機会をくれる本です。イタリアの2月の状況を通して感じた筆者の思いは、古くなるような種類のものではないのでこれから読むのもおすすめです。
本曰く、Rナンバーは、新型コロナウイルスに感染した人一人から何人に感染し得るかの指標を指しています。Rが1を上回った時、世界全体の感染者は増えていくことになります。ロックダウン前、欧州のR値は2〜3を示していたため爆発的に感染者が増えていきました。Rについてはこちらの記事にも詳しく説明されています。
話を元に戻すと、イギリスがこの先ロックダウンの規制を緩めていくことでRが1を越えてしまうようだったら、また適宜規制の強度を上げる必要が出てきます。
そして分かったことは、7月末まで状況が改善されず自宅待機での滞在期間を延長するか、このまま何もレジャーを楽しむことなく日本に戻るかの二択が濃厚ということ。昨年の記事で「何もしない旅がしたい」と何の気なしに呟いていたのですが、その願望だけはかなっていました。(理想は北欧だったし、こんな形で過ごすことは望んではいませんでしたが。)
ロンドンの今
私は今ウエストロンドンに住んでいて、ちょっとランニングで足を伸ばせばハイドパーク辺りまでは走っていくことができます。
ハイドパークはロンドンの中でも上位を争う大きな公園です。中には池があったり、リスや数多くの鳥たちなどに癒されたり出来ます。
それで、一昨日その公園付近にあるアジア食材専門のスーパーへ行って感じたこと…みんな外出過ぎ!!!!!!
1ヶ月半引き篭もりの生活を続けて、その間に外はようやく暖かくなってきて、さまざまな花が咲いてきて、外は21時ごろまで明るくて…開放的な気持ちになるけれど、それにしても、ロックダウン都市とは思えないくらい賑わっていました。
団体も見かけたりして、警察に取り締まられていないことに驚き。ロックダウンの効率を下げてそうだなぁと感じちゃいました。都市を封鎖するなら封鎖し切る、そうしないとダラダラ永遠に元の生活に戻れないですよね、、。
私は外国人なので、小さいスーパーに足を運ぶときは皆が活動する前の時間帯を狙ったりして、個人的に密を避けていきたいです。
続・体重との向き合い方
個人的に先行して始めた自粛と合わせて2ヶ月弱のこの生活の中で私が後回しにし続けたこと……それは体重管理です。
去年の7月に体重を約3kg落として、それから体重を維持し続けていました。その時の記録はこちらの記事に書いています。
体重を落とすのは大変だけど、一度落としてしまえば維持するのは結構簡単。大好きなお菓子を食べつつ、少し増えたらそのたびに元に戻すの繰り返し。
けれど今回の自粛期間の前半、精神的に大きな負荷がかかっていたことから、一旦食事については制限をかけずに生活する許可を自分に下ろしました。
日常の中で身体を動かす機会がぐんと減り、加えて仕事優先で簡単に食べられる炭水化物メインの食事ばかり取り、おまけに精神的に不安定なことをチョコレートで誤魔化す!
そんな食事を何週間か続けると脳が糖質を取らないと満足出来なくなってしまって、精神的に落ち着いたあともその食生活から抜け出せなくなってしまうんですよね。抜け出すタイミングを失うというか。ここ1〜2週間、ずっと先延ばしする理由ばかり考えていました。
世の中の丁寧なくらしブームと逆行した思うがままの食生活で体重は3kg増えたし、それ以上に、なんとなく身体全体のバランスが歪な形になりました。何より、身体が重たい。
前回の記事でも書いたように、私はダイエットは嗜好品(品物ではないですが…)だと捉えています。私もあなたも、どんな体型でもどんな身体の形でも、ひとりひとりがちゃんと元気に笑っているだけでとっても美しいと思っています。
だから久しぶりに丸みを帯びた今の私が駄目というわけではないけれど、お気に入りの洋服を自分が胸を張れる体型で着るときにいちばん幸せになれるから、来るロックダウン解除に向けて身体を元に戻していくことにしました。
今日から3週間糖質を制限して、ゆっくり頭の常識を上書きしていきます。初日の今日は、頭の理性でコントロール出来ない部分が嫌がっている感じがしました。突然糖分抜いてごめんね、自分!
ただ、これまでの私にとって[服を着て・外に出て・誰かと過ごす]までがセットだということを前回書きましたが、洋服のための体型管理もこの枠の中で機能してました。だから、今回自粛しながら食事を変えていくことは私にとって挑戦です。身体にやさしいものを食べることが心身ともに良く機能して、価値観がより良い形で上書きされたらいいなと思っています。3週間後、またどうなったか書きますね。
私もダイエットしたかったところ!なんて人が居ましたら是非、一緒に頑張りましょう〜!
おまけ:)
カバー画像に設定したのはイギリスの定番パンケーキ「クランペット」にバターとマーマイトを塗って目玉焼きを乗せたもの。友人がマーマイト克服レシピとして教えてくれました。マーマイトはビール酵母で出来ていてそのまま舐めると結構クセの強い味なのですが、この食べ方だとちょう美味しい!痩せたらまた食べたいな。