成果主義に疲れました
「確かに、わたしら現代人は、物事の結果で追い立てられとるかしれへんな」
『縄文の生活を想像してみると、いかにオレらが歪な暮らしかってわかる』
「かといってもう、戻れへんよ」
『まぁ揺さん、慌てなさんな』
「なんやその口調、ご隠居はんか」
『あ。昔なら隠居の歳だ、オレ』
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こんにちは。
フジミドリです。
昨日の私物語では、結果の視点から私たち現代人の在り方を眺めてみました。
物事の結果は冷酷です。
明確に白黒ついてしまいます。
結果として顕われたら、どうすることもできません。ただ受け入れるしかないのです。
軽やかにスルーできるでしょうか?
いつも、ステキなイラストを描いて下さる、朔川揺さんと創作談話をお届け致します。
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「理解せんと、同じ過誤を繰り返すいう件があったやろ。あれ、ドキッとするわ」
『あはは~熱いヤカンは触らないよね。どうしてか。理解してるからだよ』
「なるほど。確かにそうや。まだやってへんのに、どうなるかわかるもんな」
『過去世で理解してるのさ。今生でやらかすのは、理解が足りてないんだよ』
「けどフジさん、人生は決まっとるんやろ。ほな、何を理解するかも決まっとる?」
『そうだね。ただ、理解の深さっていうか、霊的次元は決まってないのさ』
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道術家として私がお伝えする道は、この世で成功する方法でもなければ、幸せを引き寄せる技巧でもございません。
全て決まっておりますから。
過去世で積み重ねた、宿業を済ませるための今生です。いくら恥を搔いても構いません。たくさん失敗してよろしいのです。
見るに留め、聞いて流します。
本体である霊魂のご自分として、ただ理解を深めれば次の世界は拓けて参りましょう。
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「決まっとらんの、来世は」
『自由自在にできるよ』
「ほんま異世界転生ファンタジーやな。転生前に、神さまとあれこれ決めるんよ」
『読んでワクワクする場面だね。ああいうのが流行るって、偶然じゃないと思う』
「そうや。若い人だけやあれへんな」
『オレみたいなオッサン、書店で見掛ける』
「わたしくらいのオバはんもおるで」
『みんなで読めば、自由自在!』
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この30年、入試の結果を間近に見て参りました。まさに悲喜こもごもでございます。
とはいえ、私の中真は、生徒に対していつもそのままでよいと頷いておりました。
すべて済んでいる。来世は自由自在だから、恐れずに安心して進みなさい。
心で微笑みつつ、送り出したのです。
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「わたしらの今生は、来世へ向かう受験の準備みたいなものかしれへんな」
『目の前で起こる結果に、一喜一憂する自分がいる。それはいいの。決まってるからね』
「けど、意識の自分いうか、シレッと見とる自分もあってな。冷めた自分いうんか」
『その感覚だよ。中真の仙骨を通して、霊魂の自分が理解を深めているのさ』
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私の場合は、塾の講師という仕事を通して、理解が深まっていく人生なのです。
そのような設定で参りました。
とはいえ、やらかしたと嘆く瞬間は数知れません。恥と失敗が連なり、後悔だらけ。
ご迷惑を掛けた方々に対して、今更どうする術もないのでございます──
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「どないしたらええんやろな」
『ひたすら謝るのさ。スビバセン』
「亡くなっとる人もおるよ」
『ゼロになって中真でね』
「それで伝わるんか」
『オレはラクになったの』
「相手を許せんこともある」
『そこだよ、揺さん!』
「だから、どこやねん」
『謝る方へ主導権は戻るんだ』
「うーん。納得いかへんな」
『あはは~たーしかに確かに』
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原因と結果
傷つけたあの人
傷つけられたこの人
別々の存在と認識できる地球だから、深く感じて、理解に繋げられるのです。
思った刹那に叶ってしまう幽界では、理解を深めている時間がございません。
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「原因と結果が背中合わせの世界か」
『今回もイラストで助けられたよ』
「フジさん、うまいこと繋げたな。わたしはいつもの通り、ネットで見つけた面白い写メをネタに描いただけや」
『オレは揺さんのイラスト見て、後半が軌道修正できたの。中真感覚に従ってると自然にスッとできるね』
「ほな、塾の仕事もそうなんか」
『常に守護霊と話しながらさ』
「どないな授業やろ」
『再現してみようかな』
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次回フジミドリの私物語、授業の視点から描きましょう。さて、どうなりますか──
10月30日午後3時☆
こちらは翌31日午後6時♡
うわ~( ̄▽ ̄;)
もう11月!