幸せ、求めますか?
「今回は死ぬのが悪いことかいう話や」
『あれっと思ってね。誰でも死ぬじゃん』
「そらそうや。死なんかったら溢れるで」
『死が悪いことなら、死んだら悪人?』
「けどフジさん、幸せは死合わせって……」
『スビバセン。道術の師匠をパクりました』
「ほな、幸福が降伏いう語呂合わせもか」
『あはは~あれはオレの思いつきさ』
♡♡♡
こんにちは!
フジミドリです☆
新シリーズは【癒や詩絵物語】です。
今回は【生と死の仕組み】を扱いました。
素朴な疑問が浮かんだのです。
(死ぬって悪いことか?)
道術家である私。まず中真の仙骨を意識します。頭脳とは別の回路を使うのです。
スッと浮かぶ感覚がございます。
この感覚から物語と詩を創り、朔川揺さんの描いて下さる絵に添えてみました。
♡♡♡
「死後の世界はもう証明されとるの?」
『証明はムリだよ。科学って仮説だから』
「ほな、あるかどうか誰にもわかれへん」
『たーしかに確かに。死んだら戻らない』
「臨死体験した人があれこれ言うとるけど」
『結局は生き返ったわけだからさ~ねぇ』
「ねぇ言われても。ご本人は大真面目やで」
『そりゃ、自分にとっては真実だろうな』
♡♡♡
なるほど。現代は、臨死体験なさった方のお話など、無料動画でいくらも見られます。
残念ながら検証できません。
とはいえ、死後の世界があるとするか否かで人生観は大きく変わってしまうでしょう。
この世を生きる上での根本原理、つまりあり方と言ってよい、そう考えております。
私は、死後の世界があると知っております。その観点から書き続けて参りましょう。
♡♡♡
『イラストありがとね』
「元ネタの画像見る?」
『へぇ。背景が違うんだ』
「これやと無味乾燥やから」
『確かに。絵の方がいいね』
「それやったら嬉しいわ」
『絵を見てまた閃いたのさ』
「意識で繋がっておるんやな」
♡♡♡
絵だけではございません。
初稿を読んで下さった感想として、これだと自殺礼賛ではないかとご指摘頂きました。
そこで改めて読み返してみますと、なるほどだな、と感じられたのです。
一晩眠って目覚めまして、どこをどう直せばよいか浮かんで参りました。
書き終えて満足しております。
♡♡♡
『死ぬのは悪いことじゃないんだぜって思うあまり、ムダな力が入ったかもね』
「まぁ匙加減のムズいところやな」
『指摘してもらったから直せたよ』
「スマンな。うるさいこと言うて」
『とんでもない。ありがたいね』
「フジさんは素直に聞いてくれはるからな。わたしとしても言いやすいんや」
♡♡♡
いえいえ。
決して素直な私ではございません。
むしろ、頑固なまでに我流を押し通す人生だったのです。後悔する事件も数知れず……
静かな生活、穏やかな人柄、和やかな交流など、求めるほど遠ざかってしまいます。
♡♡♡
「そういえば、出逢うたばかりの頃、意見が分かれたことあったな」
『たーしかに確かに。話の中身は忘れちゃったけど、なんかあれこれあったね』
「でもな、いっつもフジさんが謝ってくれたやろ。それで、繋がり切れんかったかも」
『ミドリがこっちにいた頃、ケンカした翌朝オレから謝るって決めていたんだよね』
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もちろん、どなたにも謝る私ではございません。とはいえ、謝ると誤るは同じ言霊です。
また、感謝に使う字でもございます。
そのあたり、いずれ詳しくお伝えできれば。
♡♡♡
お読み頂きありがとうございます!
次のフジミドリは4月7日午前十時。こちら西遊記が11日朝九時の更新です。
是非いらして下さい☆