為末大『諦める力』

道を愛する日本人は特に諦めることをネガティブに捉えがちだが、もっとポップに諦め(つつ、もっとポップにチャレンジし)て、努力せずに勝てるフィールドを探そうぜ。また、「勝つ」とは何かというモノサシも他人(中でもSNSにいる人々)に振り回されず、見極めて行こうぜ、というのが本書のメッセージ。

最高の戦略は努力が娯楽化することである。

わかりやすいビッグな目標、絵に描いたような幸せ。こうしたものを求める感覚は、ソーシャル・メディアの発達によって拍車がかかっているように思える。すべてがつながって、何でも見える世の中になったことで、町民大会で終わらなくなってしまったという感じがする。

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