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樹齢400年の大きな杉に会いにいく。

AIR中、元浜町から少し離れ、彦根へ。この町には知り合いの作家が住んでいます。

知り合いの作家の絵画教室。彦根でとても盛況のようです。

 この町には樹齢400年の大杉があると知り、車を出してもらうことに。

到着。幹がすごい迫力です。

 私は各地で展覧会を開催する合間に、その土地の大木、古木のドローイングをしています。基本は徒歩です。今回はありがたいことに現地に知り合いがいた為、割と足を伸ばせました。

軽く和紙を当てて、フロッタージュをしてみる。
離れるとこういうサイズ感。御神木ですね。優しく触れないといけません。
地衣類?のついているところも。

 まず一度、フロッタージュをしてみました。結果、紙の裏に雨上がりの樹皮の湿度で模様(ヤニなど?)が浮かび上がったので、画材は使わず、写し取る紙を押しつけ取るだけのよりシンプルな方法で再度試みます。こういうのは実際その場でやってみないと分かりませんね。

湿気で和紙が破れないよう優しく。湿度の調整が案外難しい。水彩を描くのと似ている。
凹凸にそっと沿わせる。もはや何かを描くというより”湿気をとる”という方が近い。
うつりました。

 長浜の町で出会った方に頂いた、古い台帳用の和紙の束が一冊手元にあったので、幹の周囲を周り、その和紙に湿気をうつしていきました。

樹皮の分厚さがいい。

 連れて行ってくれた作家には「彦根の古木巡りしよう!」と先に言ってもらっていましたが、今回はこの1箇所だけで日が暮れました。池のある気持ちの良い開けた場所。つい長居してしまうのも無理ありません。

万年筆で。これも長浜の古い和紙。台帳用のものを縦に広げた大きさそのまま。
樹を描くのにちょうど良い。何かが湧き出てくるような・・・。
夜は彦根のバーで作家夫婦と。お世話になりました。

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