山と街と作品
先日福島の鹿島神社へ展覧会で行った際、山形でレジデンスを企画している加藤さんが来てくれて短い間でしたが色々話しました。
そのレジデンスの第一回目に招いたのは画家の山本晶さん。彼女の個展が代官山のアートフロントギャラリーであり、はるばる加藤さんが見に来ると言うので、自分の在廊前に、一緒に行ってみました。
地図を彷彿とさせるようなレイアウトに、鮮やかな色面の絵画です。
地元には、山を越え海から塩を運んだ道があり、その古地図を元に、地元で製材されているチップになる木材をカットし、着彩。地元の方々にワークショップをし、塗ってもらい、それを雪の上で飾ったそうです。
その際に切って残った方、いわばネガの断片を重ね合わせ、今回の作品に。山の稜線や水面に映る景色のようでもあります。その場で何をするかを考えて決めるという即興的な面や、作家のむき出しの視点が出てくるような、ドローイング的な面白さがあります。また切り捨てられたものを繕う意識も感じます。
その後、日本橋へ移動し、不忍画廊で作家と落ち合う。
ここ最近では最も暑い1日でした。
22日(土)の14時頃から。23日(日)は一日中在廊予定です。