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Le gâteau ぽーぽー
ぽーぽーという沖縄のお菓子が好きで、レシピほぼ暗記で時々作って楽しんでいる。
出会いは勿論沖縄。ある沖縄訪問、りうぼうスーパーで「ちんびん」という名前でそのお菓子は売っていた。
お好み焼き、クレープ、空気の孔が表面にある小麦粉系の焼き菓子?
はじめお菓子だと思わないで塩気の味を想定していたが、黒糖香る優しい甘さのお菓子だった。
沖縄にはサーターアンダギー、ちんすこうなど、素朴菓子の王者たちが名を連ねているが、それらを抜いて自分の中ではナンバーワンになったのが、ぽーぽーなのである。
お土産物店にはなかなか見かけない、おそらく家庭料理級のお菓子なんだと思う。他のお菓子と比べて保存性が低かったり、形状を保つのが困難だからなのだろうか。
それ以前に全国的にメジャーではないのかもしれない。そこにまた、くすぐられるところがある。
材料もレシピもシンプル。
原料は、黒糖、薄力粉、ベーキングパウダー、卵、牛乳。他に焼き用の油。
参考にしているレシピはこちら
基本形を何回か練習して、その回の良し悪しを楽しみながら、優しすぎるぽーぽーの味に癒されている。
今回のぽーぽー、実は黒糖不足! ざらめを分量に足してみた。
シナモン粉末が大量に残っていた! お粉に混ぜ込んでみた。ひと小瓶全て。
ざらめが完全に溶けないまま、フライパンでいつものように焼いてみた。
レシピ分量で8本分くらいできる。
できあがり1本を試食。(あとですべて自分でいただくのですが)
ざらめ正解。残ったざらめの食感がいい。これもありだと実感した。
シナモン正解。色味もいいし、大量かなと思ったけど香りもくどくない。
ぽーぽーと相性100%。
すすめられたのは、白みそあんを巻いたぽーぽー。うまそうやないかい。
奄美物産品の入手が伝手で容易だったころ、贅沢にも加計呂麻島の黒糖を使用して作った時もあった。
沖縄各地に良質な黒糖が豊富にあるし、焼酎もある黒糖は奄美のものも良い。味、コク、色をいかした料理にぜひ使用したい。
大量に使用したいときは、業務スーパーさんのものにお世話になっています。ぽーぽーは美味しくできます。濃い色も良いです。
黒糖焼酎、最近ご無沙汰しています。焼酎の中でランキング1位なんだけどな。ライフスタイルが変わったらまた復活させたいです。
個人的な位置づけでは、黒糖焼酎の異端「紅さんご」。異端という焼酎好きの意見もあるけれど、好きです。異端って言ったら申し訳ないかもしれません、マイ特別な焼酎です。
アルコール度数40度って、ウィスキーの領域。琥珀色、香りはカラメル寄りの甘さ。
基本焼酎というせへごれの方には、香りの甘さを敬遠される方もいらっしゃることでしょう。個人的には基本焼酎も良し、特徴に特化した無二の焼酎もいいのです。
ぽーぽーの話、沖縄のモードに戻ります。
黒糖なしでグラニュー糖代替えで、形にはなり美味しいものに仕上がるけれど、やはり黒糖の香りのやさしさなてぃかしさが欲しい。ぽーぽーには黒糖が必須とあらためて実感。
今のところ最後の沖縄訪問は、ちょうど2年前になります。
帰っている人、仕事で来ている人との再会と、やちむん通りをゆっくり観光したかもしれません。
バス停名しりとりも忘れていませんでした。沖縄にはゆいレールもございますから。
今年また行けたらいいな。ぽーぽーを作るとき、沖縄に思いをはせるのも、貴重な時間かもしれません。
次はどこの黒糖を入手して、またぽーぽーを作ってみるのかな。
楽しみは続く。