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【熱中症対策】スポーツドリンクに含まれる砂糖の量がえぐい件について
・スポーツドリンク500mlでは角砂糖が10個含まれる。
・1時間以上の運動をする場合には、4~8%(40~80g)の糖質を含んだドリンクなどを利用する。
・運動を伴わない場合は、「0.1~0.2%程度の食塩水」と「砂糖大さじ2~4杯の糖分」を加えたものが、効率よく水分を吸収でき有効な予防になる。
こんちゃ(*'▽')さいとりおです。
今回はスポーツドリンクに含まれる砂糖の量がえぐい件について解説していきます(*'▽')
ところで読者のあなたは、「熱中症対策」で水分補給される時に使うスポーツドリンクにどれくらい角砂糖が入っているのかご存知でしょうか?
因みに角砂糖(かくざとう)は、1個約3~4gの砂糖に相当します。
角砂糖を使うときは、コーヒーとか紅茶に1-2個程度だと思いますが、果たしてどのくらいスポーツドリンクに入っているのでしょうか?見ていきたいと思います。
この記事で得られること
✅スポーツドリンクに含まれる角砂糖の量
✅熱中症対策で推奨される飲み物
✅ドリンクレシピ
🔻動画解説はこちらより🔻
熱中症について
ちょっと前のデータで申し訳ないですが、熱中症で運ばれる患者数を見ていきましょう。
平成25年(2013年)6月~9月の夏季4か月間に医療機関を受診し、熱中症関連の診断を受けた407,948人であった。
病院を受診した患者数なので、熱中症の症状を感じた人はもっと多そうですね。
暑熱環境における体調不良では常に熱中症を疑い、熱中症とは「暑熱環境における身体適応の障害によって起こる状態の総称」である。
すなわち 「暑熱による諸症状を呈するもの」になる。
その諸症状はめまい、失神(立ちくらみ)、生あくび、大量の発汗、 強い口渇感、筋肉痛、筋肉の硬直(こむら返り)、 頭痛、嘔吐、倦怠感などの諸症状を呈する。
もし上のような熱中症の徴候を認めた際には、特に塩分と水分が適切に配合された経口補水液(ORS:Oral Rehydration Solution)が適切である。
ORSは、当初発展途上国での乳幼児の脱水症の予防や治療目的、特にコレラによる脱水治療のために世界保健機関が開発した。
小腸でNaとブドウ糖は1:1で吸収されることからORS も同様の組成となっている。
で、ORSの代表的な商品は
✅オーエスワン(OS-1)
✅アクアソリタ
✅アクアライトORS(小児用)
この3つくらいかな?
普通の飲料水と違って、「服用量が決まってるもの」もあるからよく確認してから使用しようね(*'▽')
❑Point
熱中症の徴候が見られたら、経口補水液を使うことをおススメする。
スポーツドリンク
では次に、スポーツドリンクを見ていきましょう。
通常の水分・電解質補給であれば、市販のスポーツドリンクで十分である。
健康な成人でも下痢や嘔吐、発熱、発汗、経口摂取不足でいわゆる夏バテを感じた際に飲むことで熱中症の予防になる。
しかし、厳密には予防という観点からは、スポーツドリンクでの頻回な飲水でも問題ないが、注意して欲しいのがスポーツドリンクは塩分量が少なく、糖分が多いことです。
この表を参考させて頂くと、スポーツドリンクの炭水化物量が1000mlで67g入っていることになる。
つまり500mlのペットボトルだと、約30g程度なので、角砂糖で表すと10個になる。
やべえよ...やべえよ...。(笑)
しかし、公益財団法人日本スポーツ協会によると、夏のトレーニングでは、塩分のみならず1時間以上の運動をする場合には、4~8%(40~80g)の糖質を含んだドリンクなどを利用することが疲労の予防だけでなく水分補給効果を高めると示している。
個人的には炭水化物量とコスト面が気になるので、ドリンク類を2~3倍に希釈して使用するなどするかな?
熱中症診療ガイドライン2015では、適切な水分補給としては体重測定をおこない、その減少分と同等の水分補給。
または、0.1から0.2%程度の食塩水(1Lの水に1~2gの食塩)と砂糖大さじ2~4杯(20-40g)の糖分を加えたものが、効率よく水分を吸収でき有効な予防になるとあります。
市販の飲料水であれば「Na量を100mLあたり40-80mg含んだもの」が適当である。
❑Point
✅1時間以上の運動をするなら、スポーツドリンクの炭水化物量が良いみたい。『4~8%(40~80g)の糖質より』
✅普段の場合は、食塩水(1Lの水に1~2gの食塩)と砂糖大さじ2~4杯(20-40g)の糖分を加えたものが良い。
✅市販の飲料水であればNa量を100mLあたり40-80mg含んだものが適当である。
糖質の効果
何でこんなに糖質が入っているんだろうか?
それにはちゃんとした意味があります。
暑熱時における運動中の水分補給量の重要性や、飲料水が砂糖・ 果糖の混合液がより、体水分量の回復と身体の疲労回復につながる。
近年では、運動中の糖質飲料が咽頭部を通り過ぎる刺激だけでも脳の中枢性疲労が緩和されるとの報告があり、口渇感がなくとも糖質溶液を口に含むことがすすめられている。
とは言え、スポーツドリンクに限らず清涼飲料水を運動せずに日常的に飲んでるということは、角砂糖10個それだけでとってしまっていることになる。
❑Point
✅糖質の効果は、体水分量の回復と身体疲労効果がある。
まとめ
✅スポーツドリンクの炭水化物量が1000mlで67g入っていると仮定すると、500mlのペットボトルでは角砂糖が10個含まれる。
✅1時間以上の運動をする場合には、4~8%(40~80g)の糖質を含んだドリンクなどを利用する。
✅運動を伴わない場合は、0.1~0.2%程度の食塩水と砂糖大さじ2~4杯の糖分を加えたものが、効率よく水分を吸収でき有効な予防になる。
でした( ^ω^ )
最後まで見て頂きましてありがとうございます。その他健康に関する情報を発信をしてますので、そちらも是非ご覧くださいね!!
気になることがあればどんどんコメントしてねー( ^ω^ )
それでは、ばいばーい(@^^)/~~~
🔻この記事を書いた人🔻
派遣薬剤師|病気になってから後悔される方が大勢いるのに気づく|健康の内からできる疾病予防に努める。
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【熱中症の予防】
— 汗かき💦薬剤師saitorio@健康リテラシー×ブログ×YouTube (@saitorio3) June 10, 2020
✅梅昆布茶
✅味噌汁
【1時間以上の運動】
✅4~ 8%の糖質を含んだドリンク
疲労の予防だけでなく水分補給効果を高める。
【通常の水分補給】
✅食塩濃度0.1~0.2%が推奨
ナトリウム濃度にすると
100mLあたり40~80mg 程度が望ましい飲料となる。#水分補給#熱中症
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あとがき
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