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【こむらがえりとは】簡単に治す方法|発症原因と3つの関連疾患|

ぷよーー( ^ω^ )

汗かき薬剤師saitorioと申します。

今回は『こむらがえり』について解説していきます(*'▽')

この記事を読むことで得られること

☑こむらがえりとはなにか?
☑原因と関連疾患
☑薬物治療と改善方法

こむら返りを取り上げたきっかけは、Twitterで何故か『こむらがえり』トレンドに上がってたんですよね。

なんでなんだろう?とは思いましたが、今求められていることが『こむらがえり』だろうと思った次第です( ^ω^ )

🔻YouTubeはこちら🔻

こむらがえりは簡単に治せる|原因|糖尿病|不眠|ストレッチ
➡動画解説はこちらよりhttps://youtu.be/YRnLUamHpcw

それでは・・レッツゴー( ゚Д゚)!!!

こむらがえりとは

主にふくらはぎや足の小筋群に生じる痛みを伴う筋収縮のことで、専門的には「腓腹筋(ひふくきん)痙攣」と言う。

原因として挙げられるのが、筋肉の疲労や運動不足、脱水や体液の成分である電解質の異常(カリウム、カルシウム、マグネシウムの不足)などが考えられる。

中でも、こむら返りには大きく分けて2種類存在する。

☑睡眠関連こむら返り
☑覚醒時や運動時に起こるこむらがえり

睡眠関連こむら返りは、睡眠中に主にふくらはぎや足の小筋群に生じる痛みを伴う筋収縮であり、片側性の場合が多い。

睡眠中に生じると、睡眠が分断され、高頻度の場合には不眠の原因ともなる。

❑Point
☑こむら返りとは、主にふくらはぎや足の小筋群に生じる痛みを伴う筋収縮のけいれんを指す。
☑原因は、筋肉の疲労や運動不足、脱水や体液の成分である電解質の異常など

こむら返りに関連する3疾患

次にこむらがえり関連の3疾患を見ていきましょう。

足の痙攣だと軽視されて重大な疾患の前兆かも知れないので、じっくり見ていきましょう。

❐腎疾患
➡腎不全、透析患者などで高頻度にみられる。

こむら返りを起こす原因の1つに、体液の成分である電解質の異常がありました。

腎臓の働きによって体内のミネラルが調整されているため、こむら返りが起こるということは、腎機能が低下している可能性があります。

❐糖尿病
➡糖尿病の3大合併症の中の神経障害が原因

神経障害のうち多発神経障害の自覚症状は、特に足のしびれやほてり、足底に何か張り付いた感じ、こむらがえりなどを特に夜間に認める傾向がある。

❐レストレスレッグス症候群(RLS)
➡こむら返りとは別の症状である。

レストレスレッグス症候群とこむら返りは非常に似ている症状を示す時があり注意が必要です。

何故ならレストレスレッグス症候群の診断基準の中に、RLS以外の疾患(筋肉痛,静脈うっ滞,下腿浮腫,関節炎,こむら返り,姿勢による不快感,フットタッピング(い わゆる貧乏ゆすり))の除外

とあり、こむら返りはレストレスレッグス症候群擬似病態との位置付けである。

そのため、こむらがえりだと思われていた症状が、実はレストレスレッグス症候群であるケースもあります。

病態の診断は専門医でないと困難であるために、レストレスレッグス症候群で受診される際は、神経内科へ行くことをおススメする。

❑Point
☑こむら返りの症状は、ある疾患によって起こることがあるために、頻繁に起こる場合は病院の受診をおススメする。

治療方法

こむら返りの治療としては一番簡単な方法としては、罹患筋(患部、けいれん部分)の保温やストレッチを行うことである。

特に運動後の筋痙攣に対しては水分補給が有効である。

それでも効果が得られない場合は、薬物治療を考慮する。

使用される薬剤はビタミンB群、Ca拮抗剤(ベラパミル,ジルチアゼム)、抗てんかん薬のガバペンチン、中枢性筋弛緩薬などが用いられることが多い。

もっとも有名なのは、漢方薬である芍薬甘草湯ですね。

芍薬甘草湯を就寝前に飲むことで予防効果がある。

こむら返が起きている間でも芍薬甘草湯を服用することで、直ぐに効き目が表れるところも凄い。

❑Point
☑こむら返りの治療で一番簡単なのは患部の保温やストレッチを行うことである。

足浴のすすめ

足浴は古くから医療現場に利用し易い温熱療法として使用されている。

その効果は、疾痛の軽減や入眠改善などに用いられ、血管拡張による血流量の増加、むくみの改善、リラクゼーション効果、深部体温上昇効果があると報告されている。

つまり、こむら返りが頻繁に起こることが原因で、寝れない人には効果絶大であることが分かるだろうか?

また、習慣的に足浴を実施することで細胞性免疫能が高まり、特に風邪を引きやすい高齢者においてインフルエンザや風邪等を予防する上でその効果が期待されている。

さらに、足浴を行うことで、こむら返りの減少し、芍薬甘草湯の服薬回数の減少、神経伝導速度の上昇を認めたという報告もある。 

私が今回参考にさせて頂いた論文では、『41℃で30分の足浴がエネルギー消費量および心拍数や鼓膜温,血圧に及ぼす影響を検討した結果, 全ての項目において有意な変化が認められなかった』とありました。

つまり、足浴は全身浴に比べ体温や血圧に変化を及ぼさず安全に行える半面、エネルギー消費量を亢進する作用が弱いということが分かりました。

心臓が悪い方や衰弱状態の方で全身浴ができない場合は、是非足浴をやってみて下さい( ^ω^ )

足浴の方法は40℃前後の温度で20~30分くらいを目安にされるといいでしょうか?

ご自身の体調に合わせて行いましょう!!

❑Point
☑足浴の効果はこむら返りの減少させ、芍薬甘草湯の服薬回数の減少、神経伝導速度の上昇を認めた。

結論

☑こむら返りとは、主にふくらはぎや足の小筋群に生じる痛みを伴う筋収縮のけいれんを指しその原因は、筋肉の疲労や運動不足、脱水や体液の成分である電解質の異常などである。

☑こむら返りの症状は、ある疾患によって起こることがあるために、頻繁に起こる場合は病院の受診をおススメする。

☑こむら返りの治療で一番簡単なのは患部の保温やストレッチを行うことである。

☑足浴の効果はこむら返りの減少させ、芍薬甘草湯の服薬回数の減少、神経伝導速度の上昇を認めた。

でした(*'▽')

最後まで見て頂きましてありがとうございます。

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🔻参考文献🔻

齢者の神経疾患における睡眠障害(不眠を中心に)
足浴がエネルギー代謝に及ぼす影響の検討
高齢者の睡眠関連運動障害

派遣薬剤師|多汗症|人前が苦手|あがり症|使命→病気になって後悔される患者が大勢いることに気づく|健康な今からあなたの疾病予防に努めようとYouTubeやtwitterで(https://twitter.com/saitorio3)で健康情報を発信中|ゲームは嗜む程度