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人はなぜ銭湯に行くのか。
こんばんは。
みなさま、4連休いかがお過ごしだったでしょうか。
連休最終日の今日は、日曜日でしたね。
毎週日曜の夜には、わたしは近所の銭湯にいくことを習慣にしています。「銭湯」というと、最近は大型のスーパー銭湯をイメージしがちですが、いえいえ、違います。
わたしが通うのは、昭和の香り漂う「ザ・銭湯」です。
イッテQを観た後、洗面器にシャンプー、リンス、ボディタオル、洗顔料を突っ込み、そこにバスタオルを乗っけていざ銭湯へ。とことこ歩いて5分ほどですが、脳内ではもちろん、南こうせつの「神田川」がリピートします。
待ち合わせなんてしないけどさ。今、夏だしさ。と不貞腐れていると、あっというまに到着です。
銭湯の料金は470円。1000円出しても、500円出しても10円でおつりがくる。この10円はのちのちドライヤー代になるから、なんとも考え抜かれた料金だなと感心する470円です。
行きつけの銭湯は、とても小さい銭湯ですが、清掃が行き届いていて、なんとも気持ちいい。
で・・・湯船に浸かって毎回考えること。
「なぜ人は銭湯にいくのか。」
いやいや、気持ちいいからでしょ(終了)。と、言いたい気持ちは分かりますが、ついつい、「本質を考える」ことをやってみたいだけなので、少々お付き合いください。
銭湯だけでなく、温泉に行くことにも当てはまるけれども、大きく分けてすぐに思いつくのは、次の2つの理由。
①広い風呂が気持ちがいい(リフレッシュ、ストレス解消などの目的も含む。)
②体を洗いたい(風呂がない、風呂桶がないなども含む。)
・・・・・
なんだろう、どうも、この2つだけでは説明できない何かがある気がする。
私の場合、①は該当。②は非該当。部屋にそれほど大きくないけれどもお風呂はあるから、銭湯に行ってきれいにならない!というものでもない。
ならば、なぜ自分は毎週銭湯に行くのだろう。
湯船に浸かっていつも考える。
同じ時間に銭湯にいる人は、だいたい3〜4人。みんな、一人で来ている。みんな、私なんかより通い詰めている大ベテラン。みんな、いい感じで力が抜けている。
・・・・・
・・・・・
まだ、問への答えははっきり出ていないけれど、今日のあたりの考察はこんなかんじ。
・みんな、毎日、服をちゃんと着て、メイクもして、「人前に出れる「ひと」」をやっている
・人前に出れる「ひと」を脱げる場所は、基本的にパーソナルスペースである「家」
・そのなかでも、物理的に服を脱いで、全裸になれる場所は、「お風呂」
・一方、パブリックスペースで、堂々と、その「ひと」を脱げる場所がある
→ それは、「パブリックな風呂」である銭湯か温泉。
・しかも、全裸でいる時間が、パーソナルスペースの家よりも長い
・かつ、パブリックな場所であることにより、「ほかの人も自分と同じだ」という安心感が得られる
・・・だから、ひとは銭湯にいく。
まとめると、
みんな自分と同じで、普段がんばって「ひと」をやっているけど、全裸の時間を共有することで、みんな自分と同じだ、と感じて得られる何かしらの安心感を求めに行っているのではないか。
というのが今日のところの考察です。
最後に・・・追加で毎回思うこと。
番台に、ねこがいたら完璧。
・・・・世界のすべてはねこで回っている私。
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
明日もいい日でありますように。