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SHOEIのヘルメット「Glamster(グラムスター)」について語る

今日は、僕の使っているヘルメット、SHOEIのGlamster(グラムスター)について書こうかと思います。


…と、その前に。

冒頭からいきなり脱線しますが、僕の愛車はヤマハの「SR400」といいます。エンジンは空冷単気筒、デザインはレトロ系…というか、もはや存在自体がレトロなバイクです。

こんなやつ


バイクのデザインがこんな感じなので、ヘルメットも「最先端!」「近未来!」「レーシー!」といった感じのものよりは、レトロな雰囲気のものが似合うわけです。

しかし、ここでSRオーナーは一つの悩みにぶち当たるのですね。
それは…。

「レトロなデザインのフルフェイスが少ない!!」

ということ。


安全面を考えると、頭全体を覆うフルフェイス型のヘルメットを選びたいというライダーは多いと思いますが、一般的なフルフェイスヘルメットはわりと「最先端デザイン」が多いのです。

そのため「レトロな雰囲気のフルフェイス」となると、選択肢はけっこう絞られます。

SHOEIのグラムスターは、その「数少ない選択肢」の一つ。

このヘルメットの魅力は大きく分けて2つだと思っているのですが、
1つめはまさに「数少ないレトロ系フルフェイス」であることです。

シンプル&レトロなフォルムですね
後ろ側もツルッとしてます


近年のヘルメットは、空力やベンチレーション(ヘルメット内の換気)のため、何やら突起物がついているものも多いのですが、グラムスターはシンプルです。

このシンプルさが、逆に貴重というか。


あ、シンプルながら一応はベンチレーションの機能もあります。

額のあたりに、空気の取り込み口がありまして…
もちろん、寒いときや雨のときなどは閉じることも可能
口元にもスリットがあります。デザイン的にも良い感じ


ついでにその他の部分もお見せしましょうか。


あごひもはシンプルなタイプ(バックル等はありません)
このステッカーは「バイク乗りによる地球愛護活動」ラブ・ジ・アースのもの。もちろん自分で貼ったもので、唯一のカスタムポイントです



少々話が脱線しましたが、ともかくこのデザイン性のおかげで、SRのようなバイクにも違和感なくフィットするのが魅力です。


そして、このヘルメットの2つめの魅力は「軽い!」ということ。

実はこのヘルメットを使う前は、Kabutoの「KAMUI-Ⅱ」というフルフェイスを使っていました。それも別に不満があるほど重いわけではなかったのですが、グラムスターを被った瞬間に「うわ、軽い!」と驚きました。

この軽さは長距離走行時にはかなり恩恵が大きく、昨年夏に行った東北ツーリングでも、ずいぶんと助けられたと思います。

軽いけれど、なんたってメーカーはSHOEIですから、安全性に関して不安もありません。


ざっくりと紹介すれば、グラムスターの魅力はこの2点(デザイン・軽さ)だと思います。


一方で、不満(できればお願いしたい)点も2点ありまして…。

1つめが「やっぱりインナーシェード欲しい!」ということ。


近年のヘルメットは、まぶしいときにガシャッと下ろせるインナーシェード(つまりサンバイザー)を内蔵しているものもあります。

これ、やっぱりツーリングしてると便利なんですよね…。

もちろんライダーによって要・不要はあると思うのですが、僕はこれ、けっこう「欲しい派」でして。

日中はシェードを下ろし、トンネルに入ったときや夕方になってきたら上げるという可変を瞬時にできるのは、やっぱり便利なのです。

グラムスターにはこういった機構がないので、まぶしいときも「我慢する」しかありません。別途スモークシールドを購入すれば日中のまぶしさは防げますが、そうすると、トンネルに入ったときや夜間の走行が怖い。

ツーリング中は「やっぱりインナーシェード欲しいなぁ…」と思うこともしばしばです。


不満(できればお願いしたい)点の2つめは、やはり「お値段」。

もはやAraiとSHOEIはプレミアムヘルメットメーカーという位置づけになっているので、そりゃまぁ「安いのが良ければ他にすればいいじゃん」という話ではあるのですが…。

それにしたってグラムスターのお値段は「4万9,500円」ですからね…。

買い替え時にはかなり、相当な、気合いを入れることになるでしょう。


価格帯がリーズナブルなKabutoさん、インナーシェードを装備したレトロ路線のモデルを出してくれませんか?という淡い期待などもあったりするのですが、それはまた別の話ですね。


というわけで、そんな2点が不満ではあったりするのですが…。

このデザインはやっぱりとてもカッコよいので、SRなどレトロ系デザインのバイクに乗っている人には、グラムスターおすすめですよ。

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